マカロンをだにーにあげてみた
ある日レッスンの帰り道、
マカロンを買った。
その日は街まで出たので、少しリッチな気持ちでマカロンを5つ買ったのだ。
一つずつみんなで食べようと思った。
帰宅して、紅茶を入れた。
イギリスでのむ紅茶が美味しいのはなぜだろう?
乾燥気味の空気のせいか、
寒さか、風の匂いか、時間の過ぎ方なのか。
ミルクティーは最高だった。
キッチンで、さて、食べようという時に、
よちよちと
だにーが現れた。
だにー、
マカロンあげるよと一つあげたら
上機嫌になり、なにやら、わたしに教えてくれた。
目をつぶれというので目をつぶったら、
なにかやっている。
フィールしろと言われたので、立っていた。
長すぎるので薄目をあげたら、
私のおっぱいの前で、
ぐるぐるを描いていた。
まったく
とんでもないじじいである。
おかげで手渡したマカロンは潰れているし、
笑いながら消えていった。
この可愛さが、彼の魅力なんだろう。
ただ、とんでもないじじいである。