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ファンタシースターオンライン2ニュージェネシス ストーリー第7章で不安になった人向けの考察【PSO2NGS】

このnoteの前提とお願い

  • この記事は個人的な感想と考察と解釈でできています。

  • 「NGSしかやってないし、今後も旧PSO2をやるつもりはない」という方はこんな小難しいこと考えなくていいので読まないでいいです。

  • 便宜上、PSO2の主人公(プレイヤーキャラ)を指して「わたし(たち)」という表現を用います。(別に「安藤」でもいいのですが、あれはPSU由来の言葉なので…)

  • PSO2 エピソード1~6までの内容を前提に考察をしているので当然ながらネタバレを含みます。

  • 当たり前ですがこの記事の内容はPSO2公式のものではありません。

  • 今後(2024年6月以後)のPSO2 NGSのストーリーでこの記事の内容が的外れであったとなる可能性があります。

  • よってこの記事の内容を事実として公式に質問したり要望したりすることの無いようにお願いいたします。

NGSストーリー第7章で明らかになった過去との繋がり

プレイした人は見てきたわけなのでストーリーについて詳しく解説することはしませんが、結果として不安になった人もいそうなので考察をつらつらと書きだしてみようかと思います。

ストーリー第7章で明らかになったプレイヤーキャラに関する情報は、まとめると以下の通り。

  • コールドスリープ状態だった「過去のアークス」である

  • その情報は喪われており、アークスであるという以外に何もわかっていなかった

  • グランドエンドを迎えたキャラクターで特定の選択肢を選ぶとマトイの記憶がフラッシュバックする

ということで…こんな不安を抱いた人がいそうだなというのが

ということ

なんだかんだで、PSO2のストーリーをちゃんとやりこんだ人の多くがそれぞれに違いはあるにしても、マトイのことを大切に思っていると思います。

なのに彼女を一人残してコールドスリープに入り、NGSの「現在」へと向かうことになるのではないかと不安や不満を感じる人がいたとしても、不思議ではないと考えます。

それに対する私の回答はというと

となります

どうしてそのような結論に至ったかとなると説明が長くなるので、興味のある方はお付き合いいただけると幸いです。
長いの読むのが嫌だという方は、目次から次の段を飛ばして結論まで飛びましょう。


PSO2主人公という「ズル」い存在

まず、PSO2のストーリーにおいて「わたし(たち)」であるプレイヤーキャラが何をやらかしてきたのかについてまとめていこうかと思います。

エピソード1序章~第1章 A.P.238 2/20

PSO2の物語のはじまりであるA.P238年2月20日。
「わたし(たち)」はこの日を3回繰り返すことになります。
ここで大切なのは「過去を書き換えていない」という点です。
1回目での「ゼノとの出会い」
2回目での「マトイの救出」
3回目での「【仮面】との遭遇」
そのすべてを「上書きすることなく同時に存在させている」という、因果とかパラドックスとかどうしたんだという現象をまず初っ端に起こしているわけです。
それができたのは「分岐まではマクロな差異が無く、分岐後はそれぞれが干渉することがない」ことで、矛盾が拡大しないようにできたからではないかと想像できます(ただしアフィンのこの日の記憶は…)。

エピソード2第6章 A.P.228

この章においては、ストーリーミッションの部分よりもそこへ至るまでの断片的なエピソードが重要になります。
この章において、ゼノの言う「師匠」が過去に干渉した「わたし(たち)」である、ということが明らかになります。
はい、因果がループしましたね。
普通なら因果のループは矛盾によって破綻するものなのですが…
「わたし(たち)」という存在の情報を曖昧なものにして特定できない形にする
ことで破綻を回避しているように考えられます。
レギアスの場合は「アークスのうちの誰か」という感じで曖昧になり、
ゼノの場合は「名前も知らない正規アークスの先輩の誰か」という形になる。
そうすることで「わたし(たち)」にとっての過去であるエピソード1でのゼノの視点が矛盾を起こさないようになったと考えられます。
なので、この時の情報がジャミングされているのは…マトイを中心として起きた時空震というのもありますが、この時空震自体が「都合のいい」ものであったこともポイントなのかな?と思われます。

余談ですがこの「曖昧さ」はプレイヤーキャラがどの種族や性別であっても矛盾しなくなるという「仕掛け」の一部分でもありますね。

エピソード3第7章【仮面】の分岐

この章の『決断の日』にて【仮面】が「わたし(たち)」から分岐した存在であったことが確定することになります。
【仮面】という存在はエピソード1からここに至るまでに幾度となく接触をしていった結果として「【仮面】と「わたし(たち)」が同時に存在できる可能性」を最大化したことで、他者の介入の無いあの場所という条件はありつつもその素顔を晒すことができたのだと思われます。

そして『決断の日』の結果、前よりも大きな因果のループが形作られ「観測される範囲においては「わたし(たち)」はひとり、されど観測されない限りは「わたし(たち)」はふたり」という状況を生み出し、『あなたが生まれたその理由』という可能性を生み出すことになりました。

かつてのマターボードで、この時のEP3-7『彼の日を超えて、その先へ』だけがシオンやシャオを経由していないのも示唆的なものになっていますね。

エピソード6第6章【原初の光】

エピソード6のノーマルエンドにおいて、「わたし(たち)」は【深淵なる闇】を抱えて『時間がうまれるより前』へと跳ぶことになるのですが…。

結果として『無に光と闇が投げ込まれ、宇宙がはじまる』という、最大の因果のループが出来上がることになったと推測できます。
こうして「わたし(たち)」とすべてのはじまりが繋がること、そして「それでも」と願うことで、グランドエンドへの道が拓かれました。

グランドエンドへと繋がる「あなたが紡いだ未来」において、マトイに語り掛けた「光」の正体…これについては改めて筆者の解釈であることを強調しておきますが、この「光」こそがノーマルエンドの結果として【原初の光】となった「わたし(たち)」なのであろうと思っています。

そして時空の狭間(時間と空間がはじまるところと無との狭間)にて【原初の闇】を退けたことで【原初の光】と「わたし(たち)」が分岐し、グランドエンドという結末へと至りました。

余談ですが、エピソード1冒頭でのシオンの台詞の意味も、こう解釈することができると思います。
条件が整い、【原初の光】が「ヒト」として顕れるのをシオンは「ずっと待っていた」
【原初の光】が「ヒト」として顕れるために必要な条件をシオンが整えるまで「待たせてしまった」

結論:1000年後の「現在」に「わたし(たち)」がいるということの解釈

前段での「わたし(たち)」がやらかしてきたこと…逆に言えば「わたし(たち)」ができることを踏まえて、NGSの「現在」に存在していながらもマトイを一人にしないでいい理由を考察し(こじつけ)ていくわけですが…「わたし(たち)」は

  • ある時、ある場所において観測される「わたし(たち)」はひとり

  • しかし同時に存在していた『情報を隠匿された誰か』は「わたし(たち)」であったことにできる

ということになるので、結論としては

 
 

といったあたりでしょうか。

あくまでこれは筆者が自分が納得する形に、現在までのストーリーの情報をまとめた考察でしかないので「自分にとっての正解」はそれぞれのもので良いと思っています。
筆者においては、NGSプレイヤーキャラは「新たに生み出された「わたし(たち)」という解釈をしており、これはNGS開始時から変わらないままです。
だって三年前のNGS開始前メンテ中にこんなこと言ってましたからね。


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