【同じじゃないの?】「自己顕示欲」と「承認欲求」
誰にも当たり前にあるであろう、「認められたい」という気持ち。この気持ちを表す言葉を考えたときに、「自己顕示欲」と「承認欲求」の二つが頭に浮かびました。
「自己顕示欲」と「承認欲求」の違いについて調べてみましたので、ご紹介していきます。
|「認められたい」は人間の基本的欲求
アメリカの心理学者マズローが、5つの人間の基本的欲求というものを伝えています。「生理的欲求」「安全の欲求」「所属と愛の欲求」「承認欲求」「自己実現の欲求」、この5つです。
このなかに「承認欲求」がありますね。「承認欲求」は、人間が生きていくために必要な欲求ということでしょうか。
確かに、「自分は今ここに生きていて、ここに存在しているんだ」って認識できるのって、他者がいるおかげですよね。
もし周りに誰も存在していなくて、自分一人しか生きていなかったら、そもそも「自分ってなに?なんのこと?」と、自分の存在について考えることすらありませんよね。
その逆で、周りに人はいっぱいいるのに、だれも自分を認識してくれていなくて「透明人間」のような扱いをされていたら?「ん?自分って幽霊?ちゃんと生きてる?」と疑いたくなります。
そう考えると「承認欲求」って、とても大事ですね。マズローが「基本的欲求だよ」と伝えたのも納得ができます。
|「自己顕示欲」と「承認欲求」の違いとは?
「自己顕示欲」の「顕示」は、「はっきりとわかるように目立たせる」という意味があるとのことです。
「承認欲求」では「認めてほしい」という気持ちなのですが、「自己顕示欲」となると「自分を目立たせたい」という気持ちを表しているのですね。
「承認欲求」は誰にでもあって当たり前の感情ですが、「自己顕示欲」となると「少々身勝手な欲」も含まれているようです。「誰かを蹴落としてでも、自分自身を目立たせたい」といった、我がつよいイメージです。
「承認欲求」のほうは「誰かに感謝されること」でも満たされますが、「自己顕示欲」のほうは「誰かに感謝されること」ではきっと満たされないでしょう。
|「承認欲求」のオススメの満たし方とは?
上記で述べていたように「承認欲求」の満たし方としては、「誰かに親切にする」・「誰かに感謝される」・「誰かの役に立つ」などが最も良い方法といえそうです。
「承認欲求」は人間であれば、だれもが持つ基本的な欲求です。自分だけではなく、他の人たちも「自分を認めてほしい」と思っているのです。
自分も他者も「承認欲求」が満たされるようにするには、お互いに認め合うことこそが、最善の方法と思われます。
どんな小さなことでも良いので、「与える」ことからはじめるとよさそうです。
|まとめ
「自己顕示欲」と「承認欲求」は、似ているようで「同じではない」ということがわかりました。「承認欲求」は人間の基本的欲求で、人間であれば持っているのが当たり前の欲求ということでした。
「自己顕示欲」は、少々身勝手な欲求となるのですね。自分を目立たせたいという気持ちが強いようです。
「承認欲求」について重要なポイントとしては、「否定的な評価は受けたくない」ということでしょうか。最近なにかと世間で使われている言葉、「炎上」。そのような「認知のされ方」を求めているわけではないのですから。
互いを尊重しあい「他者がいるから自分が存在できている」ということを忘れずに生きていきたいですね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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