「卵子凍結」はお守りでもないし、魔法でもない。対外受精を12回経験した私が思う、trap。

世の中でも、職場でも未婚や若い子が自然に口に出すようになった「卵子凍結」という言葉。彼女たちの話し方を聞いていると、いつか子供をもつためのお守り、という風に感じる。きっと私も、少なくとも今より若くて、まだ子供を作るパートナーが決まってなかったりしたら、「お守り」として、この新しい潮流にのっていると思う。

自分もきっとこの手法を利用するんだろう、と思っているわけだから、この手を使うことを否定する、という考えは全くない。
ただ、この手法を本当に「お守り」にするのは違うということが、今迄繰り返してきた不妊治療の経験でなんとなく理解をしているから、その点だけは伝えたい。

ここから先は

1,540字

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?