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最近読んだ本 2023/7/6

放送大学は今月単位認定試験だが、一応教科書も全教科読み終わったので、(心理統計学はいまだに理解しきれてないため焦り出した)その他の本を読んだりしている。

心理学のための統計学入門 (2014)川端一光、荘島宏二郎

放送大学の心理学統計法が理解しきれず、副読本として読んでみた。
記号をあまり使わず、シンプルな説明に努められていて、概念的な理解という意味では助けになった。
ただ記号がなくて逆に少しわかりづらい部分もあったかもしれない。
後、微妙に各統計量の公式が本によって異なるのが何故なのか理解できていない…
心理学として必要となる統計を順序立ててさらっと理解でき、副読本として大変助けになったと思う。

改訂版 はじめての心理統計法(2016)鵜沼秀行、長谷川桐

1〜4章まではとてもわかりやすい、と感じた。
今まで他の統計学の本や、放送大学の授業で何となく理解できていた範囲について、シンプルに、そして記号の意味や計算の手順を例示してくれて、計算の意味についても納得できた。
1〜4章では、心理学における統計とはなんぞやという話から、質的変数、量的変数、代表値、散布度、相関係数などが範囲。
5章では標本と母集団ということで、これもすでに学習済みの範囲のはずなのだが、練習問題は溶けるものの、説明されている文章が納得しきれなくなってしまった。
もう一度、統計についてもう少し詳しく説明してくれている他の本で復習してみようと思う。

同性愛者における他社からの拒絶と受容(2008)石丸怪一郎

個人的に性的マイノリティを取り巻く色々について関心があり、読んでみた。
2008年出版だが、日本ではあまり研究対象になっていないようだ。(…今も?)本書では研究対象をLGBと表記しており、LGBがどのように世間に見られているかを異性愛者への質問紙法で、LGBが実際にどのような受容、拒絶体験を経験しているかを当事者へのダイアリー法で調査するなど、様々な視点での研究がまとめられていて、読み応えがあった。
まだ私自身が心理学の観点でも関連する諸知識についても勉強不足であり、研究の評価、批判については感じることはあるが、ここでの言及は控えておく。
また研究法、統計法としても、量的研究と質的研究のハイブリッドってこういう感じなのか、分析ってこんなに複雑なのか、全然解釈が追いつかない(考察を読んで丸呑みするしかない)ので焦った。
統計学…  ちゃんと理解したい、頑張ります。


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