オタクの妊娠 エピソードナイン





里帰りの準備の帰省から少し経ち、ついに妊娠後期に突入した。ちなみに妊娠後期は28週から出産までの期間のことを言う。つまりラストスパートに突入したということだ。この期間に赤は現在の2倍くらいの大きさになるらしい。今まで5ヶ月くらいかけてでかくなってきたのの、2倍。ここにきて変則システム。配分考えろ(⁉️⁉️⁉️)。胃を更に圧迫するようになるから胃もたれしないよう食事は猫食いのような少量を少しずつ、を心がけよう!と思った28週初日、いきなり胃もたれした。原因はたぶん甘いパンの食後に食べたアイスだ。甘いもの食べすぎやろと思うかもしれないが、その前3日間くらい妙に甘いものを求めていて、なんか変だなと思っていた。でもどうやらこの時期から赤に優先的に糖がいくらしく、一気に母体がブドウ糖を欲するらしい。恐らくそれが原因だ。この情報をルナルナベビーで読んだときに、あんまりにも「身体は正直」でビックリしたし引いた。母親がよく「からだの声に従って食事すればいい」と言っていたけどどうやらガチっぽい。とはいえ甘いものをだらだらとではあるけど入れすぎたらしく、普通にもたれた。当たり前すぎた。気持ち悪くなりながら夜はサンマを焼いたが、大根おろしが功を奏したのか寝る頃にはいい感じに落ち着いた。



ちなみに最近はたまに耳の違和感がある。調べると妊娠中はホルモンバランスと体重の変動が激しかったりむくみやすかったりするせいで、耳がおかしくなりやすいらしい。代表的なものだと耳管解放症という耳管が常時あいた状態になるもの。多分これに近いことが起こってる可能性がある。詰まり感があるし、これ以上耳垢が増えてきたら耳鼻科にいこうと思う。むくみもひどくなってきた。今まで使ってた太もも全部覆える着圧ソックスはお腹がつかえて履くのがしんどいし、着圧も強すぎる気がしたのでチュチュアンナで膝までのマタニティ着圧ソックスを購入した。妊娠中のマイナートラブル、数えだすと多すぎる。実家に帰ったら絶対鼻水の息苦しさとそれに付随する耳の不調でパニックを起こすに違いないが、多分実家に帰らなくてもそれはそれで違う理由でパニックは起こすと思う。体も痛みだして眠れないだろうし尚更。これはもうしょうがない。



ちなみに28週というのは妊娠時期の大きな壁のひとつだ。28週で早産した場合、その後の生存率はだいたい95%を越えるらしい。何度かこういう壁を乗り越えてきたが、少し安心。とはいえ大前提として早産は困るので腹の赤にもう少しおさまっててなと声をかける。この頃には聴覚も大分完成しているらしいからいっぱい声をかけるといいとのこと。余談だがこの前地元の友達とWEST.とAぇの円盤の観賞会をしたら、赤はWEST.のときは大人しくしていたのに、Aぇになってからは活発に動いていた。ひとつ身なので、わたしのテンションの高さを心拍数とかから感じ取った可能性もあるが、そろそろ声とかを覚えてきたのかもしれない。かわいいやつ。ねー誰が好きなん?正門?同担やね。



仕事は通勤時に席に座れなくて萎えていたのが一周回って萎えなくなってきた。何故かは不明。産休までもうあとちょっとだしこれくらいいいか。という気持ちがあるのかもしれない。本当に気持ち悪いときは優先席に座っている方へ申し訳ないがお声掛けすればいい。と思いながら毎朝揺られている。産休まで残り1ヶ月を切って色んなひとに産休入るんですと伝えだしてからは、「全然わからなかった」「お腹ちっちゃいね」「なんか痩せたんじゃない」等言われることも増えた。実際3.5キロくらいしか太ってないし、仕事中は大きめのトップスとズボンを穿いていることが多いから妊婦だと気づかれることはほとんどないし、気持ちはわかる。そういうことを言われる度にお腹の子の体重は週数相当あるので大丈夫です!と答えてはいるし実際そうなのだが、でもやっぱりなんとなく言われ続けるといい気分はしなくなってくる。こちらお読みの皆さんはあんまり妊婦の体型について直接何か言及することは避けていただけたらと思う。むちゃくちゃイヤ‼️というよりは、なんとなく心配の種を産むので。お腹おっきくなってきたね~、は全然いい。実際自分としてはおっきくなってきてるし、パンパンで苦しい。それに風呂の鏡見るたびギョッとしている。まだ妊婦の自分に慣れていない。



そして2週間ぶりの妊婦検診。配偶者は朝からお仕事のためひとり。今回は胎児スクリーニング検査という精密めな超音波検査。じっくり見たけど今日は顔が下向きかつ腕でがっちりガードしていたため顔を見ることはできず…。次は見してな。心配だった臓器については問題なし。心臓もお部屋が綺麗にわかれてるし、肝臓とか胃とかもきれい。へその緒はこれだよーって教えてもらえた。血管が3本あって正常だねと言われて何のこっちゃすぎたけど「はい‼️」と元気良く答えた。胎盤の位置も問題なし。胎盤が子宮口にあり赤ちゃんを塞いでいる場合、帝王切開待った無しとのこと。とりあえず問題はなさそうで良かった。1300グラムをこえ、順調胎児。そして先生から前回の糖尿病の検査の結果が告げられる。なんと…ひっかかった。嘘だろすぎる。微妙に値がオーバーしていた。ついでに貧血気味の結果も出たので鉄剤を出された。これは何か微妙に前から言われていたこと。鉄サプリをとりだしたところだし、何となく自覚あったし、まあ鉄剤で改善したらいいな。糖尿病の再検査は来週で、前日21時から絶食とのこと。午前中いっぱいつかって3回採血するとのこと。むっちゃ嫌。でも仕方ないので頑張る。



とりあえず来週の検査及び自分のからだの為にも悲しいが糖分ひかえめ・無理ない運動を始めることとした。妊娠糖尿病は妊娠時期にのみかかり、出産後には正常になるらしい。これも変なシステムのひとつだ。れっきとした病気だしマイナートラブルとはいえないだろう。家族に糖尿病の既往があるひとは体質的になりやすく、要注意らしい。わたしの親は糖尿病ではないけれど、もしかしたら身内のどこかにいるのかもしれない。最近糖分を欲していたとはいえ、検査したのは2週間前。その頃はイカれた食生活はしてなかったと思う。確か会社の健診でも血糖値はAを叩き出してたはずだ。風邪を引いていてそれで低血糖ぎみだったからジュースにがっつり反応したのかもしれない。正直近頃自分で食事を作っていないから、何を食べていたか思い出せない。まあ本当に問題があるのならちゃんと見てもらう必要があるし、無理はせず挑もう。



この日はそのあと忍者担と観賞会をした。鑑賞中に食べようと思っていたキャラメルポップコーンはさすがに泣く泣く片付けた。少年忍者はめちゃめちゃ人が多いから演出が一辺倒じゃなくて面白かった。これぞあの事務所!という感じのミュージカル風の演出もあり、関東ジュニアのコンサートは普段見慣れないものすぎて新鮮だった。アクロバットも多くて見ごたえあり。そのあと大昔のジュニア合同コンサートを見たりして感傷に浸りまくっていた。何もかも変わった。その変化をゆっくり咀嚼していくしかないのだ。



次回赤用品の準備&糖尿病再検査結果予定。妊娠中だけ糖尿病になりやすいの、変なシステムだけど食生活を見直すいい機会‼️

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