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日本は失敗に厳しい?失敗は成功の始まり。大切なのはリカバリー

日本において失敗に厳しすぎると思ったことはありませんか?

例えば…芸能人のスキャンダル。仕事上でのミス。

口では「完璧な人間なんていないよ」と言いながらどこか自分にも他人にも失敗に厳しくなっている自分がいるのではないでしょうか?

仕事でミスをすれば怒られ、芸能人がスキャンダルを起こせばネットで叩かれ…

こんなに失敗に厳しい世の中では挑戦することにも消極的になってしまいますよね。


失敗してもその失敗を責めるのではなく、次をどうしていくかを考え、また相手に考えさせることのできる人でありたいものです。

さて、ここで本題です。

失敗したら終わりではありません。むしろ、失敗は成功の始まりです。よく失敗は成功のもとなんて言いますが、本当にその通りなのです。日本では言葉ばかりが独り歩きをしてしまっていて、言葉の内容は全く浸透しきれていないと私は感じています。

失敗しても大切なのは、リカバリーというお話です。

リカバリーとは…直訳すると「復旧、復帰、回復、修復、復元」などの意味を持ちます。

身近なところではゴルフで少しミスショットをした後にどう修正するかの場面で使われたり、マラソン等負荷の強い練習や大会、レースの後とかに回復の意味を込めてリカバリーという言葉をつかうことがありますね。

まさにゴルフの場面で使う「リカバリー」なんていうのは今回の話の内容に直結します。

ミスショットからのリカバリー。まさに、失敗からの修復ですよね。結果それでカップに入れることができれば良いのです。もちろん打数は少ない方が良いですが。

そのリカバリーを今回はゴルフ以外の仕事や生活に置き換えてお話してみましょう。

と堂々とツラツラと文字を記載していますが…

私…失敗をしてしまったのです。今回はその失敗を元に記載をしています。


私は理学療法士(リハビリ)の仕事をしています。私の仕事は利用者様のお宅にお邪魔してリハビリを提供するのですが…仕事中にですね、利用者様のお宅の物を壊してしまいました。

もちろん故意ではないです。わざとではないのですが…不意に足が当たってしまい、壊れてしまいました。完全に「やってしまったな」と思って…すぐに謝罪をしました。その本人様のご家族様も「全然気にしなくていいよ」と言ってくださいましたが…本当…申し訳ないなと思いながら…それが午前中の早い時間での出来事だったので、午前中は反省しながら落ち込んでいました。

物自体はベッド柵のネジ調整するつまみ部分のプラスチックの所がボキッと折れてしまいました。

本人様いわく、その部分はなくても大丈夫ということだったので、正直私としては、少し安心はしましたが、もちろん壊してしまったので大反省です。

本人様もご家族様も本当に良い方で「本当に気にしないで」というように言ってくださって…反省しつつも、よかったと少し安心もしていました。

利用者様のお宅の物を壊してしまったので、会社の方にも報告はしないといけないので、その出来事の後すぐに報告をしました。

この辺は難しいのですが…人によっては2択に分かれるかもしれません。

ご家族さんが大丈夫って言ってくれているから報告はしなくても良いと思う方もおられるかもしれません。もちろん、そのことが良いとか悪いという議論はここでは置いておきましょう。

正直私もほんの少しだけ、報告しなくても良いかな?と頭をよぎりました。よぎりましたが、私の中で誠意ではないし、自分の中でもストレス度や幸福度にも影響が出ると思ったのですぐに会社の方には報告しました。

私が過去に働いていた職場では正直このようなケースの場合はあまり良い反応をされないケースが多かったので、報告する際はとてもネガティブな感情でした。

もしかすると、このブログ記事を読んでくださっている方の中にも同じような環境の方はおられるかもしれませんね。中にはこのようなマイナスな報告をするとネガティブな反応をされたり、酷いケースだと怒られたり、罵声を浴びせられたりなんてケースもあるかもしれません。

現に大所帯の職場になると上司などは理解があっても同僚などから冷ややかな目線や言葉を浴びせられるケースも結構ありました。

しかし、今私が置かれている環境では、本当に感謝しかないのですが、この報告をして一番最初に言われた言葉は「お怪我はないですか?」と私の心配をしてくださったのです。

もちろん、私の心配なんてしてほしかった訳でもないですし、そんな心配をされるとも思っていませんでした。むしろ、利用者様の怪我の心配をされることはあっても私の怪我の心配だなんて…なんて素敵なんだろうと思いました。

その後も私の直属の上司→その上司→施設長(院長)に報告させていただいたのですがどなたも何ひとつ嫌な対応、嫌な顔ひとつされませんでした。

「弁償が必要だったら、会社のお金で払うから、ひとまずは誠心誠意謝ってください」と言ってくださいました。もちろん、当然のことですが、誰一人責めるなんてことなくその場は収まりました。

もちろん、反省しています。大反省しています。自分を正当化するつもりなんて毛頭ないですが、前回のブログの記事にも繋がるのですが、失敗というのは、誰にでもあることだと思います。失敗ない人、完璧な人なんていないのです。

だから、失敗して、それをどう回復するか、ここが本当に大切です。

今回のブログ記事のテーマの言葉を使うのであれば、どのようにリカバリーするか、そこが本当に大切 だと改めて実感しました。

私も、部下や後輩ができた時や子どももいますし、少年野球のコーチもしてますので失敗した時にリカバリーを促していけるような声かけができる人間になりたいと思います。

何なら、積極的に失敗をするように声掛けをしても良いのではないかとも思っています。

もちろん、取り返しのつかない失敗は避けますが…


失敗した時に、それを攻め立てるのではなくて、どういうふうにリカバリーしていくか、ここが大切ですね。本当に改めて痛感させられました。

そしてやはり、「感謝」です。

反省しています。それと同時に感謝です。物を壊してしまったご本人様とご家族様、に感謝ですし、それを責めることなく、リカバリーの機会をくださった職場の方にも感謝です。


今の職場は本当に良い環境で働かせていただいていると実感しているのです。本当に感謝です。

そして最後になりますが…ストレスの対処法は「感謝」です。

この辺のお話はまた改めてさせていただくとして、今回は触りだけ。

感謝することが意識できるようになってくるとストレスは少なくなるなと思っています。

「足るを知る者は富む」という言葉があるように、今自分にあるものを数えてそれが当たり前ではなく感謝すべきものだということを感じることができるようになるとストレスもかなり軽減できると思います。

みなさんも毎日色々ありますよね。モヤモヤしたりイライラしたり…やるせないこともたくさんあると思います。そんな中にも感謝できることが見つかるとストレスの対処法にもなるかもしれません。

少し話は逸れましたが、人は失敗します。

大切なのは失敗した後のリカバリー。過去を責めるのではなく、これから先その失敗を基にどのように成功に向かっていくのか?リカバリーしていくのか?そのように自分や周りを促していくことができれば、またできるような人間になれたらなという記事を書かせていただきました。

最後まで読んでくださった方に幸あれ。

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