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小説 万テチョライフでレベルアップ~よりそう Season2 ~ 46
「実は、ここに来たら雲川さんがいるかなぁと思ってきたんですよ」と小さい声で教えてくれる。
「ほんとですか?」なんてリアクションすればいいんだろう。
「今日は結構忙しかったんですか?」何をこたえていいかわからず普通の質問を返す
「結構来るまで時間かかったじゃないですか?」と続ける
「そうですね。実はこれが普通なんですよ。閉店になったラすぐ帰れるわけではなくて、お掃除とか郵送する商品の準備とかありまして。」と説明してくれる
「前、すぐ帰れたのは、リーダーさんが全部やっとくからと言ってくれたからで。」と追加の説明も。
そうなんだよね。長々とここに居続けたのは
「実は自分も、ここにいたら結城さんが来てくれるかなぁと思っていたので、ここにしたんですよ」と自分も小さい声で返す。
うん。がんばった。
だけど、かなりの沈黙。。の時間。。
自分はアイスコーヒーのグラスを持ち、氷をくるくるさせ、結城さんはホットコーヒーのカップを見つめて動かない。。。
やばい、何か言わなきゃ。。
うーん と考えてひらめいた。
「あ、結城さんに勧められたこのPLOTTERの手帳本当に書くスペース大きいですね。」
結城さんが顔を上げる。
「そうですよね。バイブルサイズでやや物足りなさを感じるのですが、このサイズならしっかりかけるんですよ。思考を広げたりするのにもいいですよ。」
やっといつもの結城さんに戻ってきた。
「教えてくれたように名入れをしまして、今回のプロジェクトのことをいろいろまとめていこうと思っています。」とパラパラとめくってみた。
「さっき簡単にお話を聞いたのですが、もう少しお話を詳しく聞いてもいいですか?何かお手伝いできるかもしれないと思って。」と返してくれる。
「ぜひぜひ、お願いしたいです。」といって
書いたばかりの手帳を開く。書いておいてよかった。
「あ、汚い字ですいません。思ったままに書いてしまって。」
とはいえ、人に見せるならもう少し綺麗に書いておくんだった。。。
「いえ、こういう時は綺麗に書くよりも何を書いたかの方が重要ですから気にしないでください。」ナイスなフォロー。
そうして、どうしてこういうプロジェクトが始まったのか、きっかけは実は自分の手帳だった話。すごい先輩たちの話などをしながら、もうほとんど残っていなかったアイスコーヒーを大事に飲みながら長い時間結城さんとお話ができた一日になった。