タブー視される性の話|教育、広告、企業etc.
SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2023
「今知ろう、オールジェンダーのセクシャルライツ」のまとめ🙋♀️
https://youtu.be/sLzAhvVPw-I?si=TLpEQmgA2uNH97Yf
テーマはSRHRの中でも、セクシャルライツ(性の権利)
Sexual Reproductive Health and Rights: SRHR
※SRHR「性と生殖に関する権利」と訳される。
堅苦しいので、「自分の性・生き方を、自分で安心して決められる権利」といったイメージで良いのでは。
世界の現状🌍
世界の女性の死因の多くを占めるのは「予防できるはずの」もの(妊産婦、子宮頚がんなど)
出産が命懸けな国もまだまだある。
日本の現状🇯🇵
①ジェンダーギャップ指数、146カ国のうち125位 (モルディブとヨルダンの間)
政治138位、経済123位、医療59位、教育47位
✍️政治&経済(仕事)分野での遅れがポイント。
・出産、育児で女性の持続的なキャリアを築く難しさ
・政治界での参加率の低さ
といったところでしょうか。
②日本の性教育の不足
性教育=避妊や性行為だけではない。
例えば、最近話題のニュースを交えると、
性犯罪を受けた時の正しい対応について教わったことはありますか?
ちなみにユネスコを始めとする国際機関は5歳ごろから年齢に合わせた性教育を推奨している。
性教育の最初のステップ🐣:
STEP1 自他の境界線(バウンダリー)から学ぶ
✍️人との心地よい距離感を知ること。
STEP2 自分はどういう人か探っていく(アイデンティティの探求)
✍️自分を知らないと、人にも自分の好き嫌いを伝えることができない。
STEP3 他人とのコミュニケーションを学ぶ
コミュニケーション力や自己決定能力を育てるという役割ももつ、日本の性教育の遅れは度々国連などから指摘されています。
日本だと、「生殖器の名前覚えましょう」「月経の仕組み覚えましょう」というテストで点数をつけやすい内容を中心に扱う印象。
本質的な教育、本当に必要な情報を届けるのって難しい…
③日本の避妊の選択肢の少なさ
コンドームの成功率は82%。
あくまで、性感染症予防であり、世界水準の避妊方法ではない。
女性主体の避妊方法の少なさ、ハードルの高さが課題。
✍️②と関連するけど、性に関して話す機会が少なく、常識を疑おうにも疑えない。
科学的根拠より社会的なカルチャーが根付いている印象。
人生を左右することもあるし、様々な選択肢から自分に合った方法を選べたらと思う。
広告的観点から見る日本のSRHR
a. 性的コンテンツの日常化/ゾーニング
・突如、画面に現れる性的広告
・ターゲットを履き違えた広告
✍️関連もなく表示される性的な漫画広告とかね...
c. VICTIM BLAMING(被害者非難)
・「SNSでは元気な様子をあげているから、被害に遭っているはずがない」
・「断りきれなかった自分のせいかもしれない…」
✍️性被害者=自己責任という声のあげづらさ。
d. ジェンダーバイアス
企業での倫理的要請の高まり
・SDGs、ESG、ステークホルダー資本主義、コーポレートガバナンスなどムズカシイ言葉をっ並べて、現場に落とし込めていない。
(形だけの施策)
・ただ、制度化は入口としては設けるべき。
まとめ
・日本における人権教育(性教育)の不足。
✍️性教育は自分を守るため、大切な人を守るために必要なもの。
・日常の延長で性差別・犯罪は起きている。
身近な人と性について話せているだろうか。
✍️見てみぬふり、自分のことでも気づかないふりをしてしまうことも。
・自分のアンコンシャスバイアス(無意識の偏ったモノの見方)を疑う習慣をつける。
✍️色んな情報、人に触れよう。
最後に
分かった気になったら終わり。
謙虚に学ぶ姿勢を忘れず、様々な価値観に触れて、多角的に物事を見れる人になりたい〜👩🦳
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