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PCキーボード四方山話 〜MX Mechanical篇〜

 最初に買ってみたロープロファイルモデル。



はじめに

 本記事はシリーズ『PCキーボード四方山話』のひとつとなります。
(マガジンのサムネイル登録してないな、いずれやります)

 ちなみに。
 大雑把な分類などはこちらの記事にも記載してありますので、お時間のあるときかつ興味があれば、ぜひどうぞ。
 今回紹介するキーボードに採用されているメカニカルスイッチについての説明もありますので、ぜひどうぞ。


logicool(ロジクール) とは

 昨今のリモートオフィスやゲーミングPCの風潮のなかでより成長をしてきた感じのイメージがあります、スイスのメーカーです。
 製品には「logi」とか「logicool」とか「logitech」などのロゴが記載されています。
 最近だと「logi」が多いのかな。今回紹介する『MX Mechanical』などの『MXシリーズ』は「logi」ですね。

【余談】「logitech」と「Logitec」の違い

 見たことありますかね。

ロジテック
ロジテック

 これ、違うんですよ。スペルだけの話でなくて。
 発音上はどちらも『ロジテック』なんですけども。

 上の方、マークも付いている方が、今回紹介する『ロジクール社』の製品ブランドである「ロジテック」。こちらはブランド名。
 下の方、青い文字のみの方は、日本のメーカーである『エレコム社』の100%子会社の『ロジテック』です。こちらは会社名。
 どちらもPC周辺機器を作っているのでとても紛らわしいです。
 商品ブランドなのか、会社名なのか、よく確認しましょう。

 小ネタでした。


 ちなみにさらに小ネタとしては、ロジテックのブランドロゴは今こんな感じです。その他の商品とフォントを揃えましたね。昨今の潮流に合わせたシンプルデザインです。


 さて、本題。



Logicool Master Series 『MX Mechanical』

 まずは商品画像から。

 薄い。

 薄いんですよ。
 これでいてバッテリー駆動で、さらには軽量。
 持ち運びにも有利。


Master Series とは

 Logicoolには多数のキーボードシリーズがあるんですが、その上位層に位置するのが Master Series

 メカニカルキー搭載だったりメンブレン系だったりと機構の違いはありますが、基本的には下記のような特徴があります。

  • 薄型設計

  • 無線接続

  • 白色バックライト付き(手をかざしたときのみ点灯)

  • フルサイズとテンキーレスを選択可能

  • Win/Mac対応(Macのみ版もあり)

    • Chrome OS, Android, Linuxも対応

  • 複数デバイス同時接続対応

    • データ移動も可能

 OS問わず複数デバイスに接続でき、かつ「『Logi Options+』を搭載したデバイスや、macOSとWindows®オペレーティングシステム間でファイル、ドキュメント、画像を転送」できるというのはかなりの強みだと思います。


ロープロファイルタイプメカニカルキーボード

 では、本製品に特化した解説を。

 商品名に「メカニカル」とあるように、搭載しているキーはメカニカルスイッチです。

 ですが。

 ちょっと比較。
 左が標準プロファイル、右がロープロファイルです。


 明らかに、薄い
 一般的なスイッチを搭載したモデルと比べれば、明らかに筐体の薄いモノが多いです。


 メカニカルスイッチの中でも、ONになるまでの距離を短く設定されたスイッチである「ロープロファイル」モデルが採用されています。

 一般的なメカニカルスイッチと同じく、リニア・タクタイル・クリッキーの3種類を揃えています。Cherry MXで言うところの赤軸・茶軸・青軸に該当する部分ですね。

 利点としては——
 筐体が薄いので アームレストやパームレストの類いを使わずに済むという点がわりと大きいです。
 ONになるまでの距離が短いということで、あまり指を動かさずにタイピングできる、とか。
 ONになるまでの距離が短いということで、素早いキー入力ができるのでゲーミング向けですよ、とか(実際、Logicoolではロープロファイルスイッチを使ったゲーミングキーボードを Logicool G のブランドで販売中。そっちも持ってます)。
 ノートパソコンのキーボードに慣れすぎた人でも、大きな違和感なくメカニカルスイッチのキーボードに触れる、とか。
 そんな感じのモノがあります。

 欠点で言えば——
 入力距離が短いので基本的に底打ち(キーを最後まで押し込む打ち方)をしがちで、そうなると自然と操作音がうるさくなりがち……かもしれません。あくまでも打ち方に依存する問題なので、欠点と言えるかは微妙なところ。
 あとは、キーキャップの素材がイマイチという弱点もありますかね。
 バックライトの透過を行うためかABSを採用しています。ごくごく一般的な素材ですが、タイピング音が響きやすく表面の摩耗がやや早いという特徴が有り、指紋や手垢で表面がテカり始めたりしやすいです。経年劣化というモノを如実に感じさせられる可能性もありますので、その辺りは検討が必要かも。


特徴とか

 この『MX MECHANICAL』でちょっと便利なところで言うと、キースイッチのマッピングができるところでしょうか。
 ウェブアプリを使ったりしていろいろな手法でこれを実現しているキーボードはありますが、こちらはロジクールの公式のアプリを使うタイプですね。初心者にも取り扱いはしやすいのではないでしょうか。

 あとはロープロファイルらしく、指の可動域を最小限にした文字撃ちができますね。
 素早く打てる。
 静かに打てる。
 それくらいの利点もあります。



操作音

 じゃあ、とりあえず動作音でも聞いていただきましょうか。




ご用命などはこちら




おわりに


 JIS配列のロープロファイルメカニカルスイッチキーボードということなら、わりと強めの選択肢にはなると思います。



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