良い3&D選手とは?を調べてみた。
まず良い3Pシューターを以下の2点でフィルタリング
1) 1試合あたりの成功数
2) 3Pの成功確率
以下の3つに分類
・平均+1標準偏差=great
・平均以上=good
・平均以下=below
1)1試合あたりの成功数の散布図
平均は2.12本。標準偏差は0.68。すごい外れ値が1つ。
2)3Pの成功率の散布図
平均は約38%
標準偏差は0.036
+1標準偏差は約42%
大半の選手が1試合3本以下。
42%以上の確率で3本以上の決める選手は3人。
- ジョー・ハリス:47.5%×3.1本
- ボグダン・ボグダノヴィッチ:43.8%×3.3本
- ステフィン・カリー:42.1%×5.3本
3&DのDについて分類
・DBPMを基準に全選手を分類
- 平均=-0.21、標準偏差1.12
- +1標準偏差=great
- 平均以上=good
- 平均以下=below
DBPMが高いほど守備での勝利貢献(DWS)も高い。
相関は約0.7。
- ドレイモンド・グリーン
- ナーレンズ・ノエル
- ルディ・ゴベア
などが上位。
分類してみると、3&Dにもいくつかパターンがありそう。一般的にはウィングが想定されると思うが、文字通り3とDが良い選手と捉え、PGも含めてみる。
典型的には以下の2パターン
1) Dが優れていて、3も良い
2) 3が優れていて、Dも良い
1-1: DBPMがgreatで、成功率と成功数が平均以上
- マイク・コンリー:41%/2.7本/0.9DBPM
- ダニー・グリーン:40%/2.5本/1.2DBPM
1-2: DBPMがgreatで、成功率か成功数が平均以上
- カワイ・レナード:39%/1.9本/1.0DBPM
- ニコラス・バトゥーム:40%/1.6本/1.0DBPM
- クリス・ポール:39%/1.5本/1.3DBPM
- ロイス・オニール:38%/1.5本/1.7DBPM
- ニコラ・ヨキッチ:38%/1.3本/2.5DBPM
- ケント・ベイズモア:40%/1.1本/1.3DBPM
- レブロン・ジェームズ:36%/2.3本/1.6DBPM
スター選手も3&Dというのか?という疑問が
3とDが優れている選手を呼ぶとき、
・ロールプレイヤー→3&D
・主力orスタープレイヤー→ツーウェイ
的な印象もある。
一応調べる目的は3とDが優れている選手なので、ここでは両者を分けないで調べていく。
渡邊雄太
- 40%[good]/0.7本[below]/0.4DBPM[good]
昨シーズンもDBPMは0.9で平均以上。
Dが優秀で、3も良いパターン。
来シーズンは成功率が同じくらいで成功数が増え、DBPMがさらに良くなる方向か。
2-1: 3が優れていて、Dも良い
1 3P成功数と成功率がgreat、DBPMがgood
-ステフィン・カリー:42%/5.3本/0.0DBPM
守備があまり上手くないという印象もあるが、DBPMの平均は-0.2なので、平均かそれよりほんの少し良い。グリーンが「年々うまくなっている」と今シーズンのインタビューで褒めていた。
2-2: 3P成功率か成功数がgreatでDBPMがgood
-ミカル・ブリッジズ :42%/1.9本/0.8DBPM
-ジョー・イングルス:45%/2.7本/0.7DBPM
-ルカ・ドンチッチ:35%/2.9本/0.6DBPM
-ジェームス・ハーデン:36%/2.8本/0.6DBPM
-ロンゾ・ボール:37%/3.1本/0.7DBPM
-フレッド・ヴァンブリート:36%/3.3本/-0.1DBPM
3: 成功率か成功数がgoodで、DBPMもgood
-ジェイ・クラウダー:38%/2.5本/0.7DBPM
-ジュリアス・ランドル:41%/2.3本/0.7DBPM
-ジュリュー・ホリデー:39%/1.7本/0.7DBPM
-レジー・ブロック:41%/2.5本/0.6DBPM
-KCP:41%/1.8本/0.6DBPM
-トバイアス・ハリス:39%/1.3本/0.7DBPM
-OG・アヌノビー:39%/2.4本/0.3DBPM
-PJ・ワシントン:38%/1.6本/0.3DBPM
-ニコラ・ブチェビッチ:40%/2.5本/0.2DBPM
-KAT:38%/2.4本/0.2DBPM
-クリス・ブシェイ:38%/1.5本/0.1DBPM
-マイルス・ブリッジズ:40%/1.8本/0.0DBPM
-マキシ・クリーバー:41%/1.7本/0.0DBPM
他1名(DFS)
この辺の選手は、イメージする3&Dの選手と近い気もする。
ブリッジズは双子で3&D。