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♇冥王星♒水瓶座時代がはじまるってさ

・♇冥王星♒水瓶座時代っていう香ばしいタイトル

冥王星水瓶座時代っていう香ばしいタイトルなんですが、様々調べたり見聞きした情報を覚書が如くまとめておこうと思います。


そもそも「冥王星」っていうのは、天体の一つ(数年前、衛星に格下げになったけれど復活)で、太陽から一番遠くにある天体です。

この冥王星水瓶座時代、と言うのは「西洋占星術」などのホロスコープでよく言われている「ネームド」的存在です。

水瓶座に冥王星が入るぞー!っていうことなんですが、その前に占星術的に「冥王星」が象徴するものをざっくり見ていきます。

・占星術的な冥王星とは?

1、冥王星は約245年かけて12星座をゆっくり一周
2、一つの星座に約14年~26年ほど滞在
3、占星術的冥王星のキーワードは「冥界・闇・潜在意識・業」、冥界の王ハデスの世界観
4、死と再生、タロットカード的な死神的役割、0か100かの極端性
5、ルーンで言う「ハガル(雹)」、人知の及ばない不可抗力的エネルギーや事象・変革、強制的な大変容
6、一度更地にして新しく一新する

などのキーワードや象徴を持つとされている天体です。
一つの星座に長く居座るので「世代を象徴する天体」とも言われていて、生まれ年が同じ同級生なんかは、ホロスコープを算出した時、同じハウスに冥王星が座している。

・冥王星水瓶座時代と言うのはいつからなの?

完全に冥王星が水瓶座の空間(星座空間)に移行して、二度と一個前の山羊座に帰ってこないスタートが始まるのが

2024年11月20日~2044年1月19日までの約20年間

約20年も水瓶座に居座って、その後はうお座の方に移動していくということなんですね。

で、社会や時代の変容や変化を象徴する「冥王星」がようやく移動し切るぞ!!と言うことになるので、この11月20日以降の冥王星が水瓶座に滞在する日(あるいは期間)を、「風の時代が本格化する」と称しているというわけなんですね。なるほど。(風の時代は2020年末~2219年と占星術的に言われている)

・風の時代ってなに?要は「グレート・コンジャンクション」の領域

風の時代とは言うけれど、何が基準なのかと言うと
グレート・コンジャンクションがどの星座エリアで起こるか?ということです。これが起きると社会構造に関する改革や変革が起きる、とされているため、占星術的には非常に注目すべき事柄になるそうです。
グレート・コンジャンクションは約20年に一度起きる現象で、木星(幸運と拡大の星)と土星(忍耐・努力・責任の星)が重なることを指します。

12星座を四元素(火・地・風・水)でエレメント区分すると
火の星座→牡羊・獅子・射手
地の星座→牡牛・乙女・山羊
風の星座→双子・天秤・水瓶
水の星座→蟹・蠍・魚

となります。

これまでの1802年から2020年末までは地の星座の領域でグレート・コンジャンクションが起きていたので「土の時代」と呼ばれていました。それが、2020年末から風の領域で起きるようになっていったため「風の時代」に突入した、と占星術的に解釈をしていくそうです。

では、「土の時代」ってドユコト?「風の時代」って?ということになろうかと思うので、それぞれまとめて見ました。

・これまでの「土の時代」の価値観について

1802年~2020年末は「地の星座の領域」で200年間グレート・コンジャクションが起きていたので「地の時代」と呼ばれていました。この時代の価値観、大切なもの、価値基準は以下の通りです。

地の時代での価値観:
縦社会。国家や組織が力を持ち、集団が力を持つ階級社会。支配や統制。
物質的・物理的・経済的な豊かさが重視され、価値基準になっている時代。
年功序列や成果主義、出世争い。いい学校に行って、いい会社で、いい給料をもらう(三高が価値があるものとされた→高学歴高収入)。
ルールや秩序に従い、コツコツと積み上げ努力することが美徳で、ひとつのことを長くやり続けることが素晴らしいと評価される時代。(逆に転職を繰り返したり、アルバイト、フリーターなどの仕事は低く見られたり、技術や技能はあっても学歴が低いと評価されなかったりした)
年齢・経歴・実績が重視され、モノ・カネ・土地に価値が見いだされ、こうした物質的な目に見える豊かさを手にすることが「成功」の定義や「権力」に繋がっていった。

2008年1月26日~2024年11月20日が冥王星山羊座時代のクライマックスであり、終焉だったので、異常なほど両極端に「物質的な豊かさ」と「それに相反するものや事象」が明確化・顕現化していきました。(2008年というとリーマン・ショックですね)

それが、2020年末~2219年にかけて「風の星座の領域」で200年間グレート・コンジャンクションが起きていくこととなります。

この期間のことを「風の時代」とし、これまでの「地」とはまた違う「風」の価値観が社会や個人の価値基準になっていくとされています。占星術的な「風の時代」の価値基準は以下の通りです。

・これからの「風の時代」と価値観について

風の時代での価値観:

個人と個人が横に繋がって広がりを持っていく、横世界軸。
あなたもいいし、わたしもいいよね!みんないい!ということを受け入れていく、社会の中で当然の通念として変革していく「多様化」の時代。
それに伴って「個人」も重視されていく「個人主義化」。
それぞれ、みんな違ってみんないい!という中の「私」について強化したり、内観したり、重要視されていく人と自分の個性の差とそれらを受け入れ広めていく社会。
そういう自分のありかたを「楽しもう」という個性を称賛する風向き。
これらに伴う「責任」(権利を叫ぶなら義務と責任が伴うのは必然)。
知性・精神性・個性・人間的豊かさが象徴され、強化されていく。持っている「モノ」よりも「何を何故大切にしているか」「どのような価値観を持っているか」と言った、目では見えない価値基準が重視。
一つの成功、誰かの成功よりも「それぞれの、個人個人の自由な成功の形や在り方」の方が重視される。
年齢・性別・国籍・肩書・物理的制限などの「枠」などの縛りから解放され、土の時代に「当たり前だと称賛されていたルートや価値基準」が変容していく。変わっていく。

他人と照らし合わせた正解や成功ではなく「自分自身の内側に正解や成功」があるというとらえどころのない概念的成長や思考の獲得に繋がっていきます。

風の時代の始まりの20年間は、トピックを集めたような凝縮した20年間になると言われていので、タイトルの中の小タイトルがポコポコ出てくる時代と言えるそうです。

・その時、日本は…

前回の冥王星水瓶座時代と言うのはもう、約240年くらい前(1777年~1798年頃の期間が前回の冥王星水瓶座時代)なのですが、アメリカ独立戦争、フランス革命、イギリス産業革命が起きた時代になります。

日本で言うと江戸時代中期にあたります。
この時代で有名なのは平賀源内がエレキテルを復元したことや、松前藩にロシア船が来航し通商(貿易)を要求したこと(結局拒否)、天明の大飢饉の後に浅間山の大噴火(1783年8月5日)などが起きました。

この頃の日本の幕府の老中は田沼意次だったのですが、天明の大飢饉を調べていくと2024年現在の日本に起きている「お米」に関する内容と少し似た内容があったので、Wikipediaから引用してみたいと思います。(天明の大飢饉は1782年から1788年までに発生した日本の近世における最大の飢饉)

東北地方1770年代から悪天候や冷害により農作物の収穫が激減しており、すでに農村部を中心に疲弊していた状況にあった。天明2年(1782年)から3年にかけての冬には異様に暖かい日が続いた。道も田畑も乾き、時折強く吹く南風により地面はほこりが立つ有様だった。空は隅々まで青く晴れて、冬とは思えない暖気が続き、人々は不安げに空を見上げることが多くなった。約30年前の宝暦年間(1751年 - 1763年)の4年、5年、13年の凶作があったときの天気と酷似していた[1]。こうした中、天明3年3月12日1783年4月13日)には岩木山が、7月6日8月3日)には浅間山噴火し、各地に火山灰を降らせた。火山の噴火は、それによる直接的な被害にとどまらず、成層圏に達した火山噴出物が陽光を遮ったことによる日射量低下で冷害をさらに悪化させることになり、農作物には壊滅的な被害が生じた。このため、翌年から深刻な飢饉状態となった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%98%8E%E3%81%AE%E5%A4%A7%E9%A3%A2%E9%A5%89

【背景】
幕藩体制の確立とともに各地で新田開発、耕地灌漑を目指した事業が行われた。しかし行きすぎた開発は労働力不足を招き、強引に治水した河川が耕作地に近接しすぎることで、洪水を頻発させ生産量低下の原因にもなった。

さらに当時は、田沼意次時代で重商主義政策が打ち出され「商業的農業の公認による年貢増徴策」へと転換され、地方の諸藩は藩財政逼迫の折に、稲作の行きすぎた奨励(結果的に冷害に脆弱であった)や、備蓄米を払底し江戸への廻米に向けるなどの失政が重なった。大凶作の一方で米価の上昇に歯止めがかからず、結果的に飢饉が全国規模に拡大することとなった。これは、国内における飢餓輸出と同様の構造である。

またコメを作物として見た場合、当時は耐寒性イネ品種が普及する以前であり、本来温暖な地域で生育する作物を寒冷な地域で作付けしたため、気温低下の影響を受けやすく、減作や皆無作などの危機的状況を招きやすかった。現在でこそ(コシヒカリなどの)冷涼地向き品種の作付けが主流となり、かつ冷害への対処技術も確立している日本の稲作であるが、当時は栽培技術や品種改良技術も未熟であったため、寒冷地での安定した収穫は困難であった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%98%8E%E3%81%AE%E5%A4%A7%E9%A3%A2%E9%A5%89

この後、田沼意次は1786年に失職し、翌1787年に新しい老中、松平定信による寛政の改革が始まる。(享保、天保の改革と合わせて、3大改革と言われている)87年には、江戸や大阪などで市民運動の一つでもある「打ちこわし」(天明の打ちこわし)なども起きていきます。

天明の打ちこわし(てんめいのうちこわし)とは、江戸時代天明7年(1787年)5月、ほぼ同時期に江戸大阪など当時の主要都市を中心に30か所あまりで発生し、翌6月には石巻小田原宇和島などへと波及した打ちこわしの総称である。天明7年5月の打ちこわし発生数は江戸時代を通じて最多であり、特に5月末の江戸打ちこわしは極めて激しかった。全国各地で同時多発的に発生した打ちこわし、とりわけ幕府のお膝元の江戸打ちこわしによって当時幕府内で激しい政争を繰り広げていた田沼意次政権派と、松平定信を押し立てようとする譜代派との争いに決着がつき、田沼派が没落して松平定信が老中首座となり寛政の改革が始まることになった。

https://www.bing.com/search?q=%E5%A4%A9%E6%98%8E%E3%81%AE%E6%89%93%E3%81%A1%E3%81%93%E3%82%8F%E3%81%97&qs=n&form=QBRE&sp=-1&lq=0&pq=%E5%A4%A9%E6%98%8E%E3%81%AE%E6%89%93%E3%81%A1%E3%81%93%E3%82%8F%E3%81%97&sc=10-8&sk=&cvid=8824D3E51D9743379D826FE58053E6C4&ghsh=0&ghacc=0&ghpl=

1791年頃にはアメリカのレディ・ワシントン号が和歌山県に寄港したり、翌年にはロシア船が再び通商を求めてやって来たり、「外から新しい文化」が固く閉ざしている日本の鎖国門を何度もバンバン叩きだす時代が始まっていきます。この年に「異国船渡来処置令」が発布され、日本に来た(清・オランダを除く)外国船を容赦なく打ち払う令が実行されていきます。

ルーン的解釈としては「ハガル」になんとかして、抵抗する小さな小人的なイメージです。外からやってくる、どうしようもないものに対し、徹底的に立ち向かおうと抗っています。(この後、93年に松平定信は失脚します)

水瓶座的には、革命、自由や平等、コミュニケーション、対等さ、世直し的なことは起きていますが、冥王星水瓶座時代in江戸時代を深掘り遡っていくと、水瓶座の前の山羊座にも一揆は起きているし、この時代は飢饉も幾度もあったので、その度に一揆や打ちこわしが水瓶座時代より前にも起きているということがわかります。

さて、とはいえ。
外からロシアやアメリカなどの外国船という新しいニューエイジやニューカルチャーが頻繁にやってくるようになったのも江戸時代の冥王星水瓶座時代とゆるく括ることもできると思いますので、いやはや、面白いですよね。

令和時代のホロスコープ開設を見ていくと、これからやってくる冥王星水瓶座時代には、個人個人が平等や自由を獲得するために、革命や改革、世直し的な社会運動が起きるかもしれない、と言われています。

・「風の時代」の幕開けから前哨戦まで

風の星座の領域でグレート・コンジャンクションが起きているからと言って、はい、変わりました!喜んで、すぐ明日から風の価値観大事です!というわけではなく、社会はゆるやかに変容していきます。

小説で言うところの
「あらすじ」が2020年のプレスタート期
これから、こういう物語始まっちゃうぜ。準備いいかい?的なお試し期間です。(ただし、別の読み物を読むことはできないという制限付き。これまで読んでいた物語を思い返したり、読んだりということはまだできる)

2021年-2022年はプロローグ期
主人公はあなたなんですけど、まだ先はよく見えずわかりません。けどもう物語のページが開かれちゃって、こういう感じで始まっちゃいましたよー的な、ドラクエだとまだ「故郷の村」とかにいるイメージですね。まだまだ他人事の時期。

2023年-2024年は第一章(冒険の始まり)
どっちに行こうかな。これ試してみようかな。こうしようか、ああしようか、という迷いが多く出る初心者冒険者の時期です。魔王を倒せって言われても、できるわけないっしょ(魔王とは何ぞ?)。でもやれって言われてるし。私の武器や装備、ジョブは何が向いているかな。タンク(前衛)かな、それともアーチャー(弓兵)かな、それともウィザード(魔法使い)かな、それともそれともクレリック(神官)かな…。とりあえず、ちょっとずつ試してみるか。

魔女はね13歳になったら修行に行くの、と言われても実家は恋しいし。でも覚悟を決めなきゃ!という期間。自分自身と超向き合う時期。自分事になった時期。

全部やめて全部更地にしてしまおうか!燃えろ燃えろ!!というような気持になりがち。運命が酷だと辞めたくなるよね。リセットしたくなる衝動が高まる。

そして2024年11月20日 第一章終幕(ようやく住み慣れた村から旅へ出発するところ)
冥王星が完全に水瓶座の領域に入って絶対に山羊座に戻ったりしない時期がスタートする。

2025年‐2026年 「風の時代」始まったよー!
土星や海王星が「新しいスタート/始まり」を象徴する牡羊座に移動します。
天体としてはゆっくりとした動きで、ひとつの星座を移動するのに十年以上の時間がかかる大物の天体たちが軒並み異動。
土星や海王星に続いて、双子座に天王星(革命の星・ハプニング)が7/7に移動していきます。2025年7月と聞くと例のあの日(7月5日とかの予言)を思い出しちゃうので、気にはなりますが。ともあれ、盛りだくさんの年になりそうな予感です。

・これからの「風の時代」の生き方ススメ

これまで固く握りしめていた「土の時代」の価値観を手放していくということがカギの一つになります。

一つのことを我慢して苦しんで、お金のために働かなければ幸せになれない。苦労は善、楽して楽しく仕事なんて悪い考えだ、悪だ、という思い込みや、こうでならなければならない、これこそが正しい。私の価値基準が正しい。という思い込みを手放し、あなたにはあなたの価値観や考え方があっていいし、私にはわたしの価値観や考え方があっていいよね。だってそれぞれ違うんだから、という柔軟な考え方に向かっていくことがカギ

また、好きだから何でもやっていいよ、さあ、やってごらん~。やりたいならどうぞ~という中にも「義務と責任」が発生することだけは忘れないでね、という自由選択の中の自己責任をしっかりと受け取っていくことも必要です。

社会的な欲求や正しさが自分の欲求と価値観に沿っているかどうかを問われていきます。マイホームがなければいけないという価値観は自分が持っている価値観に合っているか。なぜ、マイホームを持ちたいのか。そこでどのように誰とどんな風に生活がしたいとか、どんな自分のありかたを大切にしていきたいと考えるからマイホームが欲しいのだ、と思い至れる価値観が自分の中にあるかどうかなどなど。

情報の革新や広がりがますます加速していくので、フェイクニュースや不必要な情報も多くなっていきます。その中で自分に必要な情報を自分で獲得していく必要があります。自分で自分のアンテナを立てて情報を取得していく術や方法を持っておく事、必要に応じて使うことが必要

そして最後は、主体的に能動的に行動していくことが必要です。
自分自身がどうしたいかを考え、他人に依存することなく、自分で望む未来を主体的に作っていく必要があります。
目標や目的、望む未来地図を自分の中で自分自身の欲求をまっすぐに見つめて検討し、思い描いたら、待っているだけでなく自分の足で一歩一歩様々な情報や道具を使ってその道に向かってしっかり地に足を付けて歩いていくことが大切。そうでないと、風に巻き上げられる葉っぱのように吹っ飛ばされてしまいます。

・最後にルーン的な思考でのまとめ

時代の流れというのは「ハガル(雹・嵐)」と同じなので、人ひとりのちいさな力では抗うことができないほどの影響力を世の中に波及させていく。
そうした抗いようのないものの中で、外で嵐にもまれながら天に声を張り上げて「元の時代に戻せ!」と叫ぶか、家の中で安心して安全にくつろぎながら、「自分自身が望む環境や生活」を作り上げることは可能である。

家の中を万全に自分にとっての安全地帯にするのであれば「エオロー」守護のルーンがそれを象徴している。エオローは仲間の間で肩を寄せ合い、助け合い、協力をしていくという「友情」を示すコミュニケーションの必要性を持つルーンでもある。自分一人では心細い事でも、同じ志を持つ友や仲間がいればこれほど心強いものはないだろう。また、別々の方向に向かって力をそれぞれかけていくより、同じ方向に向かって力を合わせた方がそのエネルギーは和合するよりも、掛け合わさって何倍にもなるともいえる。

人の目を気にしすぎて「普通であろう」としていた人ほど、この心の葛藤や抵抗は大きいだろう。けれど「自分の中の本当の望み」を見出すことができた時、その方向に向かっていく道の先々で同じ「トーチ(松明)」で歩いている同じ仲間を見つけることができるはずだ。小さな枝でできた松明の一本が撚り合わさると大きな篝火になる。

篝火は時に様々なものを必要以上に燃え上がらせてしまう大きな火焔に姿を変えることもある。「シゲル(鋭い太陽の光)」のルーンが示すように、強すぎる輝きは自分も周りも焼いてしまうことになる。人に温かみを与える明るさの「ケン/カノ(松明)」のルーンであれば、暗闇の中でも手に手を取り合いながら望む方向に歩んでいくことができるかもしれない。

世の中に何が起きるのかについては「ペオース(ダイス)」の分野である。神の手の内で何が起きるのかは人の身ではわからない。実はダイスを振るまで神にだってどのような目が出るのかはわからない。いつか来る、何かのハプニングに恐れおののくより、そのハプニングを予見できるのであれば、予防線なり前準備をしておけば、少しだけでも安心を心の中に用意できるだろう。

恐れるな、ただ己の望みの中の善にあたたかく光を灯して進むべし、なのである。


灯り具を持つ女




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