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初めの連れ去り13
そんな感じで、家庭裁判所の調査官の報告書の結論は、まとめられており、正直、調査に来なくても分かるような、普通の事だけが調査報告書には書かれおり、平日の勤務時間中にも関わらず、長女を幼稚園まで迎えに行き、僕と長女が、何度も家庭裁判所へ出向き調査官と面接した意味など何もありませんでした。
そして、次の審判が行われ、開始早々に妻から虚偽の主張ばかりが「陳述書」として提出され、その虚偽の話を聞くだけで終わると言う、何とも意味のない時間で終了しました。
その後、終了間際に妻から「長女と長い間会えていない事が耐えれない!面会交流を実施して欲しい!」と裁判官に申し出て、裁判官は「よろしい!双方相談の元、早期に面会交流を実施すること!」と言われた。
長い間?会えていない?妻は何を言っているんだ?僕から子供を引き離して連絡すらしてこなかった人間が言う事ではないだろう?
その時は、怒りが込み上げていましたが、ふと子供の立場で考えると、「自分自身の感情で子供に制限する事は間違えている」「妻の考えと同じ人間にはなりたくない」「帰って長女に聞いてみないと長女の本心がわからない…」色々な事が頭の中をかけめぐりました。
結果、「妻の自己中心的な考えに、腹を立てている自分がいて、子供の目線で考えれていない」という結論になり、その日に家へ帰って夕飯時に長女に面会交流の事を、長女にもわかりやすく説明をして聞いてみた。
「◯◯ちゃん(長男)には会いたいし遊びたいけど、ママとは会いたくない!せっかくパパの所に帰って来れて友達と毎日楽しく遊べるのに…ママと会ったらまた連れて行かれて暗い部屋で◯◯ちゃんと2人でずっとおらなアカンからイヤ!」と言われた。
後日、弁護士から連絡があり「子供の意見より、相手方が面会交流を申し出てきてる以上、断ると今後不利な状況になりますよ」と言われ、悩んだが「当日まで長女を説得してみるので、面会交流の日程を相手方と相談しててください」と弁護士に頼んだ。
後に、その事をとても後悔する…
そして、その話から2週間後の日曜日に、妻の実家近くのファミリーレストランで、双方の弁護士付き添いの元、面会交流が行われる事となった。
面会交流当日まで、妻に会う事を長女は拒否していましたが、「長男にも会えるし、ママが怖いならパパと一緒にいれば、ママに連れて行かないようにパパ絶対にが守るから!」と指切りをし約束してから、待ち合わせ場所に向かった。
そして、待ち合わせ場所には僕と僕の弁護士が先に到着して、妻と妻の弁護士を待っていた、15分も遅れて到着した妻は、悪びれる様子もなく平然としていた。
そんな態度をみて、相変わらず時間にルーズだと思いましたが、遅れた事を指摘すると逆上しかねないので僕は黙っていた。
すると突然、妻の姿を見た長女は全力で逃げ出してしまった。
慌てて僕は長女を追いかけましたが、急に「こわいよー!」と泣き出してしまい、長女を落ち付かせるため、妻には一旦離れてもらう事にした。
10分ほどして、落ち着いた長女と長男を先に会わせて後から妻にはファミリーレストランに入ってきてもらう事にした。
そして、5分ほど経過して、長女と長男が仲良く話しをして落ち着いた頃に妻が席に来ました、その時、長女は横にいた僕の腕にギュっとしがみついてきましたが「大丈夫だよ」と背中をさすって落ち着かせた。
その後は、一見はたから見れば家族で普通に食事をしに来ているだけの光景ですが、向かいの席には双方の弁護士が座り状況を手帳に書きとめているという現状でした。
当日の面会交流の予定は、弁護士の予定などもあり1時間ほどでしたが、妻がプリクラを撮りたいと言い出し、弁護士に相談して少しだけ時間を延長してもらった。
そして、その日の面会交流は終了し、帰り際に長女が長男と繋いだ手を離したくないと駄々をこねて泣きそうになっていて「ママだけ帰ってよ!」と言い出し弁護士も困っていた。
そんな光景を妻はどのように捉えていたのだろうか
何とか長女を説得して、「早いうちに次回の面会をしようね、だからすぐに会えるよ」と言い帰宅した。
帰りの電車の中で長女は「前は遊びに行っても、みんなで一緒の家に帰って、一緒に暮らしていたのに、何で別々の家に帰って、別々に暮らすようになったの?」と僕に不思議そうに聞いてきた。
長女に不安な思いや寂しい思いをさせてしまっていると感じた僕は、電車の中にも関わらず思わず泣きそうになってしまった。
続く…