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徹底調査!ダサいラッパーとイケてるラッパーの違い

No Cap!!

最近知ったスラングで「嘘は無いよ」って意味。Trapアーティストが新譜で頻繁に使ってるリリックなんで気になる方はぜひ探してみてほしい。というわけで今回は嘘のないリアルなUSラッパーのファッションスタイルについてフォーカスする。ほぼ主観で判断しているので悪しからず。ただし客観的なファッションロジックも書いているので、ぜひ服に興味ある方も無い方も最後まで読んでいただきたい。またこの記事を見てくれたことでHIPHOPやFASHIONファンが一人でも増え、昨今経営に苦しむCLUB業界やアパレル業界に少しでも貢献出来たら幸いである。

(引用:instagramyよりliluzivert)

ウージーお洒落って思った人!ここでちょっとよく考えて欲しい。頭の先からつま先まで全身PRADAにbring bringなring!古い言い方でいうとPimpsta?! High Fashionが席巻する現代において特に珍しく無いスタイリングではある。写真右側の” 〉”をタップすると次ページにいけるので気になる方は見て欲しい。まず全体のシルエットを見るとIラインでタイト、パンツは先にかけて細くなっているテーパードタイプ、同Brandで人気の高いハーネスバッグを着用。ただしここでバッグをジャケットの中にレイヤーさせるならば、ワンサイズ上のジャケットを選ぶべきであり少しゆったりとした余裕が欲しいところ。しかしここまではさほど悪く無い!問題はほぼダーク色のナイロン素材を使っている中、どうしても同素材のイエローキャップが浮いてしまう。同素材を使っての色の差が激しい合わせ方は難しいため基本的には避けた方が無難。また5ページ目の写真ではダイヤのブレス、リング、ウォッチが悪目立ち。冒頭で触れた通りHIPHOP特有のスタイリングではあるが、それにしてもバランスが悪い印象を受ける。ウォッチに関しては2018年発表されたサントス ドゥ カルティエ スケルトンで定価は300万円ほど、ダイヤは特注制作したのでプラスα額もすごい。余談ではあるがサントスの歴史的な価値や生い立ちについて簡単に説明する。

【1900年頃カルティエ創業者の孫に当たるルイ・カルティエが友人の飛行士で冒険家でもあったサントス・デュモンに懐中時計がメインであった時代、飛行中の時間の確認が困難であると相談を受けたことで生まれた世界初の腕時計と云われている。】

時を戻そう!彼の場合Fashionだけで考えるならば費用対効果は最悪である。ネットでバズらせるってことならば話は別だが本人から聞いてないのでこればっかりは分からない。ちなみに有名海外FashionサイトVOGUEの記事でも” most shocking outfit yet”「すごく衝撃的な衣装」と書かれているから面白い。


(引用:instagramyよりasaprocky)

DIORのスタイルアイコンとしても抜擢されているエイサップ・ロッキー。正直言って文句無く格好良い。1枚目の写真で注目すべきはリングとネイル、男性では中々難しい大ぶりな真珠のリングでドレスと中性間を出しつつ、FCK YOU、ファイヤー、国旗、ニコちゃんマークなどのネイルでStreet感をたっぷり出し上手くドレスダウン。Fashionにおいて指先などの体の先端は目立つ場所なのでお洒落になりたい方は気を遣うべきポイントである。2枚目、5枚目では大衆的なスクーター、イエローキャブに乗っかることでStreet感を出しながらハズシを入れつつ、ウール素材の高級ジャケットで格上げ。体全体が写されている写真を見るとブリーズヘアにグレーのジャケット、ブラックのインナー、ショーツにハイソックス、オールスターでバランスを取っている。ついでにお連れのブルドッグもボウタイ着けていてこのセンスには脱帽。特筆すべきはやはりクラシックなスケーターソックスと日本未発売カラーのファイヤーパターンオールスターのチャックテイラーである。ドレスライクなジャケットスタイルにショーツの下から見えるこの足下はGODレベル。流石2016AWのDIORからクリス・ヴァン・アッシュがブランドアイコンとして選んだだけあり、まさにファッションの基準となるドレスとカジュアルの割合7:3の手本となりそうなモデルである。

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