小池さんに票をいれた人、選挙に行かなかった人の気持ちになってみる(その人たちの気持ちになるのは難しいことではない気がする)
先週から不調ループに入ってしまったものの、都知事選は無事一票投じて参りました。
正直に言うと、人生で一番億劫で、責任を感じる選挙だった気がします。
候補者に不安を感じたから億劫だったのか、責任を感じるから億劫だったのか、はっきり言葉にできないけれど、そう感じたのは確かです。(ホリエモンの発言からのアベノマスクのブラジャー??みたいなポスターが生理的に不快すぎて、億劫になった説もあります。)
コロナがきっかけで、貧困に苦しむ人、生活が立ち行かなくなった人をリアルに感じていたからこそ、私は都知事には変わってもらって、今までとは違う新しいアクションを取ってもらう必要があると思っていました。
世の中は、すぐ何かしないと、死人が出る、緊急事態であり、いつも以上に短期と長期の目線とグローバル視点も必要です。(オリンピックは都が落ち着いても、他の国が参加できなかったら意味ないのわかってんのかな??世界大戦中のオリンピックじゃあるまいし。ブツブツ)
普段はお気楽な主婦ですが、難しい要求だからこそ、結構長い間、真剣に誰に入れようか考えていました。
選挙前日に、よし、この人に入れよう、と決心し、投票し、帰宅し…数時間後、速報で小池さんの圧勝を知ります。
私は私の周囲の「小池さん以外に投じるぞ」という動きに賛同していました。でもそんな周囲は実は少数派であることにも、薄々気づいておりました。
毎日テレビに映って、不要不急の外出を避けるよう、メッセージを繰り返す小池さんは、確かに頑張っていたと思います。
私も思わず手を握り、応援したくなるシーンが何度もありました。
それに前回の都知事選は、私も小池さんに一票入れたのです。
無所属の小池さんだからこそ、安倍さんとは意見が異なっても、都の政策を進められるのではないかと期待していました。
実際コロナ対策で、そういう場面もあったと言う人もいました。
だからそんな私達側の気分の「流れ」で票を小池さんに投じた人が多くいるのは、分からない話ではないのです。
時間が普段なくて、情報をさほど取りに行けない人であればあるほど、小池さんは票を入れやすい候補だったのではないでしょうか。
私だって調べなければ、今回も小池さんに流れで投票してた気がします。
きっと大半の方は、現状を一種の良し、もしくは可、としているから、小池さんに入れられるのだと思います。
それはもしかしたら心に平和がある都民が多くいるという喜ばしいことの象徴かもしれません。
ただ、その方々や私が急に困っている立場に変わったら、どうでしょうか。
私から見ると小池さんは、やっぱりあまり頼れるリーダーではないです。
そうでなくとも、情報を集めると、前回掲げていた公約は果たされていないし(動物の殺処分ゼロについては拍手。引き続き頑張ってほしい)、どうしてもグローバルスタンダードから東京が外れてしまうようなことばかり(多様性って知ってる??言葉じゃなくて行動で示してくれ)、小池さんは言っています。
女性ならではの視点、みたいなものも感じませんし、学歴は正直どうでも良いですが、グローバル視点が足りていないと感じます。
自分の現状がよし、テレビの小池さん頑張ってるからよし、このままでよしよし。
そういう方が多いのだとしたら、票を入れている我々都民側こそ、もっと世界を広げなくてはいけないのかもしれないです。
政治に興味がなくとも、家族から隣人へと興味の範囲を広げるだけで、小池さん以外に入れる、という流れになる人がもっといていいと思うのです。
そして選挙に行かなかった人の気持ち。
冒頭に申し上げましたが、私、今回の選挙がものすごく億劫でした。
facebookに1000人くらい知り合いがいるのですが(すっかりfacebook離れを起こした原因です)、その中から誰でもいいから一人立候補してたら、間違いなくその人に入れるわ、と思うくらい、どの候補者にも、ひっかかるところが多分にありました。
コロナはただの風邪とか、キャッチーにしたいのかなんだか知りませんが、本気で同じ世界で生きてる人間なのだろうか…と疑いました。
宗教をコロナ対策より優先する、などは、なるほどそういう人もいるのか…と思わなくもないのですが、またそういうことと違う、もう本気で理解不能な候補者がいました。
そういうの見てると、選挙行きたくなくなりますよね。
希望がない。都民やめたい。
なんなら内容を見ずとも希望がないことを察せる。
ぶっちゃけ選挙に行かない方の気持ちも、気持ちだけはよく分かるんです。
ただ、行動していないといずれ腐敗した国になるのは、今の億劫さを上回る怖さがあります。
権利=自由参加じゃない。
自由だから権利があって、権利を放棄すると自由も奪われていきます。それは他の国や歴史が物語っていると思うのです。
携帯から打ったらいつも以上に乱文になってしまいましたが、やっぱり結論は、選挙に行こう、ですかね。
今は都知事の小池さんを応援し、コロナの時代をこのまま東京で乗り越えたいです。
そして徐々にでもいいから、行政の助けを必要とする人が救われ、政治がしっかり行われていて良かったと心から思える日が来ることを心から願っています。
やっぱりちょっと、結果は悔しいんです。
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