2024.2.2
2022年8月20日
初めて大学バスケを観に行った日
たぶんこの日に行っていなかったら、出会っていなかったと思う
本当にたまたま、1番最初にみた試合が拓殖大学vs日本体育大学だった
1人も名前も知らないし、顔も知らないでみていた
ずっと声をだして仲間を鼓舞し、速攻では全力で先頭を走って、DFでは相手エースについて、スコアラーとしてシュートを決め、尚且つ本当に楽しそうにバスケをしている子がいた
ほぼフル出場しているにもかかわらず
1人で何役やっているかもわからないくらいなのに心からバスケが好きなんだろうなというのが伝わってきて、みている方も楽しくなるくらいだった
拓殖大学4年 42番 益子拓己
プレーでここまで魅かれた選手ははじめてだった
例え大差で負けていても、最後までやり抜く姿勢が好きだった
プロで見れるといいな、応援したいな、そう思える選手に出会った
2022年12月26日
京都ハンナリーズと特別指定選手として契約を締結
正直B1で見れるとは思っていなかったから本当に嬉しくて
みんなに協力してもらって、慌ててチケットをおさえた
13試合現地に応援にいった
ベンチ入りしたのは5試合だった
ベンチ入りできるのかは入場してくるまでわからず、ベンチにはいれたとしてもDNP、でれても2.3分だった
それでも私が京都に通い続けたのは、例え試合にでれなくても、例えベンチ裏でも、試合中には声をだして盛り上げて、チームを鼓舞する姿があったからだった
このまま来季も京都と契約なのかなと思っていたけど、プロの世界は甘くなく、自由交渉リストへ
暫くして夏頃、川崎の練習生に
練習生は基本的にベンチ裏にも座れないため、プレーはもちろん、ベンチで鼓舞する姿もみることができなかった
練習生が選手契約をできる保証はどこにもなく、プレーする機会がなければどこのチームの目にも触れないわけで、来季の契約も危うくなる
大学バスケのリーグ戦中に、たまたま本人に会うことがあった
「またプレーみたいよ」と声をかけると
「大学とか京都でファンになってくれた方々になかなかプレーをみせることができなくて・・・」
たぶん、本人も苦しかったと思う
先の保証はなく、ファンの前にたつ機会もない
でも、腐らず努力を続けていたんだと思う
ニックが負傷し、選手契約がリリースされた
本当に嬉しかった
言い方はよくないけど、ニックの負傷がなかったら、ジャヘルが怪我していなかったら、もしかしたらこの契約はなかったかもしれない
でも、どんな形であれ、努力を続けて勝ち取った契約
契約が発表されたのが2024年2月2日
2月3日はアウェーで京都戦だった
特別指定で活動していた京都
チケットを探した
たくさんの方の協力もあり、チケットがみつかり京都へいった
2月3日初出場することができたけど、0得点、チームも敗戦した
しかし2月4日
3P2本を含む、11得点
やっぱりコートに立つということは本当に大切で、約9カ月ぶりにバスケをしている姿をみることができた
2桁得点のキャリアハイであったが、3P2/5という結果に本人は満足していなかった
でも、すごくいい表情をしていて、いいスタートがきれたのではと思った
2024年2月7日 ホーム琉球戦
この日は元々脇君がみたくて、コートサイドのチケットをもっていた
琉球相手ではなかなか出場は難しいのかな、と思っていたけど前半から出場
得点を決めることはできなかったが、輝いたのは後半からだった
3P4/4 100%
DFでも常に声をだして、間違いなく流れをもってきた
シュートを決めて、ガッツポーズ、ニコニコで、大きい口でよく叫ぶ
すっごく懐かしかった
特指時代はみれなかった、大学のときのイキイキしていた姿をまた観ることができた
本当に、努力を続けてきたんだろうな
折れずに、腐らずに、辛いことや苦しいこともあったと思うけど
プレーしてこそ、伝わる魅力だから
一気にファンも増えたね
「B1で挑戦したい」
プレータイムを得るために、B2のほうがいいと思ってた
経験してこその世界
B1に拘らず、でれるところに行ってほしいと思ってた
でも、挑戦し続けてくれて、本当によかった
まだまだここからが勝負
そのバスケ、ファンに対する姿勢、今までと変わらないバスケを好きな気持ち、楽しむ気持ちがあれば応援してくれる人はもっと増えるだろうし、きっといい方向にもいくはず
応援することしかできないけど、応援させてくれてありがとう
がんばれ