見出し画像

26歳・キャリア迷子、コンプレックスと向き合いながら目指す道を決める【POSIWILL CAREER体験記】

どうも、るのです。
以前からつぶやきで言ってた POSIWILL CAREER のキャリアデザインプランを先日卒業いたしました🎉

ポジキャリ受講前の私は、仕事で目指すべき方向性が全く見えなくなっていました。「キャリア迷子」とでも言いましょうか。

そんな状況を打破すべくポジキャリ受講を決めた私ですが、期せずして長年のコンプレックスとも向き合うことになります。自分に自信がない、人との関わりや会話が怖い…これらコンプレックスはもう幼いころから私の心身に染みついていて、今更どうにもならないと思っていました。

ですがポジキャリの面談は私の過去の体験と向き合い、こうしたコンプレックスを緩和させるための機会ともなってくれました。そして最終的には当初の目標であったキャリアプランを決めるところまでも完遂できたのです。

そこに至るまでの過程を以下にまとめていきたいと思います。少しでもご参考になりますと嬉しいです!


私の経歴

<年齢> 26歳
<最終学歴> 4年制私大卒(文系)
<これまでの経歴>
大学卒業後1年間はアパレル販売員、仕事が辛すぎて転職を検討 → Webデザインを仕事にしたいと思い、学び始める → 販売員退職、ニートになる(半年くらい、その間Webデザイン勉強も平行)→ Webデザイナー志望で転職活動 → 現在の派遣会社に(一応)デザイナーとして入社 → デザイン業務にあまり携われない実情やデザインへのモチベーションが下がったりでキャリア迷子に…

受講前の悩み

・今後のキャリアの方向性が分からない
・自分の長所・自信が持てる分野(転職活動時アピールできるようなもの)が分からない

こんなかんじで、仕事やキャリア上での悩みがメインでした。

POSIWILL CAREERとの出会い

今すぐ転職したいというよりキャリアや人生の見直しを行いたいという思いが強かった私は、いわゆる転職エージェントではなく、キャリアカウンセリングができるサービスをネットで探し始めました。そこで初めて POSIWILL CAREER の存在を知り、ホームページや口コミを調べた結果信頼できそうと感じて、無料カウンセリングを受けてみることにしました。

無料カウンセリングを受けて

上述の悩みを相談したところ、その根底には自信のなさや自分より優秀な他人と比較をして焦ってしまっている(比較癖)という側面があることに、担当のカウンセラーさんが気づかせてくれました。そこを突かれたのはその時の自分には正直盲点でした…。そういった「思考の癖」について思い当たる節は以前からあったのですが、前述の通りもうどうにもならないと諦めていたり、キャリア相談には直接関係ないだろうと思っていたりで自分の中ではスルー状態だったのです。

でも自分に深く根付く悩みやコンプレックスと向き合い改善していくことで、転職活動やこれからやる仕事などに自信をもって取り組めるようになるのではと考え、それらとキャリア迷子の両方を解決するために POSIWILL CAREER の受講を決意しました。

全5回面談振り返り

<1回目>
・現状の課題抽出
・ゴール設定

1回目は事前にワークに記載した自分の弱み(マイペースで頑固、コミュニケーションが苦手)についてトレーナーさんと深掘りをしていきました。
特にコミュニケーションへのコンプレックスについては、小学校くらいから引きずり続けている人見知りに起因していそうということ・この人見知りによって今でも仕事で支障をきたすことがあるので、今後のキャリアのためにも解決していこうという話になりました。

それを踏まえ、面談全体でのゴールおよびそのためのプロセスを以下の通り設定いただきました。

<目標>
★自分が軸足を置きたい分野・業界を明確にし、転職活動への一歩を踏み出す
★「人への恐怖心」を、仕事上で邪魔にならない程度に緩和させる
<そのためのプロセス>
①人への苦手意識が生まれた背景・きっかけを理解し、なぜ自信を持つことができていないかの現状を正しく認知する
②過去の努力を承認してあげ、モチベーションの源泉(なぜ頑張ることができたか)を言語化する
③キャリアにおいて大事にしたい、優先させたい要素を明確にする
④①〜③のプロセスをもとに、要素を満たす職種・業種の候補を見つけていく

<2回目>
・プロセス①②実践
 ①人への苦手意識が生まれた背景・きっかけを理解し、なぜ自信を持つことができていないかの現状を正しく認知する
 ②過去の努力を承認してあげ、モチベーションの源泉(なぜ頑張ることができたか)を言語化する

課題で作成したじぶん史を深掘りしながら、まずは「人への恐怖心」の根底を探りはじめました。
私の場合特にこれといった強いきっかけはありませんでしたが、小中学校時代のクラスメイトへの苦手意識が大きく影響していそうということが分かりました。そのクラスメイトたちとの関わりを怖がるゆえ、話すこと自体が怖くなったり人目を気にしたりしていたのです。また、そういった状況下でも私は誰にも相談をしていなかったのですが、それはなるべくフラットな環境(特に何の問題もない安定した状況)を好む私自身の傾向や変なプライドがそうさせていたということにも気が付きました(プライドは自分軸がしっかりしているという長所にもつながると仰っていただけたのは救われました!)

また、モチベーショングラフをもとに過去頑張ったこととそのモチベーションの源泉を探るワークでは、自分の過去の頑張り・実績を思い出したことで少し自信につながりました。そして私のモチベーションの源泉は「好きというよりも得意であったり苦にならないと感じていること」。やはりフラットな精神状態や自己肯定感が大事なんだと実感しました。

<3回目>
・プロセス③実践
 ③キャリアにおいて大事にしたい、優先させたい要素を明確にする
・【人への恐怖心】【自信の無さ】に対して、実践できる解決策を見つける

3回目の面談では、今まで経験した業務を棚卸して、キャリア上どんな強みが生かせるか・何を避けるべきかを見つけていきました。過去どんな仕事が好き・得意だったか、逆に何が嫌い・苦手だったかを振り返ることで仕事選びで参考になるキーワードがいくつか出てきました。私の場合は「1人でできる」「1つのことに集中し、黙々とやる」「スピーディーすぎない」「環境ややり方などの制限が少ない」「テレワーク多めorフルリモート」のように、5つも出てきました!

それに合わせ、自分の強みを活かして仕事で活躍した経験を伝えるフレームワーク「STAR」の内容も踏まえ、具体的な職種名(事務職、マーケティングなどの数字を扱う仕事、デザイナーなど)まで挙げていただきました。

あとは2回目の面談の続きとして、インナーチャイルドワークをもとに、「過去の辛い経験から得て、今も仕事で引きずっている思考の癖」についても考えました。私が人に話しかけるのを恐れている理由は「人への苦手意識」「ちゃんとはなさなきゃ感」「話しかけるタイミングが悪くなり気まずくなるかもという謎の思い込み」にあるようだと分かりました。

そのワークの中でも特に心に残っているのは、トレーナーさんの「人と話す前に緊張で心に波風が立ってしまうのは悪いことではない」というお言葉。その状態の自分をまずは受け入れ、段階的に人に話しかけられるようになれば良いと話してくださいました。
それに加えて後日、「話しかける・話しかけるのが怖いのは、話すという行為自体に目を向けすぎているから。話すことの本来の目的に立ち返ることで怖さが緩和されるのでは」と実践的なアドバイスもいただけました(これはまだまだ練習中ですが…)。

<4回目>
・4Lワークで人生の4つのL(Labor、Love、Learning、Leisure)の優先順位をつける
・マイルストーン設計で理想状態に向かって直近で何ができるか考える

4回目はキャリアデザインの内容をメインに話をしていきました。人付き合いが苦手な私は「愛(=家族・パートナー・友人関係、Love)」の割合は控えめで、後3つ「労働(Labor)」「学習(Learning)」「余暇(Leisure)」の割合をメインに据えたキャリアを築きたいと思っています。
ただ、仕事を頑張りたいはずなのにプライベートも重視したいと思っていたり、学習と余暇に切り離し方が曖昧だったりと、意外とバランス分けが難しかったです。しかし、人生において大切にしたい分野や〇年後どうなっていたいか等は意外とはっきり決まっていたことに気づき、それが少し意外でしたね。私が悩んでいたのは、人生のあり方というより何に人生を捧げるべきかなのだろうなと気づきました。

転職へのマイルストーンはこの時点で、「現在は情報収集→1年後には目標・やりたいことを決めて動けている(転職しているかは別)→29~30歳くらいまでには転職→それ以降は決めた分野を極め続けている」という流れを考えました。

<5回目>
・プロセス④実践
 ④ ①〜③のプロセスをもとに、要素を満たす職種・業種の候補を見つけていく

いよいよラストの5回目は、上述の4Lワークから見えたキャリアビジョンを振り返りながら、転職軸の整理・転職に向けた長期的な行動計画となるアクションプランの設計を行いました。当初の目的であった具体的なキャリアプランを考えるフェーズに至りワクワクする反面、「今ここで将来の方向性を決め切ってしまわないほうがいい」という話をしていただき、やんわりとした方向性まで決めることを目標としました。

私の4Lワークから得られた転職軸は「プライベートも楽しみながら、仕事でも自己肯定感を持ちたい」ということ。私生活重視の反面、人生の多くの割合を占める仕事の時間で自己肯定感が得られれば、人生全体の満足度につながると考えたからです。自分の特性が活かせ、希望が叶う職場の条件・環境は以下の通りにまとまりました。

・黙々と取り組める
・興味を持てる分野
・激務すぎない、プライベート重視
・距離感を程よく掴める、程よく個人主義
・ゼネラリストよりスペシャリスト

また、こういった条件の職場を探し出すためのアドバイスをいただけたり、以前から職探しにおいて抱えていた悩みも相談させてもらえました。
私は文系出身で数字に苦手意識がある反面、自分の特性や性格的には理系的な仕事が向いていると感じることが多々ありました。こういった場合は、その仕事や作業で好きと思える瞬間が少しもなければ向いていないのではないかとの助言をいただき、自分の中での判断の基準ができたように思います。

それから事前に興味を持って調べてきた職種内容と特性とを掛け合わせて、結論Web・IT系の仕事を軸にするという方向性が決定しました。それに向かうための転職アクションプランは以下の通り(4回目面談で決めたマイルストーン設計よりも時期を早めました)。想像以上にはっきりとプランが決まったので驚き&感動でした!

<現在~>
・様々な職種の情報収集・どんな職種でも使えるスキル学習・今後手に付けたいスキルを選定し学習
└ 今後学びたいスキルは内容が体系的にまとまった本や動画、その職種の人に話を聞いたり、カジュアル面談したりすることで決定。また、1分野の情報収集・学習をやりこみ過ぎないように、本を1冊読んで極めるか決めるといったような基準を設ける
・自己分析のブラッシュアップや面接練習など

<~2025.4(27歳)>
具体的な希望職種・業界を確定

<~2025.12(28歳)>
企業にエントリー開始

<~2026.4(28歳)>
新しい職場に転職(入社)

<その他ワーク・チャット>
ポジキャリでは自己理解のための様々なワークを体験できましたが、上記で挙げたもの意外に私が心に残ったのは読書ワークです。トレーナーさんがいくつかおすすめの本を紹介してくださったのですが、私は「『本当の自分』がわかる心理学」という本を読んでみました。

自分のネガティブな側面である「影子」やポジティブな側面である「日向子」、理性的な「大人の自分」についての解説や、「影子」をなぐさめ「日向子」「大人の自分」を出すための実践的なトレーニングまで、今の私が知りたい内容が詰まっていました!自己受容し、前向きなマインドで生きていくための方法を知りたい方におすすめの1冊だと思います。

また、こうした本を読んだり、ワークを通じて考えたことがあれば、面談時外でもチャットでトレーナーさんに打ち明けることもありました。自分の考えを言語化することで今自分が何を考えているのか整理できますし、トレーナーさんは私の意見を受け入れつつ新たに客観的な意見を言ってくださるので視野が広まりました

以上のトレーニングを経て、これから何をすればいいか・どう自分と向き合っていくかのキーワードや手がかりがいくつも明確になりました。月並みな表現でいうならば、新たなスタート地点に立った心境です。あとはこれらを実践して本当のゴールである「自分らしく満たされた人生」にたどり着きたいと思います。また、暗い部分も少なくなかった(と感じていた)自分の過去やコンプレックスを受け入れられ、なおかつポジティブな側面にも気づくことができました。ここで得られた自信は今後の生き方に良い影響を与えてくれるはずです。

まとめ

私にとってポジキャリ受講期間は、過去から未来まで、全ての自分と向き合う時間でした。その結果、今までの自分を受容し、これからの自分につなげていくことができたと思っています。
日常の中で個人でここまですることはとても難しいですが、プロのトレーナーさんが伴走してくれたことで実現することができました。全力で私と向き合ってくださったトレーナーのさなさん、本当にありがとうございました!卒業後はこの時間の価値をより高めていけるよう、自分なりに努力していきたいです。

ここまでお読みいただいた皆様も、自分らしい人生が実現できますよう願っております!!