[後編] EBI & UNICORN~狙ったエモノは逃さねえ~ ライブレポ in Zepp 名古屋(22.4.13) 後編



この記事は後編です。前・中編はすでにアップ済みなのでそちらも是非!



17.ツイス島&シャウ島

本編ラストの曲。始める前に少しMCが入る。


(´ё ` ) ここが終わったら、次どこだっけ?仙台?

(´.レ_ ` ) 仙台かな?

ζ ` Θ´ζ 仙台じゃない?

(^↓^) 仙台やって東京やって終わりだね

(´ё ` ) そうか、仙台と東京で終わりか。ツアーも残すところあと3本ですよ。…3本?…サザエさん??

(´.レ_ ` ) 笑笑笑 なんかね笑? サザエさんの予告みたいな笑

(´ё ` ) 3本。さーて来週のサザエさんはー?「仙台、EBI、タンを食う」です。次回もお楽しみに笑笑


しっかりとおふざけMCをしたあと、民生さんがシメに入る。


 
(´ё ` ) 今回ね、EBIが中心のツアーで。まあ、そのことについて、あとで本人から話もあると思いますので笑 ここはね、すっと終わっておきたいと思います笑



そして曲がスタート。ここで驚いたのは、去年のツアーからの進化。


去年、ラストの武道館ライブより格段に技術が上がり、ひとつにまとまっている。慣れもあるのだろうが、1年足らずでこんなにも安定感が増すのかと驚いた。


そして安定感が増したことにより、さらに分かりやすくなった3本のギターの音色の違い、プレイスタイルの違いも聴いていて楽しかった。


とても聴きやすく明るい音色をした阿部さんのギター、こなれていて気だるげで渋い民生さんのギター、そしてテクニカルで鮮やかな洗練されたテッシーのギター。


みんな違った良さがあったが、やはりテッシーの安定感・安心感が桁違い。さすがはユニコーンのギタリスト、熟練の技術と色気が光りまくっていた。



ENCORE  ~MC③~

本編ラストの曲を終え一度袖に捌けたのち、アンコールを待つ観客の拍手の中再登場。EBIさんによるメンバー紹介が始まるも、またもやEBIさん無双モードに突入。


 
(∂∀∂) ナイスなベースを聴かせてくれた…あべどんどんどん!阿部義晴!!

(´.レ_ ` ) ベンベンベン(慣れないスラップ奏法でベースを弾く)

(∂∀∂) アッハッ!いいねー!あべちゃん最高!!

(´.レ_ ` ) ベンベンベン

(∂∀∂) いいねあべちゃーーん!!

(´.レ_ ` ) ベンベベベン

(´ё ` ) できないことをやるコーナーじゃないから!


一連のくだりに会場中が大爆笑


(∂∀∂) 今日もパワフルなドラムのぉ!オッケーケーのケー川西幸一!!

(^↓^) ダダダンッッ(ドラムを叩く)

(∂∀∂) テッシッシーのシーの手島いさむ!!

ζ ` Θ´ζ ジャーーーン キュイーーン(ギターを弾く)

(´.レ_ ` ) ベンベベン

(´ё ` ) もういいから!

(一同爆笑)


 
(∂∀∂) ね、テッシーの演奏もね、本当に素晴らしくてね、歌詞忘れそうになりましたね。


 
まさかの発言に膝から崩れ落ちて大爆笑する民生さん(´ё ` )
その後もしばらく床で笑い転げており、ヒイヒイ言いながらやっとこさ起き上がっていた笑

 

ここまで紹介すると一息つき、呼吸を整え、囁くように問いかけるEBIさん。


(∂∀∂) 準備はおってぃってぃー?

(´ё ` ) ……おってぃってぃーって何?「OK」ならわかるよ、なに「おってぃー」て。

(∂∀∂) 準備はおってぃー?

(´ё ` ) いや意味がわからんもん、だっt…

(∂∀∂) 準備はおってぃー???

(´ё ` ) ………オッティー

(∂∀∂) Oh Yeah!!!おってぃー!!



謎の攻防戦を力業で制したEBIさんに一同爆笑。
 


(∂∀∂) 準備はおってぃー!奥田の民生!!!

(´ё ` ) 奥田「の」民生て (爆笑)



民生さんだけ名字と名前の間に「の」を入れ紹介するEBIさんにさらに笑いが起こる。


(∂∀∂) そして!えびびのびのび!堀内一史と申します!!

(´ё ` ) …本名…


 最後にさらっと自己紹介をし、民生さんが聞こえるかどうかわからないほどの小声でぼそっとツッコんでいらした笑


 

ENCORE①  CSA

(∂∀∂) ユニコーンもね、今年で35周年ということでね…この曲を歌いたいと思います…!


そう言って始まった曲、CSA。EBIバージョンと化しており、歌詞も元のものとは違っていた。


 (∂∀∂) ライス!ライスでいくよ!ライスでいくよ!!


「CSA!!」と叫ぶ部分を「ライスライスライス!!」でいこうと手短に言うEBIさん。しかしその声が届いていないメンバーが1名いた。


(4人) ライスライスライス!!!

(´ё ` ) いーびーあい!!(←EBI)


1人だけ「EBI」で歌う民生さん。


(´ё ` ) ライスライスライスでいくならそう言ってくれないと

(∂∀∂) ライスって言ったよ!!ライスって言ってたよね!?

(´.レ_ ` ) ライスって最初から言ってたよー

(´ё ` ) あ、ほんと?でももともといーびーあいにしようって言ったのはいーびーあい(EBI)だからな

(∂∀∂) いーびーあい…ライスライスライスにしようと思ったけど…うん、合わなかったね

(´ё ` ) じゃあライスでいくのね

(∂∀∂) ……いや、いーびーあいにするか

(´ё ` ) え、ライスでいくんじゃないの

(∂∀∂) うーん、でもね、今やったからそれはもういいかな(キッパリ)

(´ё ` ) えぇ……?


この民生さんの「えぇ……?」が、絶妙なタイミングと音量で面白かった笑


(´.レ_ ` ) 昨日やり残したことやらなくていいの?

(´ё ` ) ライス食べてお腹いっぱいってやつ?

(∂∀∂) あー、でもここでそれやると長くなるからあぁぁ~(尻上がり)

(一同爆笑)


 
「長くなるからあぁぁ~」は高めの声で語尾が尻上がり、何とも言えぬ悩ましげな言い方をされていました笑


(´ё ` ) いーびーあいの振り付けはどんなやつ?

(∂∀∂) いーびーあいはね、こう!👊

(´ё ` ) こうね👊

(∂∀∂) そう!みんなでキめるよ!!一緒にいくよ!!


 
無事振り付けも統一し、曲を終えることができました笑



ENCORE②  人生は上々だ

こちらもEBIバージョン。冒頭、「阿部!」と叫ぶところを今回は「EBI!」。
そのままEBIさんがボーカルをとり、ハモりパートで阿部民に交代。


 
そして民生さん、豪快に歌詞を間違える。


(´.レ_ ` ) 朝早く待ち合わせて♪雨の日も雪の日も♪タッタタタタタ マラソン♪

(´ё ` ) おそーろいの♪シースーテームt…

(´.レ_ ` ) (驚いて民生さんを凝視)

(´ё ` ) (阿部さんの視線に気付き)
アッッ!!!!…ぃがんーで肩並べ♪明日に向かって石投げ♪


途中でなんとか軌道修正、その後のシステム手帳では控えめなお戯れ。


 
「走りつー♪」で曲が止まったあと、お馴染みのgdgdなMCに突入する。


(´.レ_ ` ) とても楽しいライブだけど……実は俺たち、疲れてるんだよね!なんでかって言うとね、俺ら昨日ライブしてたんだよね!笑

 
(会場爆笑)

 
(´.レ_ ` ) だから疲れてるんだけど…でも今日やってみて思ったのは…これぐらいがちょうどいい!!笑

 
(再び笑いに包まれる会場)

 
(´.レ_ ` ) いい感じに適当で、力が抜けてて、緊張感もなく…ちょうどいい!!いいよ今日!!皆さん今日ライブに来ることができてよかったですね!ラッキーですよ皆さん!!

 

半ば適当に喋り続ける阿部さん笑


 
(´.レ_ ` ) …というリップサービスにも慣れてきたと思いますが…俺はこれをもう30年やってるんだ。この口から出まかせの喋りを笑
もはや伝統芸と呼んでもいいだろう笑


とは言いつつも徐々に話すことがなくなる阿部さん、民生さんに話を降る。


 
(´.レ_ ` ) なんか俺に質問とかないの?

(´ё ` ) 質問?

(´.レ_ ` ) そう、なんかない?明日の集合時間とか笑

(´ё ` ) それは別に…お前には聞かないよ

(´.レ_ ` ) じゃあ特にない?

(´ё ` ) いや、そりゃ皆さんはあるかもしれないけど俺たちは…アナタに質問はないよ

(´.レ_ ` ) 俺に興味ないみたいに言わないでよー!!もっと興味持って!俺に!!好きな色は何ですかとか!お寿司は何から食べますかとか!!

ζ ` Θ´ζ アイドルみたいだな


民生さんを至近距離でまっすぐ見つめながら必死に訴えかける阿部さんと、ぼそっとツッコむテッシー笑
間髪入れず民生さんが話を続ける。

 

(´ё ` ) 好きな色知らないわそういえば。何色だろう、赤?

(´.レ_ ` ) 赤好きよ。

ζ ` Θ´ζ 青?

(∂∀∂) 赤じゃない?

(´.レ_ ` ) 赤じゃけえ…バカじゃけえわからんけえ笑笑笑

 

阿部民顔を見合わせ大爆笑


(´.レ_ ` ) まあどうでもいいんですけどね笑

(´ё ` ) いや、赤だ。だって頭も赤だし。

(´.レ_ ` ) まあ赤も好きだろうね

(´ё ` ) だろうって何よ笑  うん、赤だ。

(´.レ_ ` ) うん、赤だ。…エンド。…これでジ・エンド、…アイナ・ジ・エンド笑笑


 
好きな色のくだりが終了 = END = エンドからのアイナ・ジ・エンド笑


(´.レ_ ` ) アイナ・ジ・エンド……チッチ!

(´ё ` ) もう出てこんやろ、それ以上は笑
他に知らんやろ笑

(´.レ_ ` ) えー!ちょっと待って!……チッチ……チヒロ?チヒロ、チッチ!!

(´ё ` ) それまだ2人しか出てない笑

(´.レ_ ` ) あ!なんかこないだ一緒に出てたじゃないですか!なんか!ねえ!!
羨ましー!羨ましー!!(←囁き声)

(´ё ` ) 羨ましいって…好きなんですか?

(´.レ_ ` ) いや別に全然好きじゃないけど

(´ё ` ) やめろそんなこと言うな!笑
好きでいいだろ!!

(´.レ_ ` ) あ、そうなんです!大好きで、もう大ファンなんですぅ!!笑
ねぇ!出てましたよね、一緒に!なんかスケベおじさんみたいな顔して!!


 
「スケベおじさん」に大爆笑の会場。


(´ё ` ) あれはねぇ、本当に出なきゃよかったと思いましたよ笑

(´.レ_ ` ) そんなこと言わないの!!笑


 
そして、BiSHの中に入るなら名前は「かれーたみゅたみゅ」になるということなど、BiSHとの番組に関するトークが繰り広げられ、その後話題は名古屋の話へ。


 
(´.レ_ ` ) 俺は結構個人的に名古屋には思い入れがあるんだ。昔、東海ラジオ?

 
(会場の一部で歓声が上がる)

 
(´ё ` ) あ、番組ね!

(´.レ_ ` ) F…SFなんとか…

(´ё ` ) えっとね、S…SFロックステーション

  
(またもや一部で歓声)

 
(´.レ_ ` ) そう、SFロックステーションという番組をやっていたんだ

(´ё ` ) もともと俺の番組だったのよね

(´.レ_ ` ) そうだ、俺はそこに呼ばれて、行ってみたら、何も知らないのをいいことに15分くらい1人喋りをするコーナーをやらされたんだ!!

 
(会場爆笑)

 
(´ё ` ) そう笑 しかも加入したばっかりだったんだよね笑

(´.レ_ ` ) そうだ!加入したばっかりでそんなことやらされて、それで今のこの適当な喋りがあるんだ!

 
(またもや会場爆笑)

 
(´ё ` ) あ、あれでなんですか笑笑!!それじゃあ良かったじゃないですか!

(´.レ_ ` ) だから俺はもう名古屋出身と言っても過言ではない!

(´ё ` ) そうですね笑!それは言ってもいいと思います!!笑笑


この後も楽しいgdgdトークは続き、なんだかだんだん曲に戻るのが面倒くさくなってきた阿部さん。
話も一段落して曲へと戻る雰囲気になり、「走りつー♪」を待っていると、


(´.レ_ ` ) さーてやるか。…いつまでーもこのま…フーーー!!!


「走りつー♪」から入る準備をしていた楽器隊はプチパニック、そして笑いに包まれる会場。


(´ё ` ) え、そこから!?

(´.レ_ ` ) うん、だってもうみんな曲とかどうでもいいでしょ?興味ないでしょ?笑
 

 
そんなことないですよ!とジェスチャーで伝える観客。しかしそこはユニコーン、末っ子阿部さんがそう言ったのだから、他の誰が何を言おうともそうするのだ。


(´ё ` ) もっかい今のとこやって


民生さんが言うと阿部さんがすかさず、


(´.レ_ ` ) いつまでーもこのま…フーーー!!!


今度はバッチリ決まった演奏、そしてまさかのこのまま曲終了。結局「走りつー♪」の先は聴けず、大幅に曲を省略。
どこまでも末っ子に甘いお兄ちゃんたち、「阿部が楽しそうならいい」の言葉通りの振る舞いでした笑


 
ENCORE③ スカイハイ

アンコールラストの曲。民生さんの「今日はどうもありがとうございました」という静かな声のあと、演奏が始まる。 

 

ユニコーンというバンドはこれだからずるい。さっきまであんなにふざけていたのに、こういうときはしっかりと決めてくる。


伸びやかで力強い民生さんの声と、それを支える相棒・阿部さんの落ち着いた下ハモり、曲に厚みを出すEBIさんの美しい上ハモり。リズムもピッチも完璧、非の打ち所がない。


曲の合間に響き渡る民生さんのシャウトと、それに呼応する川西さんのドラム、堅実にメロディを紡ぐテッシーのギター、これぞユニコーンの真骨頂。

 


今回のライブも、前回のライブ同様、涙が出るほど笑って、それと同じくらい感動もした。そこにユニコーンというレジェンドバンドの力量があるのではないかと思う。


面白いだけじゃない、上手いだけでもない。演奏力と人間力、その二つを持ち合わせた5人が偶然にも出会い、バンドを組み、紆余曲折いろいろあってもなお、現在も5人で笑いながら演奏している。


それがどれだけ珍しく貴重なことか。



年を重ね、様々な経験を積み、ミュージシャンとしても人としても成長し渋みを増したおっさんたちの奏でる音楽。それをあの日、あの時、同じ空間で近い距離で、聴くことができたことを嬉しく思う。



書きたいことが多すぎて、前・中・後編、まさかの三部作になってしまったが、今回のライブレポはこれにて終了。また次のツアーでユニコーンを観ることを楽しみにしている。


前回が二部作、今回が三部作なら次は四部作だな。(どんだけ書くんだよ)


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