坂の町で
なんども同じひとを好きになって
思いだす
血の色
赤やみどりの
葉脈をたどって生まれた
言葉たち
見捨てられたのは季節ではなく私だった
いちども眠ったことがないみたいに言うから
その唇の乾いたかんじ
私はいつまでも見てしまう
荷物が増えていく
私は次第に痩せて
さいごに海が遺される
海を焼いてあなたは
しょっぱい、と少し笑う
20180407
なんども同じひとを好きになって
思いだす
血の色
赤やみどりの
葉脈をたどって生まれた
言葉たち
見捨てられたのは季節ではなく私だった
いちども眠ったことがないみたいに言うから
その唇の乾いたかんじ
私はいつまでも見てしまう
荷物が増えていく
私は次第に痩せて
さいごに海が遺される
海を焼いてあなたは
しょっぱい、と少し笑う
20180407