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送り帰しても道路を渡って押しかけて来る地域猫の茶白

 大晦日の夜、また茶白猫をうちの近くの駐車場で見かけました。

 茶白猫は片側2車線の道路を渡った所に住んでいる地域猫で、時々道路を渡ってこちら側まで来るのです。

 猫が道路を渡るのは超危険ですが、茶白猫は何度も行ったり来たりしています。

 てっきり、車通りの少ない深夜に道路を渡るものだと思っていました。

 しかし一度、偶然に茶白猫が道路を渡るのを目にしました。

 時刻は午後4時半、さぁーっと道路を駆け抜けて行きました。

 茶白猫はちゃんと、車を見て渡っているのでしょう。

 大晦日から、茶白猫を毎日見かけました。

 地域猫をお世話しているおばさんに聞いたら「茶白猫は毎日帰って来ていて、朝のちゅ〜る点呼の時にはいつもいる」とのことでした。

 ある寒い夜のこと、茶白猫が玄関の所に来て「みゃお〜ん、みゃお〜ん」と鳴いたり、ドアを引っ掻いたりしました。

 うちはペット可物件ではないので(チャッシーごめんね)と思いながら、何とか追い返しました。

 翌朝も来たので、洗濯網で捕まえてリュックに入れて横断歩道を渡り、次男(小5)といっしょに地域猫の棲み家へ送り帰しました。

 その時はおとなしく帰り、しばらくは道路を渡って来ませんでした。

 しかし、茶白猫はまたまた来たのでした。

 今度は長男(高3)もいっしょに、またリュックに入れて棲み家へ送り帰しました。

 ところが、茶白猫は帰る私たちの後をついて来ました。

 そしてなんと、華麗に道路を渡ったのでした。

 そう言えば、茶白猫はおばさんの家にもついて来て、その家の猫たちに「シャー、シャー」言われながらも居座ったそうです。

 完全な「押しかけ女房ならぬ押しかけ猫」です。

 猫好きは猫に翻弄でも楽し……。

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