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フルキャストワークショップオーディションについて


さて以前より告知させていただいていた

『時速246億』
2024年 春新作公演
フルキャストワークショップオーディション

いよいよ6月9日に締め切りをむかえます。
締め切りです。でもあと1日あります。1日しかないじゃないか!

いや、あと1日でギリギリですが、今回ワタクシ川本成がこの様な事をやろうと思った理由など改めてお伝えしたいなと思いnoteを出動です。

今回

フルキャストオーディション

です。
そうです。全ての方々をオーディションで決定させていただきます。

舞台のよくあるオーディション感じだと、ある程度キャストが決まっていて、それ以外のメンバーをオーディションで選ばせていただく、みたいな感じですが、今回は全員です。全キャスト、オーディションで決定します。

なんか上から目線な感じで思わないでください。すみません。これには理由があるのです。

これは悪いとかいいとかの話では全然ないのですが。

昨今のキャスティング事情。
やっぱり公演をやるとなると、収支が大事になります。これはもちろんそうですよね。エンタメといえど興行なわけですから。毎度大赤字でした、なんて事になると、公演自体できなくなるわけですから。
なので、そもそもお客様に劇場に来ていただかなければなりません。
チケットを買ってもらって、貴重なお時間を使って。

そうなると、ある程度集客が見込めるキャスティングにしなければなりません。
これも当然です。観たいと思ってもらえないとそもそもどうしようもありませんもの。

そうなると、最近は大体インスタやTwitterのフォロワー数などをみてリサーチする事になります。
ある程度の数字で読みたいわけですもんね。

何度も言いますがそれが悪いとかいいとかではないです。だってそれが基準になるわけですから大事な事です。
そうして、お客様に来てもらって採算合わせるのが興行ですもん。

それとしてのやり方を僕自身も経験していますし、ひとつの方法論です。
でもその感じだけだと、どこか似た感じのバジェットばかりになってしまう。
そして、その数字メインの方法論では出来ない感じの事も確実にあると思います。

なので今回は逆をやろうと思いました。 

役者、演者はそもそも演じている時が大事ですよね。

僕は常々思いますが、「本番でしかつかない筋肉」が絶対にあると思います。

スポーツもそうですが、絶対的に試合で1発決めるやつがスターです。本番。試合に強いやつ。稽古や練習でいかに活躍しても、本番は別です。
とにかく、俺とみんなの本番の機会を作りたいんです。
僕でいうと今回、出演するかもしれないししないかもしれないけど、脚本や演出をする事自体が本番です。創る事がそもそも本番です。
オーディションも本番だと捉えると試合だと思いますし、そこで勇気や気概を発揮する、という事です。

役者は待つのが仕事、とも言います。
それも正解です。待つのも仕事。でも攻めるのも仕事。とも思います。
本番が1番役者が輝く瞬間である事に間違いはありません。

そして、僕は今回演じたりはもちろん、色んな人と出会ったり、出会った人々とのストーリーを考えたり、その人たちの魅力を見つけたり、オリジナルの脚本を考えたり書いたり、その事自体が試合です。

手前味噌ですが、ありがたい事に、来年以降、こんな僕にお願いしてくれて動いているワクワクする仕事が幾つかあります。

それも大変に嬉しいですし、これからワタクシ川本成ガンガンいこうと思っています。面白いエンタメをバシバシ創っていこうと燃えています。
その中で思う事があります。

それは

ひとりじゃ出来ない

という事。

やっぱり人間と創るのです。
人は人に感動します。
人間と創って、人間に感動してもらう事が大事だと思ってます。

だから、今後、一緒にやって行きたいなと思う方々と出会いたいのです。

仕事や案件も大事ですし、そこでの出会いも大変に嬉しいし、ありがたいです。
でもいただいてばかりじゃあね。

僕自身が、僕自身と、未来を作ってくれる人々と出会って、そして『本番』を歩む事。

お客様に対してもそうです。
実際、面白い作品を創るとか息巻いていますが、そんな事もそもそもエゴです。
誰からも頼まれてないわけですから。

勝手に、やりたいからやるくせに、お客様から金もくれ、時間もくれ、みたいな事言ってる訳ですから。

ずいぶん勝手です。すみません。

でも、そんな矛盾すら凌駕する様な作品が創れたら。面白かった、観に来て良かった、と言ってくれる作品創り。

これは僕の覚悟でもあります。

商業的な発想はもちろん必要です。大事です。
それはそれとして、今回は衝動的な機会創り。

機会を創る。

実は今回の企画、僕にとってはリスクしかないかもしれません。採算の面も内容の面も。
でも、だからやります。萩本イズムです。逆です。
ガシガシ今後も様々なエンタメを作っていく上で、必要な事だと思いました。
思いついちゃったんだもの。
もうやらない選択肢はありません。

絶対面白いモノ作ります。

実は今回オーディション自体をずっと追いかけて、それすらエンタメにしようと企てています。
それをたくさんの方々に観ていただいて、それが業界の方の目に留まったりするかもしれません。その人が臨む姿勢に対してファンになってくれるかもしれません。人間の魅力はどこで発揮されるかわかりません。なるべく参加してくれる方とお客様とも時間を共有して、お互いの「魅力発見ゲーム」ができたら素敵だと思います。
だから、ずっと本番。ずっとエンタメ。

オーディションの過程、そしてワークショップの時間、そして作品創り、稽古、舞台本番。

様々な本番を歩み、春を迎えられたら、お互い大きな発見もあるかもしれません。

今回のオーディションに受かるとか受からないとか、気にしないでください。春の舞台本番、はひとつの指標ですが、今後川本成は色々なエンタメを作っていく訳ですよ。
今回だけのオーディションじゃあない事も改めてお伝えしたい事です。
川本成の人生にこの指止まれしてくれたら嬉しいのです。川本成の未来に投資してくれませんか。

長々となりましたが、是非参加していただけたら幸いです。

締め切りは9日‼️

少し過ぎたっていいよ、もう。週末くらいまでにください。


jisoku246oku.com/audition/


川本成より皆様へ

この度、時速 246 億は新しい出会いや可能性を求めて 初のフルキャストワークショップオーディションを開催します。
川本成が完全オリジナルの新作を書き下ろし、 オーディション合格者の皆様とゼロから作品を創り上げたいと考えています。
もちろんキャリアや演技経験、そしてプロアマは問いません。
熱意のある皆様とお会いできることを心から楽しみにしています。
皆様からのご応募をお待ちしています!
◆公演概要

作・演出:川本成(時速246億)
稽古日程:2024年3月頃〜
本番日程:2024年春@都内劇場
*稽古前に数日ビジュアル撮影などあり
◆応募対象・条件

2024年4月1日時点で20歳〜50歳の方
性別、プロ、アマは問いません
原則として稽古期間、本番期間のスケジュールを確保できる方
オーディション日のスケジュールを調整できる方
出演料は合格者に別途ご相談させて頂きます
◆オーディション概要

第1次選考
書類審査【結果は6月23日(金)までにご連絡致します】
第2次選考
面接@都内会場【7月の土日予定】
第3次選考
ワークショップオーディション@都内会場
【8月の土日予定/2日間ご参加頂く予定です】
*各選考結果は通過された方のみにご連絡致します。
 通過されなかった方にはご連絡致しませんので予めご了承下さい。
◆オーディション参加料

第2次選考:1,500 円(税込)
第3次選考:3,000円(税込)
◆応募書類

プロフィール(A4 用紙 1〜2 枚にまとめたバストアップ・全身写真入りのもの)をメール、または郵送にてご提出下さい。

〈プロフィールには下記事項の明記もお願い致します〉
時速246億作品観劇の有無(有の方は作品名も明記下さい)
好きな演劇作品
好きな映像作品
自慢できる特技
出演作品(ある方のみ)
自己PR、意気込みなど
7月土日のNG日時
メール宛先:
info246@jisoku246oku.com(件名には【2024年春公演】と明記下さい)
郵送宛先:
〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-4-1 来るびる8F 株式会社萩本企画内
時速 246 億事務局宛
締切:2023年6月9日(金)必着
◆注意事項

オーディションの模様を撮影し、後日時速246億のYouTubeで配信させて頂く可能性がございます。予めご了承頂ける方のみご応募下さい。
オーディション内容、各選考結果は制作サイドの許可が下りるまで全てのSNSで公表すること、ご友人、ご家族などへの口外は厳禁とさせて頂きます。




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