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『殺戮にいたる病』を読みました。

我孫子武丸の『殺戮にいたる病』を読みました。

まさか叙述トリックとはね。
すぐに読み直した。2回読んだ。

めっちゃ面白かった。

そして誰にもまったく感情移入できんかった。
犯人の愛はもちろんわからん!
子に過干渉すな!
犯人わかったなら通報しよう!
人の男に手を出すな!
振った女に執着すな!
誰にも肩入れせずに読めたかもしれない。

この小説、脳男の作者の小説ということしか知らんけど脳男は面白いので(映画しか見てない)これも面白そう〜などと思って読んだけど、作者全然違う人だった。
こわ。何?
脳男は首藤瓜於の小説です。
殺戮にいたる病は我孫子武丸。
とにかく全然前知識なしで読んだらまさかの叙述トリックだったのでびっくりした。最高
叙述トリックがあるって知らずに叙述トリックに出会うのがいちばん最高。
「叙述トリックがある小説」って検索したら叙述トリックがあるって知ってて読む羽目になっちゃうので…

・叙述トリック
・人が死ぬ(事件が起きる)
・いわゆるクソデカ感情(感情移入できる)
この3つの要素にわたしは最高最高最高〜と言いがち。2つ当てはまりましたね。

クソデカ感情が好きなんだと思ってたけど、感情移入するのが好きなんだなという気づきを得た。

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