見出し画像

オンライン日本語講師 価格設定について思うこと

こんにちは。
未経験からオンライン日本語講師を始めたRunaです。

オンライン日本語講師を始めて数ヶ月が経ち、価格設定の難しさを感じます。

今回は、価格設定についての私の今の方針や考えをお話しします。
有益系ではないので、一個人の考えとして読んでいただけたら嬉しいです。


私の現状

私はコンサルは受けず、独学(というよりほぼ実践のみ)でオンライン日本語講師を始めました。
プラットフォームはPreplyを利用しています。

最初の価格設定

Preplyのプロフィールを登録する際に、価格設定をしたんですが、最初は9ドルから始めました

9ドルにした理由は、未経験・資格なしで教えるのに経験がある他の先生と同じ金額にするのは申し訳ない、また生徒側からすると同じ金額なら私を選ぶメリットがないだろうと思ったからです。

価格の部分で選んでもらえるように1桁にしたのと、それ以上安くするなら普通にバイトしたほうがいいと思ったので9ドルに決めました。

値上げについて

少しずつ値上げをしていってますが、既存の生徒への価格交渉はまだしたことがありません
なので、生徒によって値段はバラバラです。

9ドルの生徒さんが4名で、その次は13ドル以上です。
9ドル→10ドル→11ドル→13ドルと上げていったのですが、10ドル、11ドルで始めた生徒さんは辞めてしまったので、価格に差があります。13ドル以上の生徒さんは1ドルずつの差です。

なぜ値上げ交渉しないのか

私がこれまで値上げ交渉をしたことがない理由は、主に以下の3つです。
・初めて教えることなので高い金額を取るのが申し訳ない
・開始当初の研修のような期間に付き合っていただいたお礼
・単純に交渉が苦手

現在、9ドルでレッスンをしている生徒さんは4名です。

<現在9ドルの生徒さん>
生徒さん① 1番最初に入ってくれた人
生徒さん② 学生さん
生徒さん③ 日本在住の方
生徒さん④ 日本語初心者さん

この生徒さんたちにもいずれ値上げ交渉をする予定なのですが、現在値上げしていない理由と、今後の展望についてお話しします。

生徒さん① 最初に入ってくれた人

この生徒さんは、私がPreplyに登録して1週間くらいでレッスンを始めてくれた方です。
9ドルの生徒さん4人の中では日本語レベルは下から2番目です。

レッスンのやり方を本当に何もわからない状態から続けてくれているので、お礼の気持ちもあり値上げ交渉していません

また、彼はかなり楽観的な性格のようで、よくレッスンに遅刻したりレッスンを忘れたりしてドタキャンがあります。
私はレッスンを忘れていた場合もPreplyの『当日キャンセルは全額支払い』という規定通りレッスン料をいただいています。
遅れて参加したりドタキャンなどで、トータル時間の3分の2くらいしかレッスンしていないと思います。

私は、待っている時間は、教材を作ったり他の作業ができるのでドタキャンもむしろラッキーと思っています。
なので、レッスン料を上げて辞められるリスクを取るよりは、このままの料金でもいいかなと思っています。
(あまり学習意欲が高そうではないので、きっと値段が上がると続けてくれないと思います。)

生徒さん② 学生さん

2人目は大学生の方です。
日本語レベルは4人の中だと上から2番目くらいです。
基本的なことはわかっているけど、動詞の変換などが難しくまだ初級の教材で学習するレベルです。

この生徒さんは、私の教材を順番に進めていくスタイルのレッスンの中では一番進みが早いので、常に1番最初に初めて使う教材を使っています。
この生徒さんに使って、難しそうな部分は修正を加えたりしているので、試験運用のような感じになっています
そのため、高いレッスン料をいただくことができず、当面は9ドルのままでいこうと思っています。

また、学生さんなので価格交渉は難しいかもしれないなとも感じています。

生徒さん③ 日本語がある程度話せる方

3人目の生徒さんは、奥さんが日本人で日本で生活されている方です。
英語と日本語で奥さんと会話されているらしく、日本語で理解はできるけど使えない文法もあるという感じです。

この生徒さんには、わからない文法をピックアップして、それを教材を用いて練習するスタイルです。
日本語がわかる方ということと、教材を順番通り進めていく通常の私のレッスンスタイルと少し違うので、この生徒さんとのレッスンはいつも少し緊張してしまいます。

レビューでは、とてもいい評価コメントをいただいたんですが、自分自身がこの生徒さんにとって最善のレッスンができているという自信がないので、レッスン料を上げられていません
もう少し自信がついたら上げたいな…と考えています。

生徒さん④ 日本語初心者さん

最後は、日本語初心者さんです。
ひらがなは読めていて知っている単語もあったのですが、ほぼ1から教えています。

彼の進み具合的に、他の生徒さんにもレッスンしたことがある単元を後追いで教えるので、私もレッスンの流れに慣れてスムーズに教えることができています。

彼には近いうちに値段交渉したいと思っています
価格を最終的には少なくとも15ドルにはしたいと思っているのですが、9ドルからいきなり15ドルにするか、9ドル→12ドル→15ドルにするか悩み中です。

「学習内容がレベルアップするので、レッスン料金を上げます」という感じで交渉したいのですが、レッスンのキリがよくなるのが1ヶ月以上は先になりそうです。
次のフェーズの単元に入る少し前に、交渉しておこうと考えています。

リサーチしてみた結果

私はコンサルに入っていないのですが、SNSなどでリサーチするとコンサル生は5ドルか6ドルくらいから初めて、トライアルレッスン後すぐに価格交渉するそうです。

Preplyで他の講師の方のレビューをいろいろ見ている時に、「レッスンをして数回で◯ドルに上げられた。詐欺みたい。」と1点のレビューを付けられている方を見たことがあります。
当時は、上記のコンサル内容であることを知らなかったので、「そんなことする人がいるんだ…」と思っていたのですが、これも戦略だったんですね。

色々考えてみたけど

私も「低価格で生徒を獲得して、その後値上げ交渉した方がいいのかな?」と考えた時期もありました。
でも、今のところその方法は取っていません。

コンサルの方の方法は、5〜6ドルくらいから初めて、最終的に何ドルまで上げるのかは分かりませんが、コンサルの成果を出すためにも20ドル以上にはするのではないかなと思います。
素人の考えですが、5ドルで始める生徒さん(おそらく価格が安い順に検索している)が、4倍近くの20ドル払ってくれるとは思えません。

トライアルレッスンを5ドルで提供して、トライアル中に「今回はトライアルなので5ドルだったけど、次から通常レッスンで◯ドルにします」と言うなら、多少値上げしても続ける方はいるかなと思いますが、トライアルレッスンから定期レッスンへの転換率が下がる気がします。
定期レッスンへの転換率が60%を切るとスーパー講師になれないので、検索でヒットする確率が下がります

また、トライアル以降も数回5ドルで提供して、その後値上げ交渉をすると「詐欺みたい」のような悪いレビューが付けられかねません。
コンサル生はレビューをもらった後に価格交渉をするそうですが、生徒側はレビューは書いた後からも内容の変更できるそうです。(※レビューをもらった後に価格交渉する理由が、悪いレビューがつかないためかどうかは分かりません)

Preplyの公式にこちらのような注意がありました。

ご注意ください: より多くの新規生徒を引き付けるために検索価格を変更する場合、トライアル後に生徒の個別価格をすぐに変更すると否定的なレビューにつながり、検索順位が下がることに留意してください。現在の生徒の価格を変更する前に、生徒が変更に同意していることを確認してください。

翻訳

そう考えると、値上げありきで集客のために低単価で始めるのはかなりリスクが高いなと思いました。

今後について

今後は既存の9ドルの生徒さんに価格交渉をしていきながら、新規生徒さんの価格をさらに上げていきます。
高価格のレッスン料をいただけるようなレッスンの提供が必要なので、日々研究しながら良いレッスンができるよう今後も努力していきます💪

価格交渉をしたらまたご報告します!

オンライン日本語講師のみなさん一緒に頑張りましょう!
価格交渉についての見解があれば、コメントで共有していただけたら嬉しいです🫶

いいなと思ったら応援しよう!