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【オーストラリア・パース生活】ロットネスト島:日帰りサイクリングの旅④ サイクリング編
LONTARAで朝食を済ませた私たちは、いよいよロットネスト島一周のサイクリングに出発します。この回では、私たちが立ち寄った Beach(ビーチ)や View Point(ビューポイント)などを紹介していきますね。
サイクリング前の注意点
・・・と、その前に。The Settlement(ザ・セトルメント)を出るまでに完了しておくべきことがありますので、簡単に説明します。
<出発までに調達しておくべきもの>
・水と食料
・日焼止めクリーム
・太陽から皮膚を守る帽子や衣服
・サングラス
・ヘルメット
・水着/タオル/ラッシュガード(泳ぐ場合)
<出発前に済ませておくこと>
・インフォメーションセンターやブースで地図を手に入れる
・トイレに行っておく
前回も書きましたが、The Settlement(ザ・セトルメント)や Geordie Bay(ジョーディ・ベイ)のエリアを出ると、West End(ウェストエンド) に到着するまで売店がありません。給水所もなくなりますので、十分な水と食料を用意しておく必要があります。また、島内は日陰も少ないので日焼け止めクリームや肌を守るための帽子や衣服は必須です。日差しが強いので、ビーチで泳ぐ予定の人は背中を守るラッシュガードがあると便利でしょう。また、オーストラリアではサイクリング時のヘルメット着用は義務ですので、そこのところもお忘れなく。
尚、自転車で回れるコースは一つだけではないので、事前に地図をもらっておくと便利です。ジェティの入口付近にビジターセンターやインフォメーションブースがあるので、そちらで無料の地図を手に入れることが出来ます。トイレはそれなりに設置してありますが、それでも次のトイレまで2~3kmかかるということもザラなので、行ける時に行っておくのが賢明です。
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こちらのマップはビジターセンターやインフォメーションブースで無料でもらえます
各設備の位置が分かるので、持っていると便利です
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こちらのブースで上記の地図をいただきました
ロットネスト島の道路事情
ロットネスト島の道路はとても良く整備されています。道幅も十分にあるのでとても走りやすいですし、人気のビーチやウォーキングトレイルの辺りには自転車用のラックも設置されているので、そこに自転車を置いて泳ぎに行ったり散歩しに行ったり出来ます。
ただし、坂は多めです。かなりアップダウンがあるので、普段ロードバイクやクロスバイクに乗る習慣のない方が島を一周する場合は、所要時間を多めに見積もっておくのが良いかと思います。また、普段全くエクササイズをされない方にとっては、かなりの苦行になるかと思われますので覚悟して一周して下さいね(笑)
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2つのウォーキングトレイルが交差している場所です
ここに自転車を置いて散策に出かけることができます
バスの停留所もあります(停留所No.4)
そう言えば、6年前に来た時ここで私の自転車がパンクしたんですよね
バルブまで破損してしまい、The Settlement まで歩いて帰ったという良き思い出があります(笑)
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帰りのフェリーの時間を気にして激チャ中(笑)
ロットネスト島の見所
では、ロットネスト島の見所案内に移りたいと思います!島内には、63もの美しく個性的なビーチがあるのに加えて、数えきれないほどの ビュー・ポイントや文化遺産などの見所があります。ここで全てを書き出すことはできないので、今日は今回立ち寄った場所のみ紹介したいと思います。
島をグルっと一周するコースの長さは全長22km。所要時間に関しては個人差がありますし、途中でどのくらい道草を食ったかにもよるので何とも言えませんが、Rottnest Island Authority のマップ上では3時間~5時間とされています。今回、私たちは Thomson Bay から時計周りに島を一周してきました。
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今回は茶色で書かれているサイクリングルートを時計回りに回りました。
Jubilee Hill Battery Observation
The Settlement(ザ・セトルメント)を出発して、Parker Point Road(パーカー・ポイント・ロード)を走っていると、丘に続くウォーキングトレイルが見えてきたので入ってみることにしました。ウォーキングトレイルは舗装されていないので、途中で自転車を乗り捨て、徒歩で丘の上を目指します。
丘の頂上にあったのは、第二次世界大戦中に建てられた軍事用施設跡で、後日調べたところ、Jubilee Hill Battery Observation(ジュビリー・ヒル・バッテリー・オブザベーション)というスポットでした。中にも入ってみたのですが、軍事施設跡の廃れた感じと窓から見える海の美しさが対照的で、とても不思議な空気感でした。
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丘が見えたので、頂上まで行ってみることにしました
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砂地を上っていくと建物が見えてきました
第二次世界大戦時に使われていた軍事用施設だそうです
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本土を守るため、この窓から敵軍が攻めてこないか見張ってたのでしょうか
荒れた建物から美しい海が見えるのが印象的でした
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Henrietta Rocks
自転車を走らせ、次に見えてきたのは Henrietta Rocks(ヘンリエッタ・ロックス)という人気のスポットです。名前のごとく、海岸は険しい岩だらけなのですが、その岩のレイアーが何とも美しい場所です。岩々しい海岸はそのまま白い砂浜に繋がっており、多くの人々が日光浴や海水浴を楽しんでいました。
このビーチが人気である一つの理由として、シュノーケリングにぴったりの場所であることがあげられます。というのも、海の中には美しいサンゴ礁とともに、The Shark と呼ばれる難破船の残骸が隠れているのです。この難破船は1939年に座礁し壊れ、その残骸が現在の場所に流れ着いたらしく、今では多くの海洋生物の住処となっています。私たちが訪れたこの日も、多くのスイマー達が難破船の周りでシュノーケリングを楽しんでいました。
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難破船についての説明も書かれています
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難破船が写っているのが見えるでしょうか?
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難破船の残骸の周りでシュノーケリングを楽しむ人々が写っています
実を言うと、このビーチから見える難破船はもう2つあります
より沖の方にありますが肉眼で確認できる大きさです
Henrietta Rocks を訪れた際には、是非探して見てください!
(2つの船はこの写真には写っていません)
Porpoise Bay
Henrietta Rocks を過ぎて1kmほど走ると、次の見所スポットである Porpoise Bay(ポーポイズ・ベイ)に辿り着きます。この辺りには、2つのウォーキングトレイルの入口があるからか、バスの停留所や自転車置場が設置されていて、常に観光客が出入りしている印象です。
ただ、これは個人的な感想なのですが、白浜と青い海が光り輝く他のビーチに比べて、Porpoise Bay の海岸は海藻などが多く少し魅力にかけます。
しかし、その分とても静かなので、ゆっくりと散歩したり海を眺めながら休憩したい場合には良いスポットのように思います。
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ここから10kmほどのウォーキングトレイルが始まります
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一方、こちらは湖方向に進み Oliver Hill まで行くウォーキングトレイルです
Parker Point
Porpoise Bay から1.3kmほど走ると、今度は Parker Point(パーカー・ポイント)という高台に辿り着きます。ここは息を飲むほどの絶景ポイントで、光り輝くターコイズブルーの海、透明度の高い水、白い砂浜、険しい海岸線、春に咲くRottnest Daisy(ロットネスト・デイジー)などが展望デッキから望めます。
また、ここは海洋保護区域になっており、様々な海洋生物が厳しい保護下で生息しています。つまりシュノーケリングやダイビングをするのに最高な場所でもあります。私としても、ここはかなりのお勧めスポットです。
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海洋保護区として保護されており、多くの海洋生物がサンゴの間に生息しています
シュノーケリングやダイビングをするにはピッタリの場所です!
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この先には階段があり、ビーチまで降りていくことができます
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10月~11月にロットネスト島で咲く花です
さて、このサイクリング編は思ったより長くなりそうなので、今日はここまでにしたいと思います。残りのスポットは次の回で紹介しますね!
ロットネスト島:日帰りサイクリングの旅⑤へ続く・・・