就職超氷河期の洗礼(1社目)
こんにちは。Rumiです。
最初の投稿から少し間が空いてしまいました・・・。どういった風に書いていこうか考えていたら、あっという間に時間が過ぎてしまったという感じです。
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地方で高校生活を送っていた私にとって、<就職超氷河期>という言葉にはあまり現実味はなく、その後上京し専門学生として2年間学生をしていた間にも特に自分事として捉えることもなく、いよいよ就職!となった時に初めて気付く・・・という、何ともスロースタートな社会人人生の始まりでした。
専門学校はマスコミ系の学校で、私の通っていたコースの就職先は芸能事務所やタレント養成学校、あとはコンサート系の会社などが多く、ご多分に漏れず採用枠なんてなくて、辛うじてバイトであれば採用してもらえる・・・という現実を知る事となったのでした。
そんな中でも、何とか学校から紹介された某有名芸能事務所の面接まで漕ぎつけた私でしたが、仕事内容は当時(今から20数年前)で時給700円の雑用係と言われ、お局みたいな女性ばかりのオフィスに恐怖を覚えて帰ってきたことを今でも鮮明に覚えています。私はお断りしましたが、当時同じクラスだった女の子が採用となり、勇気あるなぁと思った記憶があります。結局数ヶ月で退職していたので、やっぱり!と思ったのは言うまでもなく。
その後、当時大人気だったガールズグループを夢見る小中学生を相手にする、いわゆるタレント養成学校への就職が決まった私は、何とか4月から無事に社会人になれること、地元に帰らなくても良くなったことに安堵し、専門学校生活を終えたのでした。
私を合わせて3人の新入社員を採用した、私の社会人デビューの会社は西麻布にありました。当時、世田谷のボロアパート(隣の家の生活音丸聞こえ&土壁&畳部屋6帖1Kで、家賃58,000円くらい)に住んでいた私からすれば、西麻布なんて都会中の都会だったし、そこに仕事で通うなんてオシャレ過ぎる以外のナニモノでもなかったけれど。現実は、正社員と聞いていたのにお給料から引かれているのは所得税のみで、年金・健康保険・住民税などは自分で支払う・・・という、テイのいい月給制のバイトだったのでした。朝から深夜まで働いて、交通費入れて月給14万円という本当に破格のお給料で、今考えるとよく生活していたな・・・と思います。お米は実家から送ってもらっていたので何とかなりましたが、それ以外は自分で何とかしなくてはいけなかったので、同期の子とおかずを1品ずつ持ち寄ってランチをしていた記憶があります。
私の上司は、当時アラサーの女性で。映画やドラマに学生Aとか、街人Bみたいな端役で出演していた自称女優みたいな人でした。社長の愛人で、朝起きれなという理由で会社のお金で西麻布に住んでいて、毎日お昼前に出勤し、毎日淹れたてのコーヒーを出せと言われ出しても見向きもせず(でも出さないと激怒りする)社長にお腹が空いたと毎日ねだっているような、そんな人でした。上司と言っても特に何かをしてもらったことも、何かを教わったことも何もなくて、私が担当していたタレントを夢見る子たちが通うスクール(新富町にスタジオがあった)の責任者という立場だったというだけでした。が、彼女はスクールに顔を出すことはほとんどなくて、私ともう1人のおじさん社員の2人でやりくりをしていました。(他の同期は本社で仕事をしていました)
最初はとにかく仕事に慣れることで精一杯でしたが、慣れてくると年齢の近い私に親近感を覚えてくれたスクール生の子たちが可愛く思えてきて、みんなが立派にタレントとしてデビュー出来たらいいな!という気持ちになっていました。ただ、それが上司は気に入らなかったようで・・・・スクール生の子たちがくれた手紙など(特に小学生の子は他愛もないことを書いた手紙などをよくくれた)を見付けて、自分より私に懐きはじめたことに怒りを覚え、いきなり私をスクール担当から外したのでした。子供たちからは、何で急にレッスンに顔を出さなくなったのか?と本社にまで電話をかけてくるような事態となりました。
その後は、雑誌のモデル(今でいう読者モデルのようなモデル)やイベントへ出演する子たちのマネージャーのような仕事をしていましたが、上司からの嫌がらせはエスカレートし、入社3ヶ月後に<自律神経失調症>になり会社に出勤できなくなり、最終的には退職することになりました。
新卒で入社した会社を3ヶ月で退職するなんて夢にも思っていなかったし、退職の旨を会社に伝えた時にあっさり了承されたこともビックリだったし、とにかく何が何だか分からないままあっという間に過ぎた3ヶ月でした。その後、体調も悪く東京に居続けることは無理だと判断し(お医者さまと家族の判断)地元に帰ることにしたのでした。
ここからが、私の就職超氷河期ゆえの超絶不幸な社会人人生20年の始まりです。
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