ママ起業家がやってはいけない目標設定-「事業計画には子供の年齢を入れる」
「億越え社長になりたい!」
起業したての頃。私の目標は、ただひたすら「億越え」。
億越えする事業を考えて、
億越えする計画を立てて、
億越えするために働いた。
でも、妊娠。出産。子育て。繰り返すうちに、気づく。
時間も体力も限界がある。
思うように働けない自分。もどかしい日々。
それでも自分に言い聞かせる。
「子育てしながら億越えしてる女性社長なんてたくさんいる!」っと。
子育ての合間を縫い、時間を捻出し、
子育てしながらでもできる事業を模索する日々。
「どうすれば稼げる?」
「どうしたらもっと稼げる?」
「どうやって稼ぐ?」
でも、ふと気づく。
「私、なんでそんなに稼ぎたいんだっけ?」
寝る時間を削って働く。
睡眠不足で子どもにイライラする。自己嫌悪に陥る日々。
時間に追われて家事も食事もろくにできない働き方。
それでも手に入れたいものって、一体何?
高級マンション?
高級自動車?
高級時計?
いや、そんなものじゃない。
私が欲しいのは、「時間」。
子どもをぎゅっと抱きしめる時間。
子供と一緒にUNOを楽しむ時間。
子供とお風呂で笑い合う時間。
子供に読み聞かせをする時間。
子供の「見て!」に応えてあげる時間。
子供の「どうして?」を一緒に考えてあげる時間。
きっと、あと10年もすれば、
子どもたちはみんないなくなる。
仕事は、その後でもできる。
だから、
男性みたいに「目標ありき」の行動計画じゃなくて、
私の場合は「子どもありき」の目標設定に切り替えた。
まず
家族の年齢と、自分が使える時間をまず書き出す。
その上で、時間と収入のバランスを考える。
そして、「この時期にこのくらい稼ぎたい」って目標を立てる。
例えば、私の場合、
長男3歳、次男1歳、三男妊娠中の頃。
このときは、講演活動中心。
家族旅行も兼ねて子連れで出張。
出産前後は、執筆業。
子どもたちが幼稚園に行き始めたら、
仕事時間は9時から16時まで。出張は日帰りできる範囲。
小学生になったら、時間を少し広げて8時から17時。
休日は土日祝、そして8月。
子どもたちが高校を卒業したら…。
やりたい放題(笑)。
今の私の目標は、出版すること。
動画配信コンテンツを作ること。
子どもが中学生・高校生になったら、
トークショーやランチショーをやること。
子どもが大人になったら、夢のディナーショー。
事業計画には、子どもの年齢とライフプランを盛り込むのが私流。
これが、「子育てしながら起業するやり方」。
ちなみに、私の主人。
私がコンサルしたおかげで、億越え社長になった。
時間がなくても、「億越え社長を育てる」ことならできる(笑)。