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【所得税】韓国と日本どっちが高い?

会社員をしていると、
毎月引かれる税金は、どうせ同じだからと確認していなかったんですが、
入ってくる金額だけではなく、出ていく金額にも関心を持たねばと思い
調べてみました。

私は韓国在住なので、まず韓国の所得税もチェック。

韓国の所得税

韓国の所得税は8段階に分かれています。

[課税所得] [税率] [控除]
1400万ウォン以下 6%
5000万ウォン以下 15% 126万ウォン
8800万ウォン以下 24% 576万ウォン
1億5千万ウォン以下 35% 1544万ウォン
3億ウォン以下  38%  1944万ウォン
5億ウォン以下  40%  2594万ウォン
10億ウォン以下  42%  1944万ウォン
10億ウォン超過  45%  6594万ウォン


韓国の所得税率


計算しやすく100円が1,000ウォンだとすると、
1,400万ウォン(140万円くらい)以下の課税対象額で6%です。
年俸ではなく、課税対象額なのでだいたいの人がこの辺り、
もしくは、5,000万ウォン以下に入ると思います。
6%と15%では大きな違いなので、控除額を増やしたほうが得ですよね。

では、控除を増やすためにどうするのかと言うと、
韓国ではクレジットカード、デビットカード、現金などで支払った
金額が控除されるので、限度額300万ウォンに達するまで使ったほうが得です。(限度額300万ウォンは総所得7,000万ウォン以下)

使った金額そのままではなく、使用した金額の
クレジットカード15% デビットカード・現金30%が控除になり、
合わせた金額で300万ウォンが限度です。

もちろん、医療費や保険や扶養家族の控除もあります。
日本の制度をまねしているので、仕組みはよく似ています。

韓国に来たころは、
クレジットカードの買い物まで控除されるなんてすごい!
と思いましたが、別にすごくなく、日本でいう基礎控除と同じです。

しかも日本の場合、2020年から一律48万円が控除されるので、
日本の方が控除額が大きいですよね。

しかも、日本は194万9千円まで税率5%だから、さらにお得。

所得税 日本

課税対象額1千万円基準で見ても、
日本は33%、韓国は35%
控除額も計算すると、
日本だと176万4千円で、韓国は円計算にすると、195万6千円です。

韓国の方が所得税が高いということが分かりましたㅠㅠ

ちなみに、韓国では私が渡韓した2011年には既に
住民番号ですべての国民の消費活動が管理されていて、
国税庁のホームページで照会すると、すべての記録が出てきます!
どこの病院にいって、いくら使って、とか
怖い、、、と思ったのですが、年末調整の際に
ログインして資料をダウンロードするだけなので、
簡単で便利です。

余談ですが、
クレジットカードの使用記録も管理されているので、
コロナの際にはクレジットカードの使用履歴から、
コロナ陽性の人の行動を追跡したりして、
うそつくと罰金となってました。。


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