ごちゃまぜの好きの中で生きる:映画とドラマの感想文~ファンタジーからホラーまで
・ファンタジー映画っていいよね!
先日から
ネトフリでハリーポッターを1から
海外ドラマの「ウィッチャー」を3シーズンまで観終わり、現在はロードオブザリングを1から久しぶりに楽しんでいるKANOです。
いやぁ、懐かしい。
中学の時美術部の仲良しの先輩と一緒に観に行った記憶が蘇ります。
先輩は原作を読んでから観賞する派だったので、劇場で見終わってカフェでお茶をしている時、原作のあのシーンはなかった、このシーンが変わっていたと話を聞かせてもらうのが凄く楽しかったです。
ハリポタは私が中学の時に第一巻が日本で販売されて、父がクリスマスプレゼントに贈ってくれました。本がボロボロになるまで読んで、今でも実家の屋根裏に眠っているはずです。炎のゴブレットまでは購入していたのですが、その後の5巻から最終巻迄は私も年齢が進んでしまったこともあり、ゆっくり読書ができなかったので、二十を超えて幾ばくかした頃に図書館で借りて一気読みをしたような。
とにかく、メリバでなくてほっとしていたような気がします。オールハッピーエンドでなかったところも、個人的によかったなぁと思ったりしました。(主要三人の主人公たちは幸せになったけどね!あ、これがメリバっていうのかな(笑))
ハリポタは4くらいまでは子供向けのファンタジー色が強くて「魔法ってすごいし、楽しいよ!」と言うシーンが絶妙に織り込まれていた作品だったのですが(映像化の方では特に)、次第に暗雲が立ち込めて、ハリー達が成長して様々な悩みや葛藤を体験していくに伴って「ダーク」な感じが濃く「大人より」のファンタジーに移り変わっていったんだなぁと言う印象です。
今年はハリポタで言うマクゴナガル先生。天使にラブソングをの院長先生、ダウントンアビーのおばあさま役のマギー・スミスさんが逝去され、とてもショックを受けた年でした。
映画の中で生き続ける凛とした美しさを、映画を観ながら噛み締めるように楽しんでおります。
・ウィッチャーはイケオジに萌えるドラマ
その後に私は「ウィッチャー」なんかに手を出してしまい、元々イケオジに超萌えるタイプだったこともあり、ゲラルド超カッコいい、と言うところから初手で時系列が3つほど同時進行する脚本に泣きたくなりました。それぞれの軸がようやく後半戦で撚り合わさっていく、因果や宿命や運命を感じさせるような作品だったのですが、前情報が何もないままぼーっと観ていたところかなり置いて行かれてしまった感がありました。(なので補填をネットの解説ブログで確認したりして叩き込んでいました)
それぞれの時系列で、それぞれの苦難や葛藤、困難や運命と向き合いながらもがいてもがいて、めっちゃもがき続けるやん、って思って。ようやくここで幸運の兆しが!!と言うところを、いい感じに振り回してくれる力加減が好きです。
3シーズンは「家族の愛」としての形が、ようやくほっとする形で目に見えて、個人的には眼福でした。
ウィッチャーは3シーズンまでの主人公役の俳優さんが降板されたため、4シーズンからは別の俳優さんがゲラルド役を演じられるとのこと。原作は完結している作品だけに、ちゃんとネトフリの力でお金をかけてきちっと仕上がりますように、とこそっと祈りました。
・ホラー・オカルト・心霊系の映画の感想(若干のネタバレ含む)
ホラーはいいよね。
ハリポタを観直す前までは、ホラーゲームの実況とホラー映画ばかりを観ていた期間でした。
小さい頃、近くのレンタルショップにお小遣いを握っていって「富江」とかをレンタルして、布団被りながら見てた小学生だったのですが(すでに変人)、あのころ感じた「夜出てくるかもしれない幽霊超怖い」っていう感覚は今ではもう、随分薄れてしまっています。
ホラー映画の怖さや薄気味悪さを夜中にふと思い出して、ぞっとして眠れないという時期はとっくに終わってしまったんだなぁとちょっと寂しくなりました。
先日まで観ていた映画をちょっとピックアップすると
インシディアスシリーズ、死霊館シリーズに、エンドレス・エクソシズム。
ザ・ライト、ヴァチカンのエクソシストなどなどです。ウィジャビギニングもついでに見ました。一度前に見た「モルグ」をもう一度見ようか、韓国のホラー映画の「コンジアム」をもう一度見ようか悩んだのですが、モルグはハリウッドリメイクがされるとのことで「待ってます」。
インシディアスは最後の赤い扉を観る前に、これまでのおさらいとしてもう一度シリーズを見返して、並行して死霊館シリーズと、尼僧のシリーズのおさらいをしてから見ました。リン・シェイさん(おばあちゃん霊媒師役)がめちゃくちゃ好きで、この方がいないとやっぱり物足りないなぁと思っていたところにラストのあのシーンで登場されるなんて嬉しかったなぁ(ネタばれごめん)。
これもネタバレになってしまうのですが、ウィジャビギニングの最後のあのシーンにも出ていらっしゃるなんて、個人的に歓喜していました。
話は脱線してしまったのですが、ヴァチカンのエクソシストは「ラッセル・クロウ」様が主人公、と言うことを念頭に置いて見て置くと、後半「やっぱりそうくるか」と言う感じがあって楽しかったです。途中で若者の方が裏切らないかな、とヒヤヒヤしていたのですが(ポジション的に裏切りやすい)そんなこともなく良かったなぁと思いました。
・後味は悪いけどおすすめのホラー映画
これまで色々なホラー映画をB級もC級も含めて楽しんできたのですが、期間を開けてまた観たくなるな、という映画を最後にご紹介します。
「ジェーンドゥの解剖」
「残穢」
「シックス・センス」
現実として残る生々しい「いやぁな感じ」が尾を引く3作品です。シックス・センスは今振り返るとかなり昔の作品、と言われてしまうかもしれないのですが、「実際に幽霊が見える人」の見え方や印象を元に映画を作っていったらしいので、その点も面白いです。最初に映画を見たのは確か中学の頃だったと思うのですが、その頃ではわからなかった事柄が、今もう一度見返すと「こういう考え方もできる」と別の発見をもたらしてくれたりするのも、おすすめの点です。
「ミスト」とか「ミザリー」とか「エミリー・ローズ」とかもあるとは思うのですが、系統で言うと個人的にはシックス・センスの方が好きです。
キングはジャック・ニコルソン主演の「シャイニング」は気に入らなかったようなのですが、個人的には「シャイニング」も好きです。(キングがもう一度作り直した方のハッピーエンドのシャイニングも見ました)
シャイニングと言えば、ローズレッドも好きですし、あまりいい評価はされていないようですが「ホーンティング」も好きなんですよね。豪華な装飾と生きた呪われた家がめちゃくちゃ子供心に好きでした。「17ゴースト」も個人的には好きです(グロいけど)。
邦画もガッツリ頑張ってガツガツ系で陰湿で後味悪くて、長く尾を引くようなもう二度と見たくないと思いつつもう一度見てみたいなぁと思うような貞ちゃんとか、としお君とか伽椰子ちゃんとかに頼らない、新しい心霊映画の歴史をバチっと日本の映画の歴史に刻んで欲しいです。笑いはいらないんよ。
皆さんはどんなホラー映画がお好きですか?
おすすめがあれば、是非教えてください!
・沖縄TVの「疫」が超推し
余談。
沖縄TVがYouTubeで公式で上げている、お化け屋敷とタイアップしたショートドラマがめちゃくちゃ面白いです!!
雑な「怖い話」ではなく、沖縄らしさのある怖さと「これぞ祟る」「ヒトコワ」「心霊」という組み合わせの尖ったテイストが個人的に推しです。
規制規制、コンプライアンス何某で、穿った娯楽をなかなか得難くなっている感があるなかで、こうしたしっかりした作品は「沖縄だから」できたのか「沖縄ならでは」だったからなのか。
これからもひたすらに推したいと思います。