ガソリン生活
伊坂幸太郎「ガソリン生活」を読んだ
緑色のデミオが人間界の物事を見聞きしながらミステリーに挑む⁉
というか、車は自発的に動けないのだが、いつでもご主人様に寄り添って
それこそ足になって活躍してくれているのだ
視点が面白いな、と思った作品
同時にわが愛車MINIに、思いをはせてみる・・・
今年で丸14年のおつきあい。昔、ローバー社のMINIが数台、田舎のドライブインに、ずらーっと並んでいた光景を見た時に、ビビッときた
なんてかわいい車!なんていう名前?え、外車なん?いつか乗ってみたいな
時を経てMINIのオーナーになった
ローバーではなく、BMWのMINIになっていたけれど、十分かわいかった
それまでは、自分には贅沢な買い物・・・と、どこかで所有することに否定的だった
思えば車だけに限らず、好きなものであってもお金を基準にして、我慢してしまう傾向はあった
だけど、買った。「この車に相応しい女になるぞ!」と気負ってもみた
14年たって、その気負いは何処かへ行ってしまったが・・・?
でも、今でもその時の気持ちを覚えているから、なかなか次の車に買い替える気持ちになれないのだろう
まして緑のデミオみたいに、ご主人様LOVEの物語を読んだ後なら、なおさら