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BRM1031近畿600km米原 "海の郷 山の里"

2日とも早朝の寒さに凍える。36時間57分で完走。昨年よりは1時間ぐらい早くなったが、睡眠時間が少ないおかげ。膝は大丈夫だったけど、アキレス腱を痛めてしまう(最近はいつも)。

1. 準備

気温が10度ぐらいの予想(かなり甘かった)なので秋用ウェアでいけるであろう。ジャケット、長袖インナーにニッカー、シューズカバー、グローブとすべて秋用。それにジレとレインジャケット、インナーグローブを防寒に持つ。2日目は朝が寒そうなので、ホテルで長袖インナーと起毛レーパンにレッグウォーマーに着替える予定。予備に冬用インナーを入れておく。

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バイクはDR。空気圧は前3.8Bar、後ろ4.0Bar。新しくrestrapのrace top tube bagとrace frame bagを使ってみる。Garmin Edge 1030、Volt 800x2灯、Garmin予備バッテリー2個、モバブー1個、Apple watch用バッテリーに4口のUSB充電器を持っていく。寒さ対策にホットオイルを入れたが結局使わなかった。

2. 1日目

昨年と同じように2時起床、2時40分出発。多賀SAでパンを1個食べて、軽量化。米原駅前の駐車場に4時過ぎに到着。もう1個パンを食べてゆっくり準備。気温は一桁でそこそこ寒い。スネだしスタイルだけどまあ耐えれるレベル。

今回は、受付後車検はなしで、ランダムに選ばれたブルベカードの名前が呼ばれてスタートしていく方式。割と最初の方に呼ばれた。今回SRがかかっている方が多い。みんながんばって!

昨年は初日に膝を痛めて2日目が辛すぎたので、今年は踏まないように、軽いギアで回して登る作戦。栃ノ木峠への登りは福井600kmに続いて今年2回目。前回は土砂降りの雨の中だったので、今回は気分的にかなり楽で、短く感じる。狭いトンネルは追い越す車が来ずホッとする。問題は峠付近の寒さ。登る途中から手足の先が凍えて感覚がなくなった。下りに入っておやつを食べようと思ったが、指先が動かないのでパッケージが開けられない(涙)。気温は3℃の表示だが、下るときの体感温度は氷点下で、ずっと震えていた。去年と同じように最初のコンビニにピットインして、ホットレモンで暖を取る。太陽が出てきたので暖かくなることを期待して出発するが、やはり寒くてさらにコンビニでトイレ休憩に行く羽目になる。昨年は強い追い風であっという間にPCについたのだけど、さすがに季節も違うので風の恩恵はそれほどなし。

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PC1の結ステーションにはほぼ予定通りの10時半過ぎに到着。ちょうどお腹がすいてきたので勝山市に入ったちょっと先の「なごや」で昼食休憩とする。名古屋めしの定食屋さんなので、きしめんと五目ライスのセットにした。

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国道157号に右折して石川県への初日最高到達点までの登り。斜度はゆるいのであんまり記憶にない。ここでチームメンバー3人に追いついた。手取湖付近では紅葉の真っ最中。

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と思ったらトンネル内事故でトンネル進入禁止の表示が!でも車が入っていくのでついていったら、反対車線でバイクと車の事故っぽい。もう少し早く到着してたら事故を目撃したかと思うと恐ろしい。自分も気をつけないと。白山市への気持ちの良い道を下って、昨年休憩したAコープを通り過ぎる。ここまでは快調。

金沢市内に入ると車が増え、信号に毎回引っかかって速度が出ない。前に3人いて信号ダッシュで出ていくのだけど、離れるつもりで後ろからゆっくり走っても追いついてしまう。内灘に入ってだいぶ日が傾いてきた。日没の千里浜ドライブウェイに間に合うかどうかギリギリのところかと思ったが、結局は日が沈んでしばらくしてから17時23分に着いた。真っ暗闇の砂浜を走るのはチョー怖い。日が落ちてから急激に気温が下がってきた。止まると寒いので早々に出発する。お腹もすいてきたので20km先の「八幡のすしべん」で夕食休憩。

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コンビニ併設のファミレスのような感じ。コンビニの商品をレストランに持ち込むこともできるらしいのだけど、初心者らしくロースカツ丼とうどんのセットにした。寒いし、能登島への登りが嫌で走りたくない病が発症してゆっくり休憩してしまう。Garminをみると能登島までは20kmちょいしかないことがわかって、ちょっとやる気が復活。和倉温泉の明かりを横目に能登島へ渡る。去年はここですでにヘロヘロで全く登れなかったのだけど、今年は前半頑張ってないのでそれほどしんどく感じることなくPC3のファミリーマート七尾能登島店に20時前に到着できた。この間の平均速度は23.5km/hも出ていた。昨年より20分遅いだけ。ペース的にはとても良い感じ。

高岡のホテルまであと約60km。その間に去年膝を壊した激坂峠が待っている。七尾市内の居酒屋の看板が目に入ってつい止まりたくなる誘惑に駆られるがガマン。氷見田鶴浜線に左折して登りが始まる。最初はそれほどでもないのだけど、後半は10%超えの激坂が続く。去年の記憶が全く無いけど、がんばらないようにしてる割には去年より30秒遅いだけでクリア。周りに全く人がいなくってとても怖い下りを恐る恐る下る。去年は1分速いんだけど、なんであんなに飛ばせたのか不思議?


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350km地点のアパホテル高岡駅前に23時過ぎに到着。予定より1時間早い。アパホテルにしてはきれい&オシャレでビビる。自転車持ち込みOKなのはとても助かる。風呂が自動給湯(っていうのか?)だったのはびっくり。熱めのお湯をいっぱい張って入浴。冷えた指先がしみるように痛い。その他は大きな身体のトラブルはなさそうだ。牛乳とソーセージでタンパク質補給をし、明日の準備を終えて0時過ぎに就眠した。2時半に起床の予定。

3. 2日目

iPhoneのアラームで2時半起床。夜中に暑さで目が覚めて、ろくに熟睡できていない。サンドイッチとオレンジ、牛乳の残りで朝食。アンダーとレーパンを交換し、レッグウォーマーを装着。グローブは3枚重ね。3時出発予定だったのに荷物を詰めるので時間がかかり、3時過ぎにチェックアウト。初日のウェアと使い終わったバッテリー類とUSB充電器など不要なものをリュックに入れてコンビニから自宅宛に宅配で送るという作戦に出た。なので2日目はサドルバッグはなくなって輪行袋のみとなった。これっていいかも。次回もこれで行こう。

高岡〜砺波は真っ暗闇。日の出前だけどまだそれほど寒くない。庄川沿いから国道156号に入って登り始める。残り230km、長い1日の始まり。庄川沿いにトンネルや洞門を抜けて、徐々に標高が上がっていくと気温は下がっていく。道端の電話ボックスとかトンネルの中で仮眠していた人がいたけど大丈夫なんか?レインジャケットは着ると暑いので、ジャケットとジレだけでちょうどよい。ただ下りは寒い。指先があまりにも冷えて感覚がなくなってきたので五箇山で缶コーヒーで一息入れる。日が昇ってきて日向は良いが日陰は相変わらず寒い。400kmで富山県から岐阜県入り。まだまだ登りは続く。白川郷の道の駅をすぎると休憩予定地点はもう少しなんだけど、アップダウンの連続でなかなか着かない。415kmのヤマザキデイリーストア白川郷店に8時前に到着した。予定より1時間も早い(^o^)。寒いのと腹減りで去年と同じチキンラーメンとチャーハンおにぎりを補給してちょっと生き返る。しかし、ひるがの高原まであと40kmも登りがあるのに気づいてげんなりw。白川郷はまだ観光客はそれほど多くなかった。

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しばらくいくといつものようにお腹がはって痛みだしてきた。ちょうど道の駅飛騨白山があったのでトイレへ直行。なかなかスッキリせず、30分以上の大休憩となってしまった。ホテルで出なかったからまあしょうがない。御母衣湖を通り過ぎ、牧戸の交差点を右折して、ひるがの高原への登り開始。去年の記憶がほとんどない区間。10km足らずなのだけどめっちゃ長く感じる。途中のドライブインのようなところで水を補給。膝は大丈夫だけど上半身が痛くなって辛い。ゆっくり登ってようやくひるがの高原に到着。今回は寒いので、たかすファーマーズのソフトクリームはやめて手前のデイリーヤマザキ高鷲ひるがの高原店でホットコーヒーとスイーツで休憩。あと150km足らず、下り基調、がんばろう。レインジャケットを羽織って20kmのダウンヒル。去年は向かい風で進まなかったが、今回は風はないので一気にくだって道の駅しろとりに12時過ぎに到着した。お腹がへったので昼食休憩。ラーメン屋はいっぱいだったので蕎麦屋で梅おろし蕎麦大盛をいただく。

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ここから美濃までは車が多く、後半アップダウンが連続して走りにくかった印象。狭い路肩に逃げながら、ときどきヒヤッすることもあり、やっぱり嫌いなコース。長良川沿いで景色は良いのだけど。車に飽きたので508km地点のデイリーヤマザキ郡上美並インター店で小倉アンパンを補給。生クリーム入りでめちゃくちゃ美味しかった。

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通過チェックの522.7km地点うだつの上がる町並みに14時50分に到着。写真を撮ってすぐに出発。残り80km足らずなので19時までにはゴールできそう。がんばったら18時までには帰れるか。

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関ケ原までは下り基調で、車もそれほど多くない。国道21号に入ってからは交通量が増える。関ケ原の峠までに2人のランドナーにあっという間に抜かれた。すごいなぁ、ここに来てこのスピードで登れるのは。ここからはフレッシュで走った道。前回は早朝、今回は夕方なので交通量がぜんぜん違う。昨年はこのへんは元気で下り基調の道をぶっ飛ばしていたのだけど、今年は左のアキレス腱が傷んで飛ばせない。米原駅の高架をなんとか超えてフィニッシュ受付の米原公民館に17時57分に到着。ぎりぎり37時間切りだった。

バウムクーヘンをもらってちょっとほっこりとして駐車場に向かう。おなかが減ったので、去年と同じように多賀SAの王将で夕飯。結構な人で待ち時間ありだった。またまたこってりラーメンと卵ダブル天津飯と餃子。ちょっと食べ過ぎた(笑)。途中に強烈な眠気がきたのでPAで1時間仮眠して無事帰宅。大量のウェアを洗濯して、入浴して、600kmは終了!

4. 反省

早朝&山間部の気温をなめていた。せいぜい10℃切るぐらいだと思っていたら3℃とか。体幹はウェアを重ね着すればなんとかなったけど、四肢末梢が凍えて感覚がなくなった。冬用グローブ、シューズカバーを入れておけばよかったか。

ホテルに宿泊するのは良いのだけど、いろいろ準備・片付けに時間がかかって結局睡眠時間が2時間ちょっとしかなかった。思い切ってもっと寝ればよいのだけど、どうも時間が足りなく心配があって休めない。初日は休憩時間減らしたほうがよいんだろうなぁ。

アキレス腱の痛みはなんでだろう?クリートの位置か?サドルの高さは変わってなくって、シューズが変わってからのような気がする。今後のこともあるのでちょっと調整が必要。

これで2020年度は終了。来年度も楽しく頑張ろう。

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