【1】ライン理論1
こんにちは!rumaです!
理論なんて言ってますが
ただ思ったことを書いてるだけです笑
今回はラインについての基礎と応用を話していきます。
基礎を知っている方は応用まで飛ばしても構いませんが、基礎でも大切な事を書いているので、復習と思って読んでくれたらと思います。(見出しから応用に飛べます)
基礎といってもトレーダーである以上必須科目です。
ここの認識を間違えると痛い目を見ますし損失にもつながります。しっかり理解していただけたら負けも少なくなると思いますよ!
今回、私自身かなり良書になったと思うので応用の部分は有料化したり、場合によっては内容の変更、非公開にする可能性があります。
そこはご了承ください。。
ちなみに応用編は私の経験則から言語化しているものが多いので、すべてが相場の正解ではありません。細かい部分で色々な感想があると思いますが、あくまで私視点の話だと思ってください。
ではではどうぞ!!
【第一章:ラインの基礎】
《1-1》 ラインを引く理由
細かく言えば十人十色の回答があると思います。
しかしラインには、引くにあたって意識すべき重要な考え方があります。これを意識できなければラインとして曖昧な形でしか機能しません。
恐らく、勝ち続けているライントレーダーさんは無意識に考えている事だと思います。
これを意識して使えばトレードを更に助けるツールとなることでしょう。
その答えは最初の方に話すのでそれを意識しながら読み進めてくれたらと思います!
私の今回のnoteで明確にラインの基礎知識と応用知識をしっかりインプットしてくださいね。
まずはラインの基礎について話していきます。
《1-2》 ラインの基礎
ラインと言われれば『チャートの山と山を線で繋いだもの、又はその延長』ですよね。(ここは言語化してみただけなので、皆さんが思ってるラインの認識で大丈夫です笑)
ここで1つ例を挙げてみます。
これは私が適当に引いた値動きの様な線です。
本当に適当に引いたので規則性などは一切ありません。
この画像をテクニカル分析してみます。
青チャネル下抜け
⇒青トレンドラインのレジサポ転換
⇒ピンクの三尊否定
⇒エリオット波動の拡大型トライアングル
その後反発するか、抜けるかですが
以上のことから一旦の反発はあっても『上昇しやすい』と言えます。
このように適当に書いた線からも分析できてしまいます。
*ちなみに拡大型トライアングルとはこんな感じです。詳しく知りたい方は調べてみてくださいね。
テクニカル分析とは、本来このように不規則的なものに自分本位な根拠を押し付けている状態のことを言い、これが有名な『ランダムウォーク理論』です。(正確には値動きはランダムに動いているから予測不可能だという理論)
じゃあテクニカル分析って使えないの?と考える方もいると思いますがそれは違います。
(今回はテクニカル分析主軸なのでファンダメンタルズの介入などは無視して解説していきます。)
何人かはわかりませんが、かなりの人が証券会社で多少の違いはあれどほぼ同じチャートを見ています。
その多くの人が同じような知識やセオリーを知り、意識しているからラインやチャートパターンの前後で転換したり、強い値動きが発生します。
自分本位な根拠の押しつけが多くの人も同じ認識をしている為、規則性が発生するわけですね。
チャートを大きな大衆心理と表す方もいらっしゃいますが正にその通りです。
結局、何が言いたいのかといいますと、大衆が意識していれば相場を予測することができますが、誰も意識しなければ予測は難しいということです。
インジケーターも
「多くの人が見ている方が優位性が増す」
と言われているように、大衆の意識はラインに関わらず、すべてに大切でテクニカルの基盤です。
この”重要ポイント”をしっかり認識しつつ読み進めてください。
ラインの基礎と言いながらテクニカルの基礎を語ってる感じがしますね笑
ここからしっかりラインの話をしていきますよ~
まずはラインの種類です。
【第二章:基礎 ラインの種類】
《2-1》 種類と使用用途
ラインには大きく分けて2種類あります。
水平線とトレンドラインです。砕いて言えば水平か斜めかですね。
そしてこの2つのラインには3つの機能があります。
レジスタンス、サポート、レジサポです。
レジスタンスライン(抵抗線)
高値と高値を結んだラインです。基本的に値動きより上にある抵抗帯として使われます。
サポートライン(支持線)
安値と安値を結んだラインです。基本的に値動きより下にある支持帯として使われます。
ちなみにですがこのレジスタンスライン、サポートラインの特徴として役割の逆転があります。
最初はレジスタンスとして機能していたラインがライン突破後、サポートとして意識されるというものです。
もちろんサポート→レジスタンスであったりという場合もあります。
レジサポライン
簡単に言えばレジスタンスラインとサポートラインが合わさった様なラインのことを言います。考え方は水平線もトレンドラインも同じです。
先ほどの役割が逆転した後のラインですね。
上画像のようにレジスタンスでもサポートでも意識されいるラインのことです。
この3つが主なラインの機能です。
では何故でしょう?
理由は簡単で片面だけ意識されているか、両面で意識されてるかの違いです。
例えばレジスタンス部分を赤、サポート部分を青とします。
この画像の場合、最後に値がラインに到達した時、レジスタンスとして意識してる人達が反応しますよね。
では、、
このような場合ではどうでしょう?
最後の値がラインに到達した時にレジスタンスで見てる赤側の人と、サポートからの役割の逆転を見ている青側の人両方が意識して反応することになります。
片側から意識されてるより両面から意識される方が『多くの人が意識しているから』反発しやすいということですね。
これはトレンドライン(斜めライン)でも同じです。
これでレジサポラインの方が意識されやすいことはわかりましたね。
理由は2つあります。
①価格帯であること。
トレーダーはかなり価格帯を見ています。例えばキリ番などです。
『ドル円が100円丁度に到達した瞬間反発された。』など意識されてる価格帯があることは事実ですよね。
更に言えば、そこまでテクニカルを見てない人でも価格帯を見ている人は多いので、そのような意味でトレンドラインよりも意識されやすい場合があるといえます。
②トレンドラインは人によって引き方がバラバラであること。
水平線も人によって引き方がバラバラなのですが、トレンドラインはもっとバラバラになりやすいと言えます。
何故なら角度があるからです。水平線は180度しかありませんが、トレンドラインは右上がり、左上がりと色んな角度があるので、その分意識が分散されてしまいます。水平線よりも沢山線が引けてしまうということですね。
そしてトレンドラインは常に1本だけを使い続けるのではなく、相場に合わせて引き直します。
それに対し水平線は価格帯を基準に引くので動くことが殆どありません。なのでその後も相場の動きに影響を与えることが多いです。
ですがトレンドラインは変化し続けるので、その後の値動きにまで影響するかと言われれば、そうとは言えない可能性も結構あります。
以上の理由で水平線の方が反発されやすいと言えますね。
もちろんトレンドラインも反発しないわけではありません。しかしこのような意識の違いも認識するべきだと思い載せました。
反発しやすい(意識されやすい)ラインは
このような形になります。ラインだけでもこれだけ意識のされ方が違うなんて面白いですね!
次に時間についてです。
トレンドライン、もっと言えばライン全般の強度、意識のされやすさはローソク足の時間に依存すると言えます。
例えば
1分足、週足、30分足、5分足、1時間足のラインの意識のされやすさは以下の通りになります。
週足 > 1時間足 > 30分足 > 5分足 > 1分足
つまり長期になるほど意識されやすくなります。何故なら長期足の方が見てる人が多く『多くの人が意識しているから』です。
(これは後から考えればインジケーターや、他すべての根拠で言えることですね。)
なので1分足などの短期足のラインは抜けやすい、意識されにくいと認識しつつ使わなければなりません。
【まとめ】
反発しやすい(意識されやすい)ラインは
ただ時間や引き方でも変わるので一概には言えません。
この理論でいくと、月足のレジサポ水平線が一番強力なラインと言えますね。
この優位性の違いを是非覚えておいてください。
では次にラインの使い方を話していきます。
【第三章:基礎 トレンドラインの使い方】
《3-1》 トレンドラインの基礎
まずはトレンドラインから解説していきます。
(今回はチャートに時間を載せていませんが、基本的にどの時間でも考え方は同じです。)
トレンドラインという言葉が既に表している通り抵抗線と支持線でトレンドを可視化させるラインの事になります。
ここで説明に入る前にダウ理論を軽く話していきましょう。
ここの⑥ですね。
上図のように
上昇トレンドであれば安値切り上げ、高値更新で上昇トレンド継続
下降トレンドであれば高値切り下げ、安値更新で下降トレンド継続
これが否定されたらトレンドが一旦終ります。
このようなトレンド把握の手助けをしてくれるのがダウ理論の⑥ですね。
トレンドラインも同じくトレンド把握の手助けをしてくれるラインです。
例えばですが下画像の様な値動き
トレンドラインで何回も反発されていますよね。
このように反発されているうちは『上昇トレンド』
トレンドラインを下抜けた場合は『一旦の上昇トレンドの終わり』と解釈できます。
トレンドラインを引けば明確にトレンドを把握できるというわけです。
そしてこのトレンドラインを下抜けて戻り、その後反発された場合は役割の逆転によりレジサポ転換されます。
下抜けた場合はレジサポ転換を予測して立ち回る事ができますね。
ただし、その後トレンド転換して下がり続けるかと言われたらすべてがそうであるとは言えません。
ダウ理論でも『必ずトレンド転換をしますよ』とは言っていないようにこのトレンドラインを抜けても下がり続けるとは限りません。
一旦のトレンド終了であり、いわゆる調整の可能性もあります。それは値動きを見てみないとわかりません。
あくまでトレンドライン抜けは『一旦のトレンド終了』であると認識してください。
トレンドラインまとめ
次に引き方を説明していきます。
《3-2》 トレンドラインの引き方とチャネル
トレンドラインの引き方としては山を2つラインで結んで引きます。
このように安値と安値(逆は高値と高値)を結んだ形がトレンドラインになります。何回反発しても山2つ以上はトレンドラインと言えますね。
このトレンドラインの使い方の1つとして『チャネル』があります。
下で引いたトレンドラインをコピーし、そのまま並行して高値に持ってくる使い方です。
この使い方でトレンドの上限を予測することができます。
トレンド上限のベーシックな使い方としましては
黄色○などでエントリーした後の利確場所としてチャネル上限の赤○とすることができます。
何故この方法が採用できるかと言いますと、トレンドラインでトレードをする人は大体チャネルを引き、トレンドがどこまで伸びるか目途を立てるからです。(もちろん引かない人もいますが)
その結果、チャネル上限での利確や逆張り組が多く、反転しやすいと言えます。
「反転しやすいので利確しちゃおう」と考えるわけです。
逆張り組が多いと言いましたが、初心者さんの場合、ライン上限はエントリーより利確の目安としてだけで使う方が良いです。
何故なら、チャネル上限でのエントリーはトレンドに対する逆張りだからです。
基本的に逆張りより順張りの方が含み益が発生しやすく戦いやすいと言え、おススメするなら断然順張りです。もちろん逆張りしやすいパターンもありますが初心者さんは順張りでトレードした方が良いでしょう。
先ほど話したようにトレンドラインはあくまで『トレンド把握の手助け』とそこから『順張る』為に使うものです。なので私がおススメするのは順張りと覚えてください。
ただこのチャネルを利用した逆張りエントリーは
こちらのツイートで軽く話しています。良ければどうぞ!
ではどこでエントリーしていくのか話していきます。
基本的にはライン下限で順張りが良いとお伝えしましたね。
このトレンドラインを作った後の3回目以降の反発です。利確は短期の場合新たなチャネルを引き
赤○で利確します。もっと中長期の場合は先ほどのように元々引いてたライン上限で利確できます。
他通貨になりますがもっと中長期で綺麗に決まれば
このようにトレードできます。
見てわかる通り利確場所のチャネルは更新されます。エントリーするラインは同じでも、利確する上限ラインは常に変わっていくわけですね。
何故なら、直近高値にトレンドラインを平行移動させるのがチャネルですから。
今回はリアルタイムでたまたま綺麗な値動きが発生していた為、例として持って来れましたが、これくらい綺麗なトレードができたらプロと言って良いでしょう。
何故できないのか理由も明確にあります。
このトレンドラインだけをトレード根拠としてる人は、このようなエントリーが可能でしょう。
しかし先ほどのトレンドライン下限でのエントリー場所が、インジケーターや他の根拠によっては逆に売り場所となっているかもしれません。
このように見ている情報がトレンドライン以外もある以上、ここでのエントリーができるとは限らないのです。
今回はあくまでお手本であり、例なのでその点を踏まえて見てくれたらと思います。
このチャネルで話を進めますが、損切は白のトレンドラインを明確に抜けたらです。
青矢印のトレードも白ラインを抜けてきた時点で建値or利確しちゃいましょう。
では重要なエントリーサインの内容ですが、、
これは説明致しません。説明しませんと言うよりはもうしてます笑
Twitterや他のnoteなどで何個か話していますし、もっと言えば私の手法についての話だったり、サインの種類も豊富なので説明が難しいんですよね。
1つのサインでもかなりの文章を書くことになりそうです、、、
なので↓noteの無料部分やTwitterを見て下さい。
ただ注意したいのはラインタッチエントリーはダメです。
よくあるラインにタッチしたから反転するだろうと思いすぐエントリーする手法は確かに成功すればほぼ底を取ることができますが、それ以上にリスクが大きいです。
長期的に見るとリスクに対するリターンが合っていません。なのでタッチエントリーは辞めましょう。
引き方、チャネルまとめ
以上でトレンドラインの説明を終わります。
【第四章:基礎 水平線の使い方】
《4-1》 水平線の基礎
次に水平線です。
トレンドラインと水平線は似たような使い方をしますが、水平線には『水平線独特の考え方』みたいなのがあります。
ここで水平線の要点をいくつか紹介します。要点は5つあります。
①直近高値と安値
まず水平線で引くべきところは直近高値、安値です。例えば次のチャートであれば
トレンドは下落トレンドの状態で、高値がオレンジ、安値が青になります。
では、何故この場所が重要なのでしょうか。
それはトレンドが継続するかしないかの重要な節目だからです。
例えば先ほども見せたダウ理論の画像の通り
オレンジラインを超えずに青ラインを抜けたなら下落トレンドが確定します。
→トレンドが確定すればそれに伴い、エントリーする人も増えます。
なのでこの直近の高値安値は多くの人が注目しているわけです。それはつまり意識されると言うことになります。
なのでトレンドを進行させまいと
このように反発されることもあります。特に長期足(4時間足以上)は意識されやすいと言えます。
多くのトレーダーは短期足まで毎回”直近高値安値”にラインを引いてるわけではないですが、高値安値は意識されやすいということを覚えてください。
もし可能であれば長期足の高値安値に水平線を引いて準備しといてくださいね。
②迷った水準で値は再び止まりやすい。
水平線を活用するうえで意識してほしい要点の2つ目は『迷った水準』です。
迷った水準とはレンジ、もみ合いのことを言います。
何故レンジを迷ったと言えるかは『大衆がどっちに行こうかな~と右往左往してる図』がレンジだからです。
わかりやすいように歴史が少ない月足で見てみますが、過去に一度もみ合い(レンジ)を作っている水準(オレンジ四角)があります。
その大衆が迷った場所で相場はまた迷います。正確には『反発しやすい』です。
上画像を見てもらうとわかる通りレンジの範囲で何回か止まっていますよね。このように迷った場所でまた迷うことが相場ではあります。
月足だけではなく他の足でももちろん同じような規則性があります。
そこでリアルタイム(2021/3/10)の同じ豪ドル円を例にしてみます。
するとピッタリではないですが、やはり1度迷った場所は再び迷う(反発する)規則性があるようです。
すべてではないですが、迷った場所でもう一度迷いやすいのでレンジの下限上限のラインはしっかり引いておくことをおススメします。
特にボラが少なく、細かく上下してる場合が良いですね。例としては上画像のオレンジ線のもみ合いです。
③他指標の水平線
水平線は高値安値を結んだもの以外にも価格帯やフィボナッチがあります。
価格については先ほども話したようにキリ番などの数字で意識されている抵抗帯です。
キリ番とはキリの良い番号の略で「ラウンドナンバー」「ダブルオー(末尾が00)」とも呼ばれるそうです。
ドル円で例えると105.000のようにキリの良い数字ですね。
では本当に意識されているのでしょうか?
(オレンジ線は112.000円~103.000円のキリの良い数字に一円間隔で引いています)
見てわかる通り、毎回ではありませんが意識されているところはしっかり意識されています。
「キリ番は意識されない!」とは言いきれませんね。
これ単体でトレードするのは難しそうですが、併用して使えばある程度の武器にはなりそうです。
次にフィボナッチ数です。
フィボナッチ数とはもっとも美しい比率と言われている黄金比にも深く関わりのある数字で、以下のような数列です。
フィボナッチ数列では、前の数字と前の前の数字を足したものが、次の数字になっています。
この数列の特徴として、隣り合った数字の比率が黄金比と言われる『1:1.618』にどんどん近づいていくということが挙げられます。
黄金比は人間がもっとも美しいと感じる比率で、デザインの世界でも意識されています。例えば、Appleのリンゴマークに黄金比が用いられているのは有名ですよね。
この他にもいろんなところに黄金比は使われていますが、それだけ人間を惹きつける何かが黄金比にはあるということなのでしょう。
意外と黄金比は身近に存在しているというわけです。
こんな黄金比に関係のあるフィボナッチ数列をFXに使っていくわけですが、具体的に使う比率は例えば以下のようなものになります。
では本当にフィボナッチは使えるのか見ていきましょう。今回は現時点(2021/3/10)でのドル円上昇相場で見ていきます。
ピッタリではないものもありますが、大体このようにフィボナッチ数で反発して上昇していました。
ちなみにTradingViewのフィボナッチ・リトレースメントの
を参考にしています。このようにトレンドの押し目、戻りに使うことができます。
他にもフィボナッチは色んなトレードの仕方があるのですが、ラインから脱線していくのでそれはまたの機会に、、
以上の『価格帯』と『フィボナッチ』も同様に水平線の1つなので併用して使っていきましょう。
④強い値動きがあった所を意識
(これは一応トレンドラインでも言えます)
水平線が反発しやすい水準として強い値動きがあった場所が挙げられます。
例えば四角で囲った場所は
オレンジ:急騰を作った安値
青:今までに無い髭の長さのピンバー
このように今回で言えば『強い買いが入った場所』になります。このような強い値動きが発生した場合はその後も意識されることがかなりあります。
強いインパクトのある場所はその後の値動きにも影響するということですね。
⑤水平線のエントリー
要点の最後はエントリーです。
水平線のエントリーは基本的にトレンドラインとほぼ同じです。
上記で説明した意識されている節目の反発、又は抜けを狙いトレードしていきます。
次に利確についてですが、
私自身水平線のみで利確を決めたことがないので、明確にこれと言える利確設定はトレンドラインと違って言えません。
強いて言えば『同じ足で直近の意識されてるレジサポに到達したら利確』が良いと思います。
例えば下の画像の赤○でエントリーしたのであれば
利確は、次の明確なレジサポラインであるピンクラインに到達した時点で行う様な感じです。損切はトレンドラインと同じく水色ラインを明確に超えたらです。
あくまで水平線のみでエントリー利確損切をするならの話なので、リアルトレードであれば他の根拠も併用することが絶対です。
水平線まとめ
以上がラインの基礎です。
ここまでがトレーダーとして知っておくべき基礎情報になります。
次からは応用のなりますが、ここまでで理解できていないと難しく思う可能性があるので十分に理解してから次へ行ってくださいね。
【第五章:応用 ラインを太くする理由】
《5-1》 ライン理論応用編
ここからはラインの応用を話していきます。応用と言っても私自身の考え方や有効活用していくうえでの知恵みたいなものですね。
どちらかと言うと、この応用が『実践のトレード』に対して再現性があります。ライントレーダーになりたい人はこの応用がかなり大切です。
私が消さないうちにしっかり目に焼き付けてくださいね笑
ではではどうぞ!
《5-2》 ラインを太くする理由
皆さん、上手いトレーダーさん方がラインを
このように太く引いたり
このように2本引く人を見ませんか??
これには理由があります。(必ずしも同じ理由とは限りませんが大体は同じだと思うのでそれを踏まえてお読みください。)
理由は2つあります。
①バイアス回避の為
そもそもラインはピッタリで反転するとは限りません。
図のように抜けてから反転したり、タッチする前に反転したりします。(もちろんピッタリの場合もあります)
つまりピッタリのラインとしてみるのではなく、空間で見ることが本来正しいと言えます。
この考え方がないと、ラインを超えたと勘違いして損切してしまったり、ライン到達を待ちすぎてエントリーに遅れてしまったりします。
それを普段から意識できている人は良いですが、初心者さんはラインピッタリを意識してしまうと思います。
それだけラインエントリーは諸刃の剣なのです。
何故、ピッタリではなくバラバラになるかと言うと、自分以外の人が同じ線を引くとは限らないからです。たとえ同じ価格帯であってもキリ番でない限り誤差があります。
なので本来意識されているラインをピッタリ引くことの方が難しいと言えます。
そのようなバイアスを回避するためにも線を太くし空間を作るようにしています。
そうすることで『ここら辺で反発するだろうな』という意識を持つことができ、ズレがあることを知っているからこそタッチしてすぐエントリーはせずに待つ意識が生まれます。
②細いラインより太いラインの方が効きやすい
おそらくこちらの考えの人の方が多いと思いますが太くしたほうが『得』なのです。
例えばこの画像
このように3カ所で綺麗に反発しているラインがあります。これだけでも十分なラインと言えますが
この上に平行してもう一本引くとなんと9回反発しているラインが出来上がります。
「何言ってるんだろう」と思う方もいると思いますがこの考え方がとても大切です。
本当に意識されてる部分というのはピンクラインでも緑ラインでもなく
この『青帯』なのです。
例えばこの緑ラインが意識されている場所だと誤認してライン下限まで待っていると
この青○でエントリーすることが出来ません。
逆に
このピンクラインを下抜けたと思ってショートエントリーしたとしても、緑ラインで反発してその後上昇するかもれません。
だから正しくは
『青帯に入り反発した場合は買い、青帯を下抜けた場合は売り』
という形になります。ちなみにこの青帯に入ってる間は手を出せない領域になります。
なので線1本で見るよりもゾーン(空間)で見る方が得なのです。
《5-3》 ゾーン(空間)の例
他の例でもう一度解説します。このチャネルは一見綺麗に引けていますよね。
しかし赤○のようにはみ出している場合、このチャネルを抜けてロングしたとしても赤○のはみ出しの髭が意識されて戻る可能性があります。
つまり、このチャネルを上抜けただけではブレイクアウトとは言えません。
逆に青○の部分をよく見てみると、ラインにタッチせずに反発しています。こちらも同じく、意識されているラインが別であったことがわかります。
なので、正しい引き方は
『ピンク矢印のローソク足実体から引いたライン』と『高値に合わせたもう1本のライン』を含めたこのチャネルが正しいと言えます。
そうすることで青矢印の様な反発も反応することができますよね。
やり方に多少違いがあれど、上手い人はこのような引き方をします。
稀に、ラインは実体から引くか髭から引くかという疑問がありますが、答えは相場によって変わります。一概にどちらが良いとは言えません。どちらかが確実に良いよっていう人は多分ライントレードしてないです笑
ならば最善の選択として上画像のように両方引いてしまえばよいのです。
しかしこのように綺麗な引き方をするのは結構難しく、練習が必要です。なので応用としてこの引き方を入れました。
『ラインまで来なくてエントリーできなかった』
『抜けたと思ったら帰ってきた』
みたいな事例を減らすことができますので、できればこのような引き方が好ましいですね。引かなくても意識できてるならばかまいません。
しかし小さなミスが命取りのトレードなのでしっかりゾーン(空間)を引くことをおススメします。
まとめ
この考え方は非常に重要なので最悪これだけでも使ってください笑
【第六章:応用 ラインを複合的に見る】
《6-1》 チャネルの応用
実はライントレードをする人はチャネル一本でトレードをするわけではありません。もしかしたら1本のみで戦う人もいると思いますが、正直複数使う方がセオリーです。
例えばチャネルの場合
短期、中期、長期のチャネルを使いながらエントリーします。
青:長期チャネル
オレンジ:中期チャネル
紫:短期チャネル
例えば上図ような感じです。
このようにチャネルが重なっているポイントでエントリーすることが多いです。何故なら『多くの人が意識しているから』ですね。
それぞれの短期、中期、長期チャネルにはそれぞれ見ている人が居ますが
例えば、中期(オレンジ)と短期(紫)のチャネルが重なってる場合、
2組が同時に買いを仕掛けてきます。
そうなれば紫チャネルの下限だけで意識されるより反発しやすいのは明らかですよね。
もっと言えば短期、中期、長期すべてのチャネルが重なる
この場所は短期、中期、長期すべての人の売りが発生するわけなので一層売り圧力が強くなります。
このように1つのチャネルだけでは反発するかわかりませんが、複数の時間軸のチャネルが合わさることによりエントリーに対する確信が持てます。
トレードしてる人はわかると思いますが確信があるか無いかでトレードの質は全く変わります。
確信がないと、早期利確などの握力低下につながりますし、無駄な損切にも繋がります。
ライントレードだけでなくとも確信の持てるトレードは大切ですね。
そして今までの解説を読んでる方は気づいてるかもれませんがラインには水平線もあります。
なのでチャネルだけではなく、このように複数のチャネル、水平線を上手く複合させれば、どれだけ多くの人がこのポイントを見ているのか鮮明にわかります。
左のチャネルだけでは意識されて反発されていると認識し辛いですが、右を見てみると明らかな抵抗帯があったことが良く分かりますし、エントリーにも確信が持てますよね。
必ずラインは複数見ることを心掛けてください。そして沢山引いてください。
ライントレーダーは、地味な心がけがとても重要なのです。
まとめ
【第七章:応用 決済が溜まっている場所】
《7-1》 決済場所を知る思考法
相場は
①大衆が何処でエントリーするか見分けるよりも
②何処で損切&利確(決済)が発生するか見分けること
の方が簡単だと言わています。
何故なら、損切が溜まっている場所を超えると値動きは早くなり、強い値動きを生むからです。
今回はその損切が設定されている場所をラインを使って見つけたいと思います。
それがこれです。
もう何回も見せている画像ですが、このように何回も反発されているライン(青帯)の下に決済が溜まっています。
では順番に解説していきますね。
まずこのピンク矢印のトレンドライン下限でエントリーした場合、損切は大体水色ライン下抜けのピンク線辺りになると思います。
何故なら、ラインで反発すると考えている為、反発しないのであれば損切しますよね。ただこのピンクの段階ではそうでない人も結構いると思います。
決済場所はまだバラバラですね。
その後、ある程度上に行った所で利確が入り下落しますが、まだ保有してる人もいます。
次にトレンドライン下限で紫グループの人がエントリーします。その時損切は紫線の少し下辺りに置くと思います。理由は先ほどと同じですね。
ただ、この時ピンク矢印でエントリーした人でピンク線に設定していた損切場所を利確場所として紫グループと同じ場所に移す人が現れます。
何故なら、チャネルを下抜けた時点で下落していく可能性があると考える為です。もちろん移行させない人もいるので、その人たちの決済が元のピンクラインでも損切場所として残されています。
基本的に人間は損をしたくない生き物なので明確な決済場所があれば損をしないうちに決済したいと考えます。
その為、超えたらトレンド転換しそうなトレンドラインの少し下に決済を置くわけです。
それを反発するたびに続けていくとどうなるでしょうか。
少しずつ利確位置を繰り上げすることによって決済が上あたりで溜まることになります。
決済が溜まるということはここで利確売りの注文が殺到することになりますよね。(もちろんラインを超えたことによる新規売りの人もいます)
なので反発回数が多くなれば多くなるほど抜けたときに利確がかかるので強くて早い下落になるということです。(損切とエントリーもあります。)
この層に当たることでガクンと下がります。
例えば
このような場所は反発回数も比較的多く、複数のラインを抜けたので早い下落が発生しています。
このピンクラインのすぐ下に損切り、利確が溜まっていたのでしょう。
先ほどの画像に戻りますが、上に溜まっている決済だけではなくピンク矢印よりも以前にエントリーしていた人たちも
「このラインを抜ける事で利確してしまおう」と考えるはずです。
何故なら、先ほどもお伝えしたように明確すぎるトレンドラインだからです。
反発回数が多いこの場所は言ってしまえば引かなくても見えるようなトレンドラインです。
無意識のうちにラインがあると認識してしまいます。例えば、この上画像でラインを引いてくださいと言われれば、真っ先に引くのは
このようなトレンドラインだと思います。(水平線という意見もありそうですが、、)
つまり無意識に『多くの人が意識している』ラインになるわけです。反発回数が多いラインはそれだけ人の注目を集めます。
そんなラインを超えたなら『一旦のトレンド終了』と考える人も多いはずです。そうなると利確や損切、売りエントリーなどでガクッと落ちることになるでしょう。
《7-2》 もう1つの大切な思考法
ただ、すでに利確している人が多いとラインを超えても落ちません。たまに肩透かしの様な下落を見せることもあります笑
その下落の見極め方として一旦の小さな反発を見てください。
何故ならこの小さな反発をしている間に決済位置を上に上げれるからです。
例えが極端ですが、これぐらいの差があって抜けた場合、決済に当たらず抜けたとしても一旦上に上がるかもしれません。
しかし一呼吸あればその時間に多くの人が決済を上に持ってくる事ができます。その結果ラインを超えた時点ですんなりと下落を見せることがあります。
この画像も一呼吸ありますよね。
このようにライン1本で大衆の思惑、思考を読み取りながらトレードに活かしていくことがトレーダーとして求められます。
この心理はセオリーとして覚えておいて損は無いと思いますよ。
ただ注意点として、ダウ理論と同じでそのまま下落していくとは限りません。あくまで強い値動きが発生するというだけです。
トレンド転換するかはまた別の話、値動き次第になります。
まとめ
【第八章:なぜライントレードが好まれるのか】
《8-1》 ラインは熟練者に好まれる
以上でライン理論1の解説を終わります。最後に何故ライントレードが熟練トレーダーに好かれるのか私の個人的見解を話ます。
結論から言うと、好かれている理由は
からです。
1つずつ説明していきます。
《8-2》 ①簡単でシンプル
簡単とは初心者でも勝てるという意味ではなく、情報が少なく簡略的であるという意味です。
簡略的とはいえ、応用で話した通りライン1本にも情報がぎっしり詰まっています。
ライン1つで考えることは沢山あるのです。
しかしラインだけ表示させる人はかなり少なく、ボリンジャーバンドや移動平均線、オシレ―ター、波動理論など沢山の根拠を併用して戦っていますよね。
その結果、複雑にしすぎて判断が鈍り、結果チャンスを逃す人は多いです。(他の根拠が悪いわけではありません)
私たち人間はそれほど多くの情報を併用して戦略を立て、損切、利確、エントリーをすることを得意としていません。
結果的に必要な情報が埋もれてしまうわけです。
ですが多くの人はエントリーする理由を作りたいが為に沢山の根拠を並べます。そしてチャンス以外でエントリーして負けます。
つまり沢山根拠を並べてトレードすることが絶対に良いとは言えないのです。
それに加え、多い情報より少ない情報の方が『ルールを守りやすい』とも言えます。
極端な話『チャネル下限でエントリー、上限で利確、下限抜けで損切』これだけの情報でしか戦えない場合、いやでも上限まで保有しますよね。
逆に複雑にしすぎるとあれやこれやを考慮して結果変な利確をしたり、損切できなかったりしてしまいます。
これもライントレードの大きな利点だと私は思います。
つまりは柔軟性です。
私が話しているnoteの手法やラインは基本的にどんな相場でも使えます。
これは色んなトレーダーさんが仰られていて、私も感じてることなので間違いないです。
もちろんシンプルの方が使えるだけで勝てるかどうかは力量次第なのですが、複雑な手法と違って少し変えるだけで色んな相場に対応できます。
だからこそシンプルで簡単なトレード(手法)が熟練者に好まれるのです。
真似したからと言って簡単に勝てるわけではありませんがとても大切な考え方です。
《8-3》 ②考えることが少ない
シンプルでルールが守りやすいに似ていると思いますがこれは保有中の話になります。
早期利確などをする人は保有中に考えすぎている気がします。(ピンバーが出たから利確、いきなり下がってきたから利確、、etc)
その点ライントレードはシンプルに下限で買って上限で売る形がセオリーなので考えることが少なくて済みます。
これにボリンジャーバンドやオシレ―ターを組み合わせるとラインに到達する前に誘惑に負けて決済することがあると思います。(ボリンジャーバンドやオシレ―ターが悪いわけではありません笑)
気絶投資法などが有力とされている投資の世界では、保有中に考えないことが高パフォーマンスを呼ぶことがあるのです。
この画像はFXの話ではないと思いますが相場である以上考え方は似ています。私も保有中は考えないように努力していますので。
考えるべき事は、エントリー前と決済後にいっぱい考えれば良いのです。
ライントレードは比較的考えることが少ないのでルールを尊重できるわけですね。
《8-4》 ③利確損切がはっきりしている
ここはかなり重要です。利確損切がはっきりしているはルールがしっかりしていると同義です。残念ながらここを曖昧にするトレーダーさんが沢山います。
もちろん、私も利確場所を毎回しっかり決めているわけではありませんが、ある程度は決めています。
ここをしっかり決めていないとどういうことが起こるかと言うと
「含み益が○○万円超えたから利確しよう」
「結構な含み損状態だけど、まだ上がりそうだからロングは損切しなくて良いかな」
などと自分に甘くなり、曖昧なトレードをしてしまいます。こうなると大損の危険性が出てきます。トレーダーがルールルールうるさいのはこの大損を回避するためのものです。
ライントレードだけでなくとも損切利確はハッキリしてる方が良いですね。
以上3つが長年相場を経験したトレーダーがライントレードに落ち着きやすい理由です。
他にもラインは『多くの人が意識しているから』と言う理由もありますがそれはライン解説で沢山話したので良いですよね笑
以上で今回のnoteを終わります。結構長々と語りましたが最後まで読んで頂きありがとうございました。
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では、皆さんが相場で生き残ることを切に願っています。
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