世界中のだいすきをあつめて なにわ男子デビューおめでとう。





2021年1月。ずっと大好きだったTOKIOの長瀬智也さんの、彼の事務所退所前最後の映像作品である、「俺の家の話」が始まった。長瀬智也さんを好きになったきっかけは、「俺の家の話」と同じく磯山晶Pが手掛け、宮藤官九郎さんが脚本、そして長瀬さんが主演のドラマ、「タイガー&ドラゴン」だった。それから過去の彼らのタッグ作を見漁り、ハマってからも次々と発表された作品、そして過去作品を飽きることなく楽しんでいた。



長瀬さんがかっこよくて、すきで。究極に言えば彼になりたいとまで思っていた。


でもジャニーズとしての彼を応援しているわけではなかったし、まわりにジャニオタと呼ばれる友達は沢山いたけれど、ずっと女性アイドル畑にいた自分自身はどこか「男性のアイドル」を好きになることは一生ないんじゃないかな、と思っていた…というよりは考えたこともなかった。なんとなく、どこか遠くの世界の話のように捉えていたと思う。


これはそんな人間のなにわ男子沼落ちからデビューへの雑記です。


「俺の家の話」に話題を戻したいと思う。


「俺の家の話」の、主人公である長瀬智也さん演じる観山寿一。彼の甥・高校生の大洲(だいす)を演じていたのが、なにわ男子のビジュアル担当・エースである道枝駿佑さんだった。


彼との出会いはここが最初ではなく、2019年放送「俺のスカート、どこ行った?」を、ジャニーズが好きな友達と一度だけ見て、その時に彼をはっきりと認識した。でも、「きれいな顔だな」その程度。そんなシンプルな認識だったが、その後も何となく彼と、そのとき同時に出演していた長尾謙杜さんのこともぼんやりとだけど覚えていた。ハイチュウのCMや時折覗くワイドショーで彼らを見るたび、「あ、道枝くんと長尾くんだ。」と、何となく意識はしていた。その程度のシンプルな認識といいつつ、私は興味のないものにはとことん興味がないから、恐らく彼らはこの時点で私の脳にまあまあインパクトは残していたのだと思う。


いつだったか、何かの広告でなにわ男子を見たとき。
「道枝くんでも長尾くんでもなく、この子がセンターなんだ。」と真ん中に立つ男の子に対して呟いたのを覚えている。


その時はその「道枝くんでも長尾くんでもないこの子」に未来のわたしが全部の感情を捧げたいと感じているとは、まさか夢にも思わなかった。


話を戻す。「俺の家の話」第一話放送後、先述したジャニーズが好きな友達に「俺の家の話、道枝くんがかわいいね」と、LINEをおくった。そして、YouTubeの動画が送られてきた。この一瞬で、大袈裟ではなく、たぶん、わたしの人生が変わった。



正直、度肝を抜かれた。


普通の人類ではありえないくらい輝いていて、少しの間頭がショートしていたように思う。人間、一度に大量の輝きを浴びると頭がついていけないんだと思う。これはなにわ男子を好きになってから何度も感じているから、多分、というか確実に説立証。


まずは楽曲のクオリティの高さに驚いて、中心にいる赤髪の男の子があんまりにも眩しくて、心底驚いた。あのときの、「道枝くんでも長尾くんでもないセンターの子」だ。


きびきびと「とめ」「はね」のしっかりしている、ジャニーズをよく知らない私にも「これぞ」と魅力的にうつる王道のダンス。カメラが寄ると気持ちいいくらいバチッと決められるウインク。何よりも、自信に満ちていて楽しそうな表情。なに?このひとは?そう思った。


後になって、友達から彼がアイドル誌の恒例企画である「ジャニーズJr大賞」にて「恋人にしたいJr」という目玉企画で三連覇し、殿堂入りしていると聞いて、妙に腑に落ちた。突出してカリスマ性を感じたからだと思う。正直に言うと、顔はタイプではなかった。なのに、どうしようもなく惹かれてしまい、もう今となっては全部が愛しくて仕方ない。


すごいアイドルがわたしの人生にひょこっとあらわれた。まさに青天の霹靂。


それからは早かった。彼らの足跡を辿って辿って、西畑大吾の全部が好きになって、最初は認識できていなかった、やさしくて不器用なハンサム、高橋恭平がかわいくて仕方なくなって。なにわ男子全員のことがとても好きになった。


信じられない程のスピードで露出が増え、本当にJr?と思うくらい活躍するなにわ男子を応援していると毎日があっという間で、楽しくて仕方なかった。


辿る中で、キラキラした姿以外の、彼らの痛み、苦しみ、試練を少しずつではあるけど知った。リアルタイムで彼らに寄り添って支えてきたファンの方々ほど理解できてはいないだろうけど、映像や文脈からそれらを汲み取ることはできた。


そして、彼らの人生を消費することに少しの罪悪感を感じたりして。


でも人間と言うものは欲深いもので、それ以上に彼らを慈しみたい、応援したい、そして、もっともっと大きくなっていくであろう彼らの未来を見たい、彼らから与えられる幸せを感じたい。そう思った。


アイドルを応援するのはまず第一に体力がいるし、お金もかかる。結構しんどいことは重々承知していたけど、それを補って余りあるほど、彼らが愛おしいなと思った。


そして来る2021/7/28。ツアーの横浜アリーナ2日目、昼公演。彼らは悲願であるデビュー発表を私たちファンと同じタイミングで知った。


白地に赤のステッチがかわいい、けんとくんのつくった衣装の7人がくっついて円になり、ひとつの野球ボールのようになるのがとても印象的だった。


いつでもわたしたちの方を向いて、ありったけの幸せを届けてくれるなにわ男子が、その時ばかりは脇目もふらず、自分たちのみで集まることを優先した。西畑や丈くんはすぐにこれを申し訳ないと言ったけれど、嬉しく思った。彼らの人生の大きなターニングポイントを彼らだけで噛み締める瞬間を、見つめることができる。こんな幸せはない。


多分あの瞬間の西畑の喜怒哀楽全てを内包したあの表情は一生忘れない。


その後の7/28夜公演。人生はじめてのジャニーズのコンサートは、あまりにも楽しすぎた。本当にあの輝きを纏って彼らは生きているんだな、と思った。現実なのに、現実じゃないみたいな不思議な気持ち。ずっと味わっていたいような幸福。その後フォロワーが誘ってくれた北海道公演でも最高の思い出ができた。


それから昨日までは本当に早かった。デビュー発表後の怒涛の雑誌ラッシュ、TVラッシュ。ついていけないとは思わなかった。なにわ男子がこれまでよりひときわ輝き出した瞬間を、今しかないこの大事なときを一瞬でも見逃したくなかった。


コロナで気が滅入って、仕事で疲れて、そんなときなにわ男子はいつでも笑っていてくれる。存在が何よりもファンの励みになっていることを、ちゃんと彼らはわかってくれている。言葉で伝えてくれている。


なにわ男子を大好きになってから同じように大好きになった関西ジャニーズJrを卒業した11/11。ベストアーティストへの生出演。


関西アイランドをしっかりAメロ(レア)から大切に歌いきり、音楽番組の特別演出では、彼らを送り出す同期・後輩、迎え入れてくれる偉大な先輩の言葉を、いつもすぐに泣いちゃう西畑がぐっと口の端をあげたまま、涙一粒こぼさずにしっかりと前を見据えて聞いていて、わたしには彼が夢ではないこの現実を噛み締めているように見えた。西畑すぐ泣くやろな。とか軽口叩いてたTVの前の私は普通に泣いていた。情けない。


そして昨日、11/12、金曜日。念願のCDデビュー日。
ずーっと大忙しだったなにわ男子は、彼らの原点・大阪から、このデビューイベントだけのために用意された、文字通り「プラチナのジェット」で東京へ降り立った。


飛行機から降り立つ様子をかつてのビートルズに重ね、「なにわのビートルズ」とかいうちょっとダサい冠がつくのも彼ららしくてかわいかった。YouTubeで配信された初心LOVEは今まで見た中でいちばんかわいくて朝から緊張でへとへとだった心にありえないくらい染みた。夜までYouTube生配信をしてくれて、恭平が追い討ちで泣かせてきてもう最後めちゃくちゃになった。


なにわ男子はいつでもわたしたちの予想を超える活躍を見せる。デビューして更に悠か遠くの存在になってしまった。でも、それでも。いつでも彼らはファンに寄り添ってくれている。彼らを見ていればそれがわかる。


不安なことがあっても、言葉で、パフォーマンスで、わたしたちを安心させてくれる。


なにわ男子はこれからもきっと大丈夫。
これは、祈りに近い気持ち。


2021/11/12、天赦日。なにわ男子のために選ばれた日。
CDデビュー、本当に本当におめでとうございます。


願わくば、彼らのきらめく笑顔みたいに、溢れんばかりのしあわせがいつまでもつづきますように。大好きです。 


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