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野鳥と神社と神様繋ぎ

数年前から、導かれるように神社に行っている。
感覚が開いてる友人と一緒に神社に行くと、決まって面白いことに遭遇するのだ。
その友人は、神様のお使いを頼まれることが多いらしく、私の目の前でメッセージを受け取ることも度々。
でも、神様からのお告げはかなりアバウトらしく「行けば分かるから」と場所も教えてくれなかったり。
「〇〇を頼まれたんだけど、どこに行けばいいのか、分からないんだよね」
そこから急遽、予定外の神社探しが始まる。
グーグルマップと睨めっこしながら、感覚で場所を探り、とりあえず勘で動いてみる。
そしたら、大抵「あーっ、ここだ!」にたどり着いちゃうのだ。
それを間近で見ているのが面白くて面白くて。
第三者的に傍観してたら「みず、あなたも神様繋ぎやってるんだよ」だって。
知らず知らずのうちに、私もそのお役目を仰せつかっているらしい。
そういえば、私が神社にお参りしたり、神様に手を合わると鳥が鳴き始める、そのことに気づいて友人に話すと「鳥の声が歓迎のサインだね」と教えてくれた。

3年前のこと、ちょっとしたアクシデントがあって、年末に東京のホテルに長逗留することになり、その時に思いつく限りの気になる神社に片っ端から参拝した。
明治神宮の清正の井に行った時のこと、完全に人払いされて私1人になった。
その時に2羽の野鳥が私の目の前にやってきて、首を傾げながらこっちを見るではないか。その仕草があまりにも可愛らしくて。
写真に撮って夫に送ったら、それから夫が野鳥の写真撮影にドハマりしたのだ。
夫を野鳥の世界に導いたのはヤマガラ。「おみくじ鳥」とも言われて神社にも縁が深い鳥らしい。
今や、逢いたい野鳥はヤマガラが目の前に連れてきてくれるという。
夫は野鳥とコミュニケーションを取りつつ、ガン見や仁王立ちの面白い写真をバンバン撮っている。
神様が繋いでくれた野鳥とのご縁。
方法は違えど、夫婦で神様繋ぎをしているのかもしれない。

以上

今月の「ふみサロ」提出のエッセイ。
お題は「成功している人は、なぜ神社に行くのか?」でした。

神社と言えば、ここ何年か、エッセイに登場した友人に連れられて、いろんな神社を巡っている。
もう、「誰と行くのか」がとても大事で、彼女と一緒の時は、面白いくらいミラクル体験が起こりまくる。

そして、今や「野鳥オタク」になっている夫を、野鳥と引き合わせたのは、私と神社なのだ。

その二つのエピソードを思い出したので、エッセイに書いてみることにしました。

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