事業再構築補助金 採択される具体的なポイント
9/2に事業再構築補助金2次の結果が公表されました。
またしても全件採択されました。
2次はチームで3件(うち私が担当2件)しており3件とも採択です!
うち1件私が担当した先が、6,000万円の補助金の採択となりました。
9/2の発表日は18時10分ごろ気づいて瞬間震えました・・・
いや~めちゃくちゃお客様に喜んでもらえました。
私もめちゃくちゃうれしかったです。
1次と2次で全件採択されるとは思ってもみませんでしたが、無事結果が出てよかったです。
採択された理由を、個人的に分析してみました。
ポイント
・もともと持っている強みが差別化が図れる内容
・店舗型ビジネスだったことから、マーケティングをちゃんと記載した点
・フロント商品とエンド商品を考え、集客や客単価アップの導線を図れた
などが良かったのかなと個人的に思います。
チームで補助金を行っていたので、
合計で8件中8件 採択率 100%
累積補助金額は2億円を突破しました。
具体的に分析してみましょう
目次 [非表示]
1 もともと持っている強みが差別化を図れる内容だった
1.1 強みとは何か?
2 店舗型ビジネスだったことから、マーケティングをちゃんと記載した点
3 フロント商品とエンド商品を考え客単価アップの導線を図れた
4 その他注意点
5 経営支援
6 事業再構築補助金
もともと持っている強みが差別化を図れる内容だった
コロナで影響が受けている会社であっても、その会社自体が良い会社であれば審査員も潰れてもらっては困るという意識が働きます。
そのためそもそもこういう会社ですという「自己紹介」の際に他社にはない強みを伝え、審査員にこの会社をつぶしてはいけないと思ってもらえるような記述が必要かなと個人的に思います。
きらりと光るものを持っている会社だとかなり通りやすいかなという気がします。
※個人的に飲食店だと参入障壁が低いので、なかなか強みというものが見いだせなかったりします。
強みとは何か?
強みとは自社のノウハウになります。
・ノウハウ
・組織力
・技術
・競合他社と比べてお客様に選ばれている点
・競合他社に対して絶対優位な点
この強みを新事業に生かせるかどうか、
が特に重要になってきます。
生かせないものであれば、そもそもほかの競合他社がやっても同じですよね。
店舗型ビジネスだったことから、マーケティングをちゃんと記載した点
店舗型ビジネスはエリアマーケティングです。
・住んでいる人口統計
・電車の乗降者数
・企業数
・競合他社との優位性
会員リストがあれば、その会員リストを利用する
売上の要素は
客数 × 客単価 × 購買頻度
なので
マーケティング上この3つの要素をどのようにしていくかを考える。
市場分析の方法はこちらです。
フロント商品とエンド商品を考え客単価アップの導線を図れた
フロント商品=集客商品
エンド商品=高単価または利益が出る商品
こちらを明確に分けて、まずはフロント商品で集客を行う。
エリアマーケティングなのでInstagram広告やFacebook広告な、ライン広告などで地域やエリアを絞ってやる。
オフラインでは折込チラシや電車のホームに広告を載せる。
このあたりの導線をしっかり記載しました。
その他注意点
収支計画は全メニューと単価と推定客数などをエリア人口に対しての%でざっくり出して計算しました。
ヒアリングシートを渡しているんですが、ものすごい業績を記載してこられる社長がいますが、
ダウンサイジングします。
店舗型だと
客数 × 客単価 × 営業日数 = 売上高になります。
客数以外は大体把握できますので逆算してみます。
売上高 ÷ 客単価 ÷ 営業日数 = 1日の客数がわかる
そもそも1日の客数を達成できるのか?
そのあたりをエリア人口に対しての割合と一致するかどうかを検討する必要があります。
この客数を新規顧客、既存顧客などにわけリピート施策を考えます。
経営支援
独立後は経営支援に力を入れていきます。
採択されても自己資金部分はありますので、事業成功のために全力で動く必要があります。
私の税理士事務所では、通常の税務はもちろんのこと経営に関しても様々な事例とともに情報をご提供します。
・客単価の上げ方やメニューの設定の仕方
・購買頻度の上げ方
・お客様を4つに分けてどこに対してどういうアプローチをするのか?
・リスト取りの導線確認
事業再構築補助金
事業再構築補助金のご依頼は問い合わせフォームによりご連絡ください。
採択されなかったけど、具体的に落ちた原因も確認しましたがどのように書けばよいかわからない!などありましたら、お気軽にお問い合わせいただければ費用は掛かりますが、アドバイス等させていただくことができます。
採択実績一覧
類型 補助金額
業態転換 製造業 6,000万円
新分野展開 娯楽業 6,000万円
業態転換 製造業 3,000万円
新分野展開 製造業 2,650万円
新分野展開 小売業 1,000万円
新分野展開 サービス業 1,000万円
業態転換 小売業 500万円
新分野展開 小売業 300万円
ぜひご連絡いただければと思います。