描いた絵がバズった話
序幕
9000いいねオーバー
ここ最近、依頼された絵を描いていており「休憩がてら趣味絵を」と思い、SNSに上げて満足していた所、何かのきっかけで『爆発』した。
増え続けるいいね、RT、フォロワー…通知バッジが表示しきれない現象なんて初めて見た。
フィーバータイムは一週間続いたと思う。
幕間
うわさを聞きつけた友人たちから色々な声をもらった。
シンプルに褒める人、元ネタを聞く人、「お前は一生淫夢絵描きとして生きるんだよ」と脅して(?)くる人。
その中で興味深かったのは、昨今のインプレッション問題について。
今まで我関せずだったが、Discord鯖内で度々話題になっていたのを知っている。
細かい事は省くが、なんでも今のTwitterはただ単に絵を上げるだけでは伸びなくなったとかなんとか。
正直眉唾だった。
インプレッションも何も、そもそも俺は問題視される前からずっと伸びて
ないぞ?
…といった自虐はともかく、面白かったのはその先。
8000いいねオーバー
先程の絵の後に上げたものも遜色なく伸びたのだ。
これに関しては想定外だった。いつも通りの伸びになるという予想は大きく外れたのだ。
おそらくこの絵は先程書いたインプレッション問題のプラスの恩恵を受けたのではないかと分析している。
終幕
以前、「全部後から追いついてくるものだ」だと書いた事があるけど、この言葉には
「技術や才能を持てば世間が認めてくれる」
という意図があった。
この言葉には裏がある、それは
「持たざる者に結果は訪れない」
というもの。
強い言葉だが、これが僕の創作に対する姿勢だ。
結果だけを見れば喜ばしい反面、なりたくない自分でもあったのだ。
僕はまだ何も持っていないのに。
それとも、持てたのだろうか。この僕が??
カーテンコール
色々あったが、今の僕は非常にバランスが悪い状態だと思ってる。
フォロワーが急に増え、以前とは違う視線に晒されている。
見えない期待に無理に応えようと力み、邪魔な思考で埋め尽くされてしまっているし、遂には風邪を引いてしまった。
もう一度必要だと思い、ここに書き記す。
何度でもこの言葉を思い出せ。
絵を描く時に考えることは、絵の事だけでいいのだ。
♪劇中歌「Rock Over Japan」 ~きっと何者にもなれないお前たちに告げる~