コロナ時代の「危ない取引先」の見分け方(与信管理第一弾)
みなさん、お元気ですか?
今回は「与信管理」という少し堅苦しいテーマについて語らせて頂きます。
人気ドラマの「半沢直樹」でも、度々登場しました「審査部」という組織名、そしてそこで語られら「与信管理」という言葉を覚えていらっしゃいますか?
私は興味があるのでかなり覚えています!
この与信管理という業務は、企業が成長し、生き残っていく上では、絶対に避けて通れない管理手法なんです。ご存知でしたか?
金融機関のみならず、私の前職で勤務していた総合商社にも、この審査部は存在していました。現在の部署の名称はリスクマネジメント部ですが。
さて、与信管理とは何か?
それは、信用を与える行為、与信になります。
信用を与えるとは、例えば、個人や法人に対して、100万円のお金を貸す、100万円の商品をユーザンス期間を与えて後払いで売る行為そのものです。
対法人になりますと、金額も跳ね上がり、1000万円とか1億円、10億円になっていきます。
与信管理には、主に2つの切り口での分析手法があります。
それは、定量分析と定性分析というものです。
定量分析は、決算書等の財務諸表から分析を行い、対象企業の良し悪しを評価することにあります。一定の簿記の知識が必要になってきます。
定性分析は、対象企業への訪問調査を通じて、相手方の経営者や事務所、工場、倉庫等を視察し、数字以外の会社の実力度を評価することです。
また、定期的に、信用情報(会社に関する悪い噂や風評等)を信用調査機関より得て判断材料の一つにすることも、定性分析の一つです。
私が総合商社に入社した時期は、バブル崩壊直後の企業倒産ラッシュの時期に直面し、業務を通じて取引先の破綻や倒産の事例を沢山見てきました。苦い思い出も数え切れない程あります。
そして、今時代は新型コロナ時代。表面上に現れている倒産件数以上に、実際にはもっと数多くの企業破綻の件数があると言われています。
飲食店業界、ホテル・旅館業界、観光業界等は、特にダメージが大きいと言われていますよね。
そんな中で、益々、日本の中小企業の経営者の皆様にも、与信管理の重要性が日に日に増してきております。
弊社では、特に、以下の3つのポイントについて、過去の豊富な事例に基づいて、分かりやすく、丁寧に、解説・サポートさせて頂くことができます。
1)取引先の中で「危ない企業」を具体的にどうのように見極め、色分けしたら良いのか?(スクリーニング手法の教授)
2)決算書が取得できない取引先に対する、相手先信用力の分析手法として具体的に何があるのか?(決算書が取れない先へのアプローチ手法の伝授)
3)いざという時の債権保全策の対処法として、どのような効果的なアクションを取ったら良いのか?(有事の際の対処法の伝授)
随時、与信管理に係わるコンサル相談業務を受け付けております。
初回相談料は1時間無料で承っております(対面でもオンラインでも対応可能)。
まずは、ご自身の会社の全取引先について、一度、一括でスクリーニングをかけてみられては如何でしょうか?
弊社では、経営者の方々に真剣に寄り添い、今後の与信管理強化に向けて、迅速にサポートさせて頂くことをお約束致します。
Rユニコーンインターナショナル株式会社 代表取締役 髙見 広行