キャプテンのウラ話(消えてしまったため再掲)
「1人も置いてきぼりにせずチームをまとめて欲しい。それが出来るのがつっきーだ。」
と瀬上監督(現 総監督)に言われたのがキャプテンの始まりです。
これがまた大変で、でも大きなやりがいを感じたことの1つです。
あっ!先に言っておきますが、多分これめっちゃ長くなります。
ささっと読める文にまとめる、というよりは文に起こして整理して、残しておきたい欲が強いからです。
きっと、これを読み終わった方は僕にこう言いたくなるでしょう。
いつも通り「...やっぱり何でもない」で止めておいてくれ、と。笑
...それでも読んで下さるのであれば、クチぐせ「やっぱり何でもない」の向こう側をお見せします。時間がある時に。ぜひ。
よろしくお願いします🙏
当時のチーム状況
当時は競技に対する温度差が大きく、本気で箱根を目指している者と、ただただ何となく毎日を過ごしている者とが同じ寮で生活している、何かおかしいアスリート寮でした。
そんなチーム状況のなかチームを引っ張っていくとなった時に、意識の高い者に基準を合わせるとより温度差が広がり、ついてこれない者が出てきてしまいます。
それどころか熱意のある者が煙たがられるような最悪の状況にもなりかねません。実際そのような経験もしてきました。
しかしだからといって、冷めている人に合わせているほど余裕のある状況でもありませんでした。
自分の長所は...
さて、話はちょっと変わって...🙏
僕の長所は『人の長所ががたくさん見えるところ』だと勝手に思っています(長所が見えるのが長所ってのはおかしな話ですが笑)。
それに気付いたのは3年生の夏、前コーチの君塚さんが『長所探し』と題して、他の部員一人一人の長所を書く、という取り組みをした時でした。
君塚さんから説明を受け、書き終えた者から部屋に帰っていいとのことだったのですが、みんな書き終えバラバラと帰って行くなか、僕はなかなか皆の長所が書き終わらず、結局最後まで残っていたのを覚えています。
後でそれが一覧ファイルで共有され、他の人が書いた用紙も見れるようになったとき...
(先に言っておきます、以下自己満です。不快な思いをさせてしまったら本当にすみません。)
自分の書いた他の人の長所が、他と比べてかなり的をついていて、ビッシリ、具体的で驚きました。
合宿中だったので、他の人は疲れていてササッと済ませただけなのかもしれませんが、当時の僕はちょっぴり優越感に浸り、それと同時に『人の長所を沢山見つけられること』が自分の長所と認識したのでありました。
他の人が書いてくれた僕の長所のなかにも似たような内容があり、改めて売りにすることに決めました笑
お節介大作戦
話を戻して...戻して...🙏
当時のようなチーム状況でも、競技に対する温度差に関係なく、一人一人に長所があります。
そしてその一人一人の良さがガンガン出てきたら、絶対に面白い戦いが出来るという自信がありました。(根拠は全くないのですが!笑)
当時のチーム発足にあたり一人一つずつ、決意の漢字一文字を書いて張り出しました。
僕が書いたのは『信』。
俺らならやれるという根拠なき自信と、チームのポテンシャルをどんなときも信じていようと言う気持ちから決めたものです。
(☝️隣は三井貴久副主将 愛称はたかピー)
僕は『人の長所がたくさん見える長所』を使って、その人の長所がどうチームに生きてくるのか、なぜチームに必要なのかを伝えることで、まずはチームに必要な存在なのだと分かって貰い、その上で何とかもう一度、自分から火をつけてくれるように働きかけました
(これをお節介大作戦といいます笑)。
それぞれタイプや状況も違うので、一人一人に合った声のかけ方・接し方が必要で、ある時は上の者に合わせて上を見たり、ある時は上手くいっていない者の気持ちになって一緒に足元をみたり。
自分の色を、カメレオンの如く相手の色にコロコロ合わせながら(いわゆる八方美人ってやつですね💦)、時々自分が何色かも分からなくなるときもあり、それはかなり自分の精神を削るものでした。
自分の心をバラバラに割いて、みんなに配っているような感覚すらありました。
自分の力を磨くことにエネルギーを注ぐのがアスリート。
本来はそれですら手一杯なのに、それに加えて他部員への着火作業...。
正直、流石にこれは自分が死ぬ...と思いました笑
『ひとりも置いてきぼりにせず頼む』
...なんて絶対無理やろ瀬上さんっ!
そんな時に新しく始めたのが『縦割り班』でした。
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っと、すみません。
明日も朝練があるので、次話に持ち越しとさせて頂きます。
(バラバラに割いて配った心が、何倍にもなって返ってくるのはもっともっと後の話ですが笑)
ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。
長くなってしまいそうですが、丁寧に、一生懸命書いていきます。
今日もつっきーの無駄話を聞いてくださりありがとうございました。