小説 万テチョライフでレベルアップ 6 ~よりそう Season2 ~
メモ向きな手帳?
どういうことだ?
「これです。」
そう言って渡してくれたのは自分が使っている通称ミニ6と呼ばれてるものに比べると2周りくらい小さい手帳。これは手帳といえるのだろうかというくらいの大きさだ。
黒というか紺色のようなシンプルな革に背中の部分にグレーの金属のバーのようなものが見える
「手帳好きの人たちの間ではM5と呼ばれているタイプです。小さくて、女性でもポケットに入れられるくらいの大きさです。
メモとして大事なのはいつでもどこでも持ち歩けて、必要な時に書ける、確認できるところかなと思うのですが、このサイズだといつでも胸ポケットなどに入れておけるのでお勧めです。」
「なるほど確かに。
でもメモするだけならロディアみたいなメモ帳でもいいですよね。あ、意地悪で行っているわけではないですよ」
ディスってしまったかもしれないと、必死にごまかしつつ返す。
「そうですね。ロディアも非常に便利ですよね。
ただ、ノート型も含めなんですが、ブロックタイプ、1冊ごとになっているタイプなんですが、新しいものに切り替えるっていう作業が発生してしまうんですよね。そこが気分の切り替えになるという見方もできますが、逆にどこかで切れ目ができてしまうので、場合によっては必要前もを探さなきゃいけないこともあったりします。
手帳型の良いところは、ストックしつつ、メモにもなる点かなと思います」
しっかりいつもの手帳売り場のスーパースタッフな感じの説明で俺の買う気を刺激してくれている
「ストック?」
「先ほどメモとして必要な条件は①すぐ書ける、②いつでも見返せることといったのですが、①のすぐかけるはどちらのタイプでもできるのですが、手帳タイプだとページの入れ替えがスムーズにできるだけでなく、いらないメモは外して、残しておきたいものだけ残しておけるので②のいつでも見返せるがスムーズにできます。」
指を1、2と行き来しながら説明してくれる結城さん。
「たしかにそうですよねぇ」
「人によってはブロックタイプのメモで、別のしっかりしたノートの転記することで脳に定着させるとか、分類するという方法も聞きますが、お忙しいとそれも難しいと思うので、自由に入れ替えできるタイプがおすすめかなとおもいますよ。」 最後は、あごにピストルポーズでキリっと決めポーズまで入った。
「あ、ちなみにこのm5というサイズのリフィルは、今お使いのミニ6サイズの手帳のリングが一つ少ないものなので、メモをそのままメインの手帳に移動させることも可能です。」 営業スマイル満点な感じの結城さん。
「ありがとうございます。一つ買っていきたいと思います。結城さん的におすすめのm5タイプの手帳はありますか?」
ここからが長い手帳選び、まだまだ、続きます。