【2028年5月19日】 青木選手兼任監督、サヨナラタイムリー!
【神宮】 DeNA 0 - 1× ヤクルト
19日、神宮で行われた横浜DeNAベイスターズ戦で、スワローズが青木宣親選手兼任監督(46)のサヨナラタイムリーで見事サヨナラ勝利を収めた。選手兼任監督のサヨナラ打は、2リーグ制以降初の出来事であった。
この日、青木は自ら「2番・右翼」として出場。この日の打線は8回まで相手先発・藤浪晋太郎投手(34)を相手に苦戦を強いられ無得点。スワローズのエース・奥川恭伸投手(27)も負けじと9回まで0点に抑え続け、なんとか彼の好投に報いたかったスワローズ打線。9回裏、先頭の1番・鍵和田淳一選手(20)がツーベースで出塁。チーム最年少選手の鍵和田を2塁に置き、2番のチーム最年長の青木が打席を迎える。「ここで打たなければ、選手である意味がない」と並々ならぬ思いで迎えた打席。藤浪のアウトローに投げられた154キロの直球をレフト線へはじき返し、鍵和田がサヨナラのホームを踏んだ。
そしてナインが一斉に青木の元へ。盛大に手荒な祝福をされ、「オレ、監督!」とツッコミを入れつつ満面の笑みでナインと喜びを分かち合った。青木自身、平山オーナー就任の2022年以降では初のサヨナラ打であり、お立ち台で青木は「うれしいですね。みんなに水をかけられた時、やっぱりまだまだ選手でもいたいなと思いました。監督としての仕事はもちろんやりつつ、選手としても、これからも最大限の準備を怠らず、1日でも長く選手を続けられるように頑張っていきます」とコメントするとスタンドからは割れんばかりの大きな拍手が。
選手と監督の二刀流をこなす青木に、これからも目が離せない。
▽平山オーナー「いくつになっても、全く変わらない姿を見せてくれますね。本当に頭が上がらないです」