危機感を持つ練習
こんにちは
5年後のセミリタイヤを目指すサラリーマン”ひつじ”です。
本日は「危機感を持つ練習」と題して書きたいと思います。
危なくないのか?
昨今、自然災害や事件事故の映像をテレビやネットで見ていると、すごいなと思う反面、撮影者自身の安全は大丈夫かと感じるわけです。
・火事の現場を間近で撮影している人、ガスにでも引火したら危なくないですか?
・洪水の動画を撮っている人、その場所にいて大丈夫なんですか?
・強盗の現場に居合わせて、影からこっそり犯人を撮影している人、犯人がこちらに気づいて危害を加えてくる可能性はないですか?
見ていると不安になってきます。テレビやネットで見ることができるものは当然ですが撮影者に何もない場合です(事件や災害に巻き込まれたら放送できないでしょうから)。動画を見ている人たちは、なんとなくそんな状況でも大丈夫なんだなと勘違いしてしまっているのではないでしょうか。
正常性バイアスと同調性バイアス
「正常性バイアス」とは、危険な状況であっても少しのことであれば「日常のこと」と処理してしまう人間の心理です。撮影しているとスマホの画面ごしに危険な状況を見ているので、普段テレビやネットで見る(結果的に安全だった)動画を見ているように感じるのではないでしょうか。
また周囲に人がいると、「同調性バイアス」という、集団の中にいると他者と同じ行動をとってしまう人間の心理が働き、みんなが動かないからなんとなく安全なんだろうなと思い込んでしまいます。
先日発生した能登半島の震災時、私は静岡県の新幹線駅構内にいたのですが揺れが発生してもほとんどの人は何もすることなく普通に電車を待っていました。
危機感を持つ練習
私は正常性バイアスや同調性バイアスというものを知識としては知っていましたが、実際に危機的状況で動けるか、危機的状況だと判断できるかは自信が持てませんでした。
そこで危険な状況になると仮定して、わざと危機感を持って行動に移す練習をしています。
具体的には、電車などで大声を出している人が同じ車両にいたら、別の車両に移るようにしています。大声を出している人はもしかしたら周囲の人に襲いかかってくるかもしれないと想定します。今までに数回そのような場面に遭遇しましたが、特になにも事件などには発展していません。
しかし、用心に越したことはないのです。周囲の人が全く気にしないような状況でも”正常性バイアスや同等性バイアスにかかっているかもしれない”と自分に言い聞かせ、面倒でも動きます。
知識として知っているのと実際に行動するのは別ものだと思います。危機的状況は突然やってきます。正月だろうが深夜だろうが関係なしです。
少しでも安全に暮らしていくためには、そういった練習が必要なんじゃないかと思い、思考と行動に移す練習をしています。
今日はこのあたりで。