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小説 万テチョライフでレベルアップ~よりそう Season2 ~ 11
沈黙の艦隊 もとい 沈黙の・・・・手帳スタイル
結城さん使っているのは2冊だけっていうけど、何冊持っているんだろう。詰まるくらいだから10冊くらい?
「ちなみに結城さんはこの小さいメモ帳をどうやって使っているんですか?」もうこれ以上沈黙を作らないよう無難だと、、おもう質問を投げかける
「私の場合はですねぇ」そういってごそごそと2冊の手帳をカバンから取り出してくれた。
1冊はピンクのかわいいタイプ、もう一冊は自分と同じ背中にプレートの入っているプロッターだ。色は緑かな?だいぶ使い込まれていて自分のようなロウの白い線は見えない。
「お仕事で使っているのがこちらで」と細いペンの刺さったピンク色の手帳を見せてくれる。
「この手帳には仕事で使う情報をメモしていて、、、新商品の情報とか売れ筋商品の在庫どれくらい残っているかとかをメモしていたりします。」
自信にあふれた説明をしてくれる結城さん。やっと本調子になってきたようだ。
「おーなるほど。」確かにこれだとポケットに入れておけますもんね。
「カードフォルダもあるので入館カードなどもこのカバーに入れているので、これがないと仕事にならなかったりします。」
「あー、カードケース的に使うっていう方法もあるのか。」
「そうなんですよ。人によってはカードケースとしての利用がメインで手帳的なのは数ページという人もいるみたいですよ。ペンを4本させるリフィルなどもあるくらいです。」
「なんか順番がどうなっているのっていう気もしますけど、いろいろな使い方があるわけですね。」
「そして、雲川さんも購入したプロッターのほうを、私は仕事以外のメモに使っています。なんか気になるものを見つけたらメモすることが多くて、そうそうこのレストランもおいしいと聞いてメモしていたんですよ。」
そう言ってそのページを見せてくれる。銀座の行きたいお店リストというページだ。丸とか三角がついているのは、どんな人と行きたいかかもしれないない。
「自分もそっちの使い方になるかなぁと思っているのですが、どういうものをメモすればいいんですかね?」
「個人的には、というか、一般論としては気になったものはできるだけたくさん書き出したほうがいいと思います。自分はいいなぁと思ったものだけですが、ビジネス用途というのであれば、アイディアとかそういうものも書き溜めて、定期的に見直していくというのが良いのではないでしょうか?」
「確かにそうですよね。ちょっと買ってきた私の手帳にリフィル入れちゃおうかな。」
「いいですね。」そう言って自分が作業を始めたところをやさしく見守ってくれている。
「そういえば、私はプロッターは横で使っています。」
「よこ?」
「えー、プレートが上に来るように持って、ページが上下に来るようなイメージです。」
「なるほど。その方が横書きするならスペースは多くなりそうですよね。
自分もそうしようかな。」
「その場合はペンリフィルは一番最後に入れておいた方が重くならないので便利かもしれません。」
こういうところのピンポイントのアドバイスがさすがだ。
そうこうしているうちに大きな鍋に湯気が見えるおいしそうなパエリアが到着した。そのあとは楽しくスペイン料理を堪能した。。
もちろん、M5のバインダー何冊持っているかは聞かずに終了。