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2024/11/15に行われるX社の規約変更について、(AI絵生成者視点での)まとめ

2024/11/14初版
2024/11/15更新
2024/12/01更新


はじめに

「AI絵術師」と名乗るにはおこがましいにも程があるボンクラの私の初記事がこんなのでいいのか?という疑問しかないのですが、Xを活動の拠点にしているのと、時事ネタでもあるので取り急ぎアップしてみます!!!
(張り倒される予感しかしないです・・・ドキドキ)。

という前置きはさておき・・・
今般の規約改定のアナウンスは1か月くらい前から行われていたようです。
AI絵界隈ではあまり騒がれている気配がなかったので、つい最近まで知らなかった次第。全くもってお恥ずかしい限り・・・

他にも改定されている部分は多々あるのですが、AI絵生成者として一番気になるであろ「ユーザーの権利」の部分に絞って探ってみることにします

2024年11月15日にX社の利用規約が改定されます

https://x.com/ja/tos

X社の利用規約だけを見ると・・・(下図赤枠部に注目)

X利用規約抜粋

(1)コンテンツの所有権はユーザーにある

(2)ただし、少なくともX社自身は、投稿されたコンテンツに対して
「コピー、複製、処理、適応、変更、公開、送信、表示、アップロード、ダウンロード、および配信」
を行うことができる(具体例として「キュレーション、変換、翻訳」が挙げられているけれども、X社は他の用途で無制限に使えるように読める)

(3)コンテンツを他の企業、組織、または個人が(自由に)利用できる
※規約中に「シンジケーション」というワードが出てきますが、「他のウェブサイトやプラットフォームでコンテンツを再公開すること」のようです(google先生に聞いた)

という記載があり、
ポストした文や画像は「ロイヤリティフリー」のものとしてXや他のユーザーや会社が好き勝手に利用できる
・・・と解釈できるので、AI生成絵のポストに関して、
「無断利用禁止」とか「商用利用不可」とかのワードが全く意味をなさないものになる
という、戦慄するような内容です

今回の規約改定のうち、「ユーザーの権利」に関するポイントは?


ただしですね・・・
今般のX社の規約変更のうち、「ユーザーの権利」に関する規約変更の本質は、
「ポストされたコンテンツをAI学習させる」
の項目が新たに追加された

だけのようです

以下は2023年9月発効の旧規約からの抜粋ですが、前項で挙げた「X社や他の企業やユーザーは、コンテンツを自由に使用することができる」という内容は従来の規約の時点からすでに記載されています

Xの利用規約(2023年9月発効のもの)

追加されたのは下図青ハイライトの部分です。
「X社はポストされたコンテンツを機械学習や人工知能モデルに使用しますよ~」という事が追記されています。

規約改定で新たに追加された文言


AI絵生成者より、むしろ手描き絵師や版権元の方々が大騒ぎしている感じです。noteにも3週間くらい前から今般の規約改定に関する記事がバカスカ出ているようです。
(余談ですが、別の部分の規約改定によって「マネタイズ系アカウントの大粛清が始まるのでは?」という話が一部にはあるようですが、ここでは捨ておきます)

(2024/12/01追記)
マネタイズ系アカウントは最近追いかけていないので、変化があったのかは不明ですごめんなさい・・・(トレンドにも上がってこないので、さしたる影響はなかったのかもしれないです)

その代わり、影BANを食らって困惑している人が増加しているようです。

前々から言われていますが、
短時間での大量のいいね・リポスト
をすると影BANを食らう可能性が高いので注意してください
具体的なソースは見つけられませんでしたが、
いいねやリポストは「1時間あたり50回」くらいを上限にする
のが安全圏
かと思います(影BANを食らう要因は他にもありますので、あくまで一例程度にお考え下さい)
(追記ここまで)

元々X社は生成AI「Grok」をリリースしていますから、今般の改定によって「Xにポストされたデータを学習データに使いますよ」ということが明言されたわけですね。
他の生成AI開発をしている企業は、従来から、そして今でもネット上のデータを学習データとしてさらいまくっている(多分そう思う)ので、「自分の作品を勝手にAI学習データとして使われるのは困る」というのであれば、事前に対策を打っておくべきだったと思うのです・・・(これ以上書くとガチで張り倒されそうなので自粛します)

AI絵生成者への影響は?

結論だけ言うと、「多くの生成AI絵のアカウントにとっては影響は少ない」と言っても良いかと思います。
ただし、生成絵をガチで加筆修正されている方等で、ご自身の生成絵を学習に使われるのは困る、ということであれば何か対策を打たれた方がよろしいかと思います。
ただし、これは前項と全く同じ話で、X社が明言してから慌ててもしょうがない話だと思っています(だからこそ、AI絵界隈ではこの話は殆ど騒がれていない)。ちょっと冷たい言い方になってしまい申し訳ないですが・・・

自分的には今回の改定をどう思っているか?

自分的には
 「自分の生成絵は著作権を主張できる程の大層なものではない」
・・・という悟りの境地に至ったので、規約変更後もこのまま淡々とAI絵のポストを続けることにしています(「自分の生成絵」に対する価値観に関するお気持ち表明については、また改めて・・・)

従いまして最近は、
  絵に署名入れるのを辞めた
  (需要ないのは分かっているけれども)フリーイラスト系のタグを付けるようにした次第であります・・・

今回の規約変更をまとめたポストを見つけたので貼っておきます。
※11/5追記)ツイ消しされてしまったようです・・・


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