病気が悪化した

ここ数ヶ月謎の腰痛に悩まされていた。
真っ先に持病の悪化を疑ったけれど、腰痛だけなら違うのかな…?という話に纏まり、結果いろんな病院にお世話になった。梯子受診に抵抗あれど、どこに行ってもなんの検査を受けても異常が見当たらなかった。

半月経った頃、耐えられない激痛が走り救急車のお世話になった。その日は結局原因不明で、痛み止めで症状が緩和した後帰宅した。その後、当日中にひどい激痛が再び襲ってきたために眠れぬ夜を過ごすことになった。

翌日、結局、虫垂炎かな……?ということで、手術した。暫くは良かったけれど、今度は背中と傷口の痛みが取れず、遂には仕事を休みがちになってしまった。

よくよく考えてみれば、そもそも傷口の辺りが手術前から一番痛かったし、そもそもの持病の始まりの痛みと酷似していた。

紆余曲折あって、複数回のMRI検査を行った結果、持病の悪化が分かった。虫垂炎も併発してたなんて運が悪すぎる。

最初の痛みから一ヶ月経っていた。よく我慢したね。と言われて、上手く言葉が出てこなかった。そもそも抱えている病気が多すぎて原因が特定しづらい自分の身体を少し恨んだ。

手術へのリスクを考慮して、投薬生活が始まった。
今まで痛みのない麻痺だけの生活の方がマシだったこと、私は知らなかった。
脊損の人達は慢性期、痛みを伴うことがよくあるなんて、知らなかった。

動かなくてもビリビリとした激痛が下半身に走る。うつ伏せにもなれず、仰向けにもなれず、やっと解放された褥瘡の再発が心配になる。
常に力が入って、硬直してしまうから、寝る時に食いしばりが発生して頭痛もする。

この10年近くはボーナスタイムだったんだな。と、ビリビリとした痛みを感じながら悲しくなった。
これまでみたいに生活するのが難しいという事実がまだ受け入れられなくて、悲しくて、辛くて、どうにかなってしまいそうだ。

仰向けになれないと、歯医者も美容院も行けなくて……。運転ができない薬を飲まなくてはいけないことが辛くて、これから仕事をどうしようとか、そういう事を考える。行きたい場所、やりたい事、制限されているなりに沢山あったのに。

書き出して、受け入れることが一歩目になるはずだ。
描いても書いても涙が止まらないけれど、生きているだけ、書けているだけ良い人生だと思って、明日から頑張ろうと思う。いつかこの文章を見返して、笑える日が来る事を楽しみに頑張ろうと思う。