
少子高齢化問題の解決には綺麗事は言ってられない
2024年の出生数が70万人を割る見込みらしい。
少子高齢化問題はもうずっと日本の課題だが、とうとうここまで来たかという感じがした。
はっきり言って、もう綺麗事を言っていい段階ではないと思う。
倫理だとか、道徳だとかいうものは、余裕があって初めて成り立つ。
日本には、もうない。
そりゃ厳密にはまだあるのだろうが、本当になくなってしまってからでは手遅れだ。
今の段階で打ち出せる基本的な方針は2つあると思う。
①安楽死の合法化
②多夫多妻制度の解禁
①については、「もう迷惑かけたくないから安らかに死にたい」など、安楽死を望む人だっているはずなのに、それを認めないのはおかしい。
「命の尊厳が〜」と言う人達がいるが、本人が死にたいと言ったら、楽に死なせてあげることこそが、最も命を尊重していると思う。
そして現状安楽死の費用は高いので、国が支援すべきだろう。生存している限りかさむ医療費に比べたら安く済むのだから。技術が発展したら、どんどん安くなっていくはずである。
②子育てをしようとする家庭を支援する政策がメインになっているが、多少支援が充実したところで、子供欲しくない人は欲しいとはならない。
子供を育てるというのはとても労力がかかることで、子供を持つとリソースのほとんどを子供にさかないといけなくなる。また、中には十分にリソースを割かない/割けない場合があって、そんなところに生まれた子供は悲惨な思いをする。そうした問題が多夫多妻で解決できるならすべきだ。一夫一妻が当たり前だと考えている人は多いかもしれないが、何も当たり前ではないことは少し勉強すればわかる。もっと言って仕舞えば、私達が一夫一妻を理想と考えがちなのは、社会がそれを理想として植え付けた側面が少なからずある。
そして決断は早くしなければならない。
少し前に成田悠輔氏が高齢者について「集団自決」発言をして炎上していたが、余裕がなくなってくると本当にそういうことを検討しないといけなくなってくる。
それどころか、強制的に子供を産ませるとか、それ以上のことをしないといけなくなる可能性すらある。それか、倫理にすがって滅ぶか。
私がこのnoteで書いた解決策は、それらに比べたらはるかにソフトなもののはずで、本当に非情なことをしないといけなくなる前に、早く実行されなければならない。いざ実行するとなると法の整備など色々とやらなければならないことも多いから、それを加味すれば余裕など本当にないのだ。
この問題は非常に難しいが、いずれ綺麗事は言っていられなくなることと、とにかく早く手を打たないといけないことだけは明らかである。