Concert AIとCaris Life Sciencesがオンコロジーリサーチにおける協業を発表
要約
両社はがんのデータベースを構築し、アカデミア及びバイオ医薬品のprecision medicine研究をサポートしていく予定。
Concert AIはこれまでJanssen Research & Development、Bristol Myers Squibb、Pfizerと協業し、がんのprecision治療の研究をサポートしてきた。
Concert AIはヘルスケアプロバイダーとライフサイエンス企業向けのreal world data、AIの会社である。
Caris Life Sciencesは臨床ゲノムデータベースのAIモデルを用いてエクソームと全トランスクリプトームシーケンスを提供し、疾患について分子レベルで理解するサポートをしている。
考察
Concert AIはアメリカに3拠点、インドのバンガローに1拠点あるようです。実際のデータサイエンティスト、AIエンジニアはバンガローに多いのでしょうか。
当社は試験デザインや希少がんの被検者リクルート、薬事関連サポートなどの医薬品開発から上市後のペイシェントジャーニー管理までAI、real world dataを使って幅広いサービスを提供しているとのことです。
海外ではヤンセン、BMS、ファイザーなど大手と組んでいる実績もあり、日本でのニーズもあるかと思います。医薬品開発においては日本の試験デザインもグローバルでほぼ決められるため、本協業の需要はあまり日本にないかもしれませんが、アカデミア研究や上市後の患者実態把握では有用かもしれません。
Source
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