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小説 万テチョライフでレベルアップ~よりそう Season2 ~ 20

新チームの決起会。自分と先輩の一人データアナリストの赤杉さんが終了。次は、東郷さん。

「よし、次、東郷」と、部長が言う

「はい」といって元気に立ち上がる。二人の先輩だけど印象は違う。東郷先輩はアクティブって感じ。

「東郷晋時、生え抜きの13年目。今年で35になります。もともとエンジニアで入ったんですけど、いろいろあってPMなって8年くらいかな。

得意なことかぁ、、確かにムズイっすね。結構、ノリでいろいろ新しいことを始めるのが得意です。器用貧乏ってわけじゃないと思っているんですけど、意外に立ち上がりは速いと思っています。そのあたりが得意なことかなと思います。そこからのめり込んで極めるっていうところまで行けないのは課題かなと思っています。

好きなものはお酒に合うものかな。ビール、ワイン、何でも行けるので、それに合うものが好きです。その中でも、やっぱり唐揚げかな。時間を忘れてやっちゃうこと、うーん、さっきも行った通りいろいろ始めちゃうタイプなんで結構変わることが多いんだけど、最近はジムでワークアウトに参加することが好きです。

今回のプロジェクトも今までにない新しいことやりたいと思います。よろしくお願いします。」 

まじ、さわやか系な先輩だなぁ。なんかすごそう。

「東郷はこのプロジェクトの前は、みんなも知っているあのBプロジェクトの火消しに呼ばれて半年くらいかなり頑張ってたメンバーなんだ。」

「あ、あのBプロ」赤杉先輩が言う。

「Bプロって?」全然知らずに続ける、オレ。

「数年くらいやばいやばいって言われ続けた開発案件があったんだけど、、もう本格的にヤバイっていなったのが1年弱くらい前で、そこで結構いろいろなメンバーが投入されては、、倒れていき」なんか物語帳に話し始めた東郷先輩。何かを思い出しているのだろう

でも、なんか聞いたことある.超問題プロジェクトがあるって.そうか、あのプロジェクトをうまく収めてきた先輩なんだ。

「まぁ、体が丈夫なのと、根明ネアカな性格なんで、そういうのも結構いけます。」と、かなりすごいことなのに、さらっと説明してしまう。うん、すごい先輩だ。

「タフなのはもちろんだが、周りのメンバーの力をうまく引き出して、一つにさせるのが上手いのが東郷だと思う。今回もよろしく頼む。」

今回も部長はちゃんと先輩のいいところを言っている。何度も言うけど、俺の時はなかったな。なんて心の中でいじけていたのだが

「さて、最後は俺だな。」そう言って立ち上がる出海部長。

部長の自己紹介が始まる。自分の補足紹介がなかったなんてことも忘れてしまうくらいのすごい自己紹介になることをまだ知らない、おれ。

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