九州ラーメン日吉大和田店
はっきりしない天気だ。
予報は午後から晴れ、でも今は雨が降りそう。
今日は君津にある九州ラーメン日吉に行く。
君津製鉄所が出来た時、北九州から2万人も移動してきた。移動には作業員や技術者だけでなくラーメン屋も一緒だった。そのラーメン屋が当時の味のまま今も営業してる。ざっと50年以上前の豚骨ラーメンが食べられるのは興味深い。
なんとなく君津の方向くらいの心持ちで家を出たのが拙かった。
何度も住宅街に突っ込み迷った。
この日は方向感覚が狂っていて、何故かたどった道がことごとく間違ってた。
Google mapsを見ても間違うからお手上げだ。
反対方向を進み、越えなくても良い丘を越え散々迷った挙句予定時間を大幅に超えて昼過ぎにやっと到着。
正に昭和のラーメン屋。
君津駅から2kmくらい離れた住宅街にあるそれは少し入り辛い。
折角来たので勇気を出して入店。
店内に客はおらず、店主が明らかにコチラを警戒した目で見つめてる。サイクルジャージのおっさんがいきなり一人で入ってきたのだからしょうがない。「出てけ」とは言われなかったので勝手に着席してチャーシューメンを注文。
子供の頃ラーメンはこんな値段だったと思った。学校の帰りにお小遣いで充分賄える金額。
そしてお目当てのラーメンが
青い器も懐かしい。
少し白濁したスープやもやしやチャーシューも子供の頃に食べた見た目だった。
味も子供の頃食べたそれで、甘味があるけどスッキリした豚骨スープや歯応えがあまりない緩く縮れた麺に懐かしさを感じた。
量も大したことなくあっという間に完食。
いい意味で「美味すぎない」ラーメンはオヤツ感覚。このくらいの値段と量は今の僕に丁度良い。
腹も適度に満たされ帰るのが面倒くさくなったので君津駅から輪行。
電車に揺られてゆっくり帰宅した。
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