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次男を待ち伏せ散髪屋さんへ直行するミッションコンプリート!

 次男(小3)の髪が伸びてきたので、日曜日に散髪屋さんへ連れて行こうとしましたが、動こうとしません。

 里親さん宅から帰って来た直後は「借りてきた猫」のように、割と素直に言うことを聞いてくれました。

 しかし、日が経つにつれて、次男はだんだんとおうち暮らしの感覚を思い出してきました。

 そして、今ではすっかりわがままで言うことを聞かない「うちの子」になりきっています。

 そこで、母親であるママも知恵を働かせることにしました。

 次男が帰って来るのを階下で待ち伏せして、家に入らずそのまま散髪屋さんへ直行するミッションを思い付いたのです。

(かばんは階段に置いて行こう。

 だけど、金曜日だとパソコンが入っているかもしれない。

 では、土曜日にしようかなぁ——)と、あれこれ考えを巡らしていました。

 すると、長男(高1)が「協力するから今日にしようよ」とありがたいことを言ってくれました。

「それでは、ミッションの決行は20分後に……」

 私と長男は、ミッション5分前には階下で待機していました。

 しばらくすると、次男が学童の先生の運転する車で帰って来ました。

 先生に挨拶を済ませると、長男は次男のかばんを持っておうちへ、ママは次男を連れて散髪屋さんへ行きました。

 金曜日なので、散髪屋さんは空いていて、10ミリの丸刈りはあっという間に終わりました。

 さぁ「お髪上等」になった次男をお風呂に入れて——、ミッションコンプリート!

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