20231118 今更SHHis沼に落ちたオタク2023
アイドルマスターシリーズは765とミリマスはうっすら知っているくらいで
デレマスだったら以前にデレステをやっていて、二宮飛鳥さんと乙倉悠貴さんが推し(担当ではなく)ではあるのだけど、
とはいえ今もゲームを続けているわけでも進行形のコンテンツを追っているというわけでもないので、一丁前にファンって名乗るのは自分の感覚的に違うかなぁと思っている。
そんなアイマスシリーズの中で言えばシャニマスはそれなりにプレイした側のゲームで、
天才で、~っす口調で、型破りで、見た目もキャラクターもあまりに好きすぎた芹沢あさひに惹かれてプレイしたところ、
芹沢あさひにハマり
あさふゆにハマり
黛冬優子にハマり
和泉愛依にハマり
Straylightにハマり
という過程を経て、
ストーリーの良さは痛いほどわかったので、Straylight関連以外のコミュも読んでは「階段の先の君へ」でボロボロ泣いたり「ストーリー・ストーリー」で読むしんどさを感じつつも後半のカタルシスを味わったり、
という感じで、
シャニマス有識者の人ほど話の全体のファクターがモチーフでメタファーのなんたらかんたら、ほど深読みはせずともストーリーメインで楽しんでいた。
そんなうちにSHHisが実装されてしばらくした頃から、もともとソシャゲがあまり続かないタチなので明確なきっかけがあったわけではないがしばらくプレイせずにいたのだけど、
アニメもやるし、シャニソンも出ることだし、
この間やっていた無料10連は引こうかなとログインし、
ついでにイベントがStraylightだったのでストーリーを読むためにプレイし、
ついでに改めてStraylightを再認識しようと関連コミュを読み直し、
ついでにnoctchillも好きなので関連コミュを読み直し、
ついでに他のコミュで未読のものを読んでみようという段になり、SHHisに手を出してしまった。
一度離れる前の時点での若干のSHHisの知識はあって、
はづきさんの妹で、アイドルの才を見出されなかった平凡な人間だけど無理やりアイドルになったらとりあえずなんとかなっている七草にちか。
もともと何かしらのアイドルの経験があって何かしらの事情で283プロに移籍した、めちゃくちゃパフォーマンスがすごい緋田美琴。
このふたりがSHHis。
もともとアイドルオタクだったこともあり、ユニットのパートナーとして隣に立つにはあまりに美琴を崇拝しているにちかと、にちかに対して何を思っているのかが全然掴めない美琴。っていうかこの人感情ある?
という感じで、自分は百合と関係性のオタクなので女の子ふたりいれば気楽にハマるかと思いきや、本当に美琴が何を考えているのかがわからなかったもので、最初にSHHisに触れた時点で全然ハマらなかった。
それでも現行でプレイしていたときに実装されたユニットだったこともあり印象は深かったので、という理由でSHHisのコミュを選んだ。
『ノー・カラット』は一応読んで記憶がとても薄い状態で、
読んだのは『モノラル・ダイアローグス』。
話が!!!!
重い!!!!!!!
にちかだけがバラエティで売れ始めた記憶はあったけど美琴との間にめちゃくちゃ格差が出始めていたり、
よく知らないけど美琴とにちかが注目されていたときに病んでいた子(ルカ)が里帰りしてるし、
もともと噛み合っていたとは思えないSHHisの歯車がさらにずれていて、にちかはもともと不安定なのに輪をかけてつらそうだし、美琴も体調を崩しているようだし、
っていうか美琴もしかしてマジでただの練習マシンなのでは?
っていうかそんなふたりの間を取り持つ手段がクリニックに行くの手段として現実的すぎない?
物語として気軽にまとめやすい解答じゃなくてあくまでそういう現実的な手段を取ってくるところがシャ待って美琴さんに誕生日と血液型覚えてもらっていて嬉しそうなにちか可愛い!!
そしてストーリーが終わるときも結局ふたりの何かが劇的に変わったわけじゃなくて、お互いに向かってほんの一歩を踏み出しただけだったと思う。
なのになんなんだろうこの読後感の良さは。確実に良い方向に向かったって確信できるし何が絶妙な塩梅になればこんな素晴らしい話になるんいやなんで社長とルカこじれてんの?
「オマエが触ったものなんか欲しくねェよ……!」
「……じゃ、もらってきますねー」
ってやりとり、双方の演技がすごすぎてゾクゾクしながら読んでいたのに、またこのふたり奪い奪われってするんです?
このゲーム、ストーリーがあまりに良すぎる代わりに長いし重いしこの話はより重いしで消費カロリーが高すぎたのだけど、
「こりゃいかん……! 次も読まなければ……!」という使命感でオーバーワークに走った。
読むのはもちろん『セヴン#ス』。
にちかがアイドルを志すきっかけであって、にちかにとっての最大の目標で理想でもあって、突如引退後に行方をくらました伝説のアイドル・八雲なみ。
そのトリビュートギグになんやかんやあってSHHisのふたりが出ることになったが……という話らしい。
八雲なみはにちか関連でよく名前を見ていたので社長との関係とかもなんとなく知っていたか察していたかしているけど、
というかなんか先行き不安そうですねこれルカも出てくるし待って美琴とアイコンタクトできるってなって嬉しそうなにちか可愛い!!
前回コミュの終わり方自体は不穏だったけど美琴とにちかの関係はやっぱりちょっとだけど進んでますねこれ最高! SHHis仲良しでいてくれいやまた分裂すんの!? えっしないの!? どっち!?
あっしなさそう!! 良かった!
でもルカ病んでんな、というか病んでないところ見たことない気がするから病んでるって感想じゃなくてもうこれが「いつもどおり」なの八雲なみの娘!?!?!?!??!?!!??!
えっにちか降板!? 美琴さんまたルカと組むの!?
あっでもなんか美琴はけっこうSHHisに対して思い入れというか今の自分の居場所はSHHisなんだって意識をしっかり持っていそう、
というか空回りしている感がすごいのが少し切ないけど美琴とまた一緒にやれて嬉しそうなルカ普通に可愛い気がしてきた。
にちかとルカの対比表現はいろいろあったのだろうけど、八雲なみの曲の振り付けの中のアドリブ部分で拳をぎゅっと握るかどうかを「気に入っているor好きじゃない」はすごくわかりやすい。
美琴さんが結果として「拳をぎゅっと握る」を選ぶことも含めて。
ルカに移入して読むとつらい話なのだけど、まぁ自分はSHHisのふたりをメインに読んでいるしまぁまぁいやにちかがかつてアイドルだったときの象徴のビールケースのステージに今のにちかにとって八雲なみと同じくらい憧れの存在であろう美琴さんが登ってくる結末やばすぎひん……?
ということで。
時系列やら場面やら場所やらが混ざる、名前は知らない演出手法でいろいろ振り幅がすごい体験を得て、
認識がどうにもなんとなくになってしまうのだけど、SHHisはきっとこれで大丈夫になったんだろうなと思える話だったんじゃなかろうか。
次は『not enough』。
「SHHis」の形はここまでで明確になったように思えたので、ここから先にどういう話をやるのかなと思っていたのだけど、
よりふたりの関係は近くなったように思える中で、ふたりをモチーフにふたりを主役にした舞台を通して、
1に練習、2に練習、その他も全部練習の練習マシン・美琴の欠陥をにちかがちゃんと知って、ふたりの関係が対等になっていく話だったと思う。
筑前煮といえば大事な彼女さんと筑前煮を作るビデオレターのイラストくらいしか思いつかなかったのだけど、このコミュで筑前煮から連想されるものが増えた。
筑前煮と言えばビデオレターとSHHis。SHHisの配信を見ていたルカか?
ここまでのコミュほど落差は大きくなかったので致命傷になるほどの傷は負わなかったけど、ただただ良い話だった。
「このふたりはきっと、ただ一緒に
いたいだけなんだろうなって……思ってね」
居酒屋女将……貴方も関係性のオタクか……?
ということでまぁことごとくSHHis沼にどっぷりとしてしまったのだけど、
SHHisに関しては今までのアイマスシリーズとはまた違うハマり方をしてしまった。
良し悪しの話ではなく自分はアイマスシリーズの楽曲にハマることが今までほぼなく、
思いつく限りデレマスの「Hotel Moonside」は(たぶん)3rdライブをライブビューイングで見て圧倒された経験で好きになったのと、
「Radio Happy」が普通に曲として良くて好き、というくらい。
数少ない好きな曲はEDMだけど自分の嗜好は基本はロックだし、
シャニマスで言えばStraylightもnoctchillもユニットは好きだけど曲は全然知らないし、
正直SHHisも別に曲は好きになることはないんだろうなぁと思っていた。
この5日間ほど、SHHisの曲以外聴いていない。
ハマっている。
曲の完成度がちょっと段違いすぎやしないだろうか。いや他の曲をろくに聴いていないのだけど。
でもBouncy GirlもFashionableもFly and FlyもForbidden ParadiseもOH MY GODもSWEETEST BITEもWhite Storyもすべてが間違いなくとんでもなくいい。
正直最初はSHHisのコミュを読んでいるときに聴こえてきたOH MY GODの
「自由↑自在の無二の存↑在なの」
の由↑と存↑がめちゃくちゃ耳に入って気になったので試しに聴くか~程度だったのだけど、一聴の段階から良かったのに聴けば聴くほど味が出てくる。
特に全体を通してにちかの歌がすごく好きで、
実際は単純に声質なのだと思うけど、個人的には必死に声を絞り出すような歌い方に聴こえるのがとても良く、そこから張り上げる声を出されるとそりゃもう最高で、
美琴は自分の語彙では「低めで綺麗な声」くらいにしか形容できないけど、高めで少しトゲのあるにちかの声とハモるとき、ユニゾンするときは化学反応を起こし、掛け合いするときはコントラストがめちゃくちゃ良い。
Kpopっぽいという評価があるらしく、自分はKpopを聴かないので「っぽい」かどうかの判断すらつかないのだけど、Kpopがこんな曲ばかりならめっちゃ聴く。
以上、SHHis沼に片足を突っ込んだオタクの記録。
自分は好きな物語の登場人物は基本的に何が何でも幸せにあってほしいし曇る場面を積極的に見たいわけではない人間で、
とはいえSHHis、特ににちかが幸せそうなところはまだ見ていなかったのもあってここらへんのイベストは一気読みできたのだけど、
数少ない手持ちのSHHisのサポコミュを読み、公式4コマのSHHis回を読み耽っていたところ、楽しそうなSHHisを接種しすぎたせいで、W.I.N.G.とかファン感謝祭とかG.R.A.D.とか、そのあたりをプレイしに行く気力が湧きづらい。
いや絶対読んだほうがいいのだけども……読みたい気持ちも重々あるのだけど……