【バリ島旅行記③】ヴィラ生活ってどんな感じ?- ウブド編
今回の旅行は「6人での家族旅行(内子供2人)」ということで、ウブドでの滞在先には、一軒家タイプのヴィラ(3ベッドルーム)を選びました。
私にとって、バリ島旅行はこれで3回目なのですが、一軒家タイプのヴィラに泊まるのは今回が初めて。実際に滞在してみて、ホテルやゲストハウスとはまた違った良さがありましたので、今回の記事では、私たちのヴィラ生活について紹介してみようと思います。「ヴィラとは一体どんなものなのか?」「ホテル滞在とはどう違うのか?」と気になる方は、是非お立ち寄り下さいませ。
宿泊したヴィラの設備
①3ベッドルーム(エアコン&バスルーム付き)
前述の通り、ヴィラには3つのベッドルームがあり、各部屋に「エアコン」と「バスタブ付きのバスルーム」が付いていました。各部屋にバスルームがあるというのは結構重要なポイントでしたね。少量の洗濯物ならそこで干せますし、身内同士でもきちんとプライバシーが保たれるのですごく良かったです。
また、日本では馴染みが薄いかもしれませんが、西洋文化では、子供たちを小さいうちから別の部屋で寝かせる習慣があります。それもあって、今回3つ目の部屋(子供部屋)を用意したわけですが、「夫婦のプライバシーを保護する」「子供の就寝を邪魔しない」「夫婦のプライバシーを侵すことなくベビーシッターと寝かしつけができる(私たちが娘夫婦の部屋に入らなくて済む)」という点で、非常に都合が良かったです。
正直、一般的なホテルで、寝室が3つある客室を探すのは大変だろうと思います。客室を2つ予約したとしても、コネクティングルームでない限りは部屋の行き来が難しくなりますし、そういう点においてはヴィラが便利だと思いました。
②ダイニングキッチンエリア
一軒家タイプのヴィラなので、自分達専用のダイニングキッチンもついていました。この「自炊が出来ること」というのが、一般的なホテル滞在では難しいところなんですよね。
もちろん、ヴィラによって設備の程度には差がありますが、私たちのキッチンには中型(?)の冷蔵庫があり、フライパンや鍋など最低限の調理器具も備わっていました。特に必要が無かったので料理こそはしませんでしたが、朝食などの残り物を冷蔵庫で保管し、後で温めて食べたりするのに役立ちましたね。他にも、「今日は外出してまで食べたい気分じゃないな」とか「子供たちに何か軽く食べさせなきゃな」という時など、簡易キッチンで軽食が作れれば、無駄な出費や外出をせずに済むので便利です。
ヴィラによっては電子レンジやウォーターサーバー等があったりもします。私たちのヴィラには無かったのですが、特に不便は感じませんでした。もちろん、あったらあったで便利なんでしょうけどね!
③リビングエリア
ダイニングキッチンと同じくセミオープンなスタイルで、花や緑に囲まれた、南国らしい開放的な雰囲気のリビングスペースでした。ここでは静かに本を読んだり、コンピューターを弄ったり、子供たちとゲームをしたりして過ごしていました。
プールで騒ぐ子供たち(とP氏)の横で、コーヒー片手にゆっくり過ごす時間もなかなか良いものでしたね!
④芝生のお庭&プライベートプール
ヴィラ滞在といえば、プライベートプールですよね!もちろん全てのヴィラについているわけではありませんし、そのヴィラの規模によってサイズも違いますが、私たちのヴィラには十分な大きさのプールが備わっていて、これがまた本当に良い仕事をしてくれました(笑)
とにかく、子供たち(3才と6才の男子)の有り余る体力を消耗させるのにプールは最高でした!最近パースでスイミングレッスンに通い出したこともあり、この年齢にして、ある程度泳げますし潜れます。何よりプールが大好きなので、暇さえあればプールに飛び込んでいました。このプールのおかげで子供たちは常にハッピーでしたし、大人たちもその分楽が出来たと思います。当然監視役は必要でしたが、子供たちが遊んでいる間、大人たちはヴィラでゆっくり過ごすことが出来ました。
また、プライベートプールは効率良くクールダウンするのにも一役買ってくれました。1月のバリ島は雨期のため、湿度が高く暑いです。他の客の目を気にせず、好きな時に好きな格好で飛び込めるプライベートプールはとても便利でしたし、子供を寝かせてからのナイトプールも最高に良かったです!
それと、芝生のお庭があったこともプラスだったように思います。石畳などの段差は多少気にはなったものの、子供たちが裸足で自由に歩き回れるスペースがあるのは有難かったです。中には、ベッドルームのドアを開けると目の前にプールがあるというデザインのヴィラも存在します。そういったデザインだと、子供が誤ってプールに落ちてしまったり、足を滑らせて転んでしまうかもしれないという心配をしなくてはいけません。ですので、この広い芝生のお庭は、安全性と自由度を上げてくれたと思います。
美しい田園風景
こちらのヴィラでとても素敵だったことの一つが、目の前に広がる田園風景です。特に日の出時は素晴らしく、朝陽に照らされたその姿は神々しく、息を飲む美しさでした。
こういった自然の美しさや壮大さを目の前にすると、世の中の全ての事が、とても小さなことのように思えてきます。本当に、今ここに生きて存在しているだけで十分な気がしてくるのです。滞在中、この朝焼けを見るのが日課となっていました。
ヴィラでいただく朝食
朝食は宿泊料金に含まれていたため、毎朝、ヴィラのダイニングでいただきました。予約サイトの口コミでも高評価だったので期待していましたが、実際本当に最高でした!
まず、朝食のメニューはインドネシア料理(バリ料理含む)とアメリカンから選ぶことが出来ました。インドネシア料理の方は、曜日ごとに異なる内容だったため、4日間違う料理を楽しむことが出来て楽しかったですね。どれもこれも、オーナーさんやスタッフの方の愛を感じるホームメイドのお料理で、全てがとても美味しかったです。アメリカンの方は、卵料理、ベーコン、グリルドトマト、マッシュルームにトーストといったベーシックなものでしたが、こちらも毎日何かしらが微妙に違っていたように見えました。
上記に加え、新鮮なカットフルーツ、フレッシュジュース、甘い系のもの(パンケーキやペイストリー等)、コーヒー/紅茶がついてきて、ダイニングテーブルの上は、毎朝とても魅力的に彩られていました。
こちらのヴィラに限らずですが、バリ島では、サービスプロバイダーとのやり取りは WhatsApp を通して行われるのが主流なようです。よって、前日のうちに希望の料理と時間帯を WhatsApp でお知らせしていました。※WhatsApp は世界で最も使われてるメッセージアプリです
朝は予約した時間の10分ほど前にスタッフさんがやってきて、テーブルをセットし始めます。食後は食べ終わった頃を見計らって片付けに来て下さいましたし、本当に「至れり尽くせり」といった感じのサービスで、こちらが申し訳なくなるくらいお世話をして下さいました。
ヴィラでの朝食はなかなか良いものだなと思いました。実際、朝食のためだけに外出の準備をするのは手間ですし、小さい子供は気まぐれなので、せっかく連れて行ってもその場で食べてくれない場合もあります。その点ヴィラでの朝食なら、わざわざ出かける支度をしなくて済みますし、何なら着替える必要もありません。また、先に食べ終わった子供たちを庭で遊ばせておくことができますから、大人たちは急かされずに済みます。せっかくの旅行ですし、外で色々なものを食べたい気持ちもありますが、こちらのヴィラでは毎日違うメニューだったこともあり、楽しく朝食をいただくことができました!
移動手段(ヴィラ⇔ウブド中心部)
ヴィラでの生活はとても便利で心地良いものでしたが、1日に1回はちゃんと外出もしていました。そうなると、必要なのはウブド中心部までの「足」です!
前回の記事でも書きましたが、ヴィラからウブド中心部までは車で15分~20分ほどの距離がありました。歩いて行くにはさすがに暑くて遠いので、移動は Gojek という配車アプリをダウンロードして使っていました。料金に関しては利用する車種や時間帯によっても違うらしいのですが、参考までに、普通車で現金払いにした際、約7kmの距離で Rp50,000弱でした(480円くらい)。尚、バイクの二人乗りが嫌でなければ、バイク利用の方が断然安く移動できます。
もちろん、ヴィラの方に頼めば送迎手配はしてくれますが、当然 Gojek や Grab より割高になってしまうので、ウブド内の単発的な移動には利用しませんでした。
洗濯事情
バリ島旅行において、滞在中の洗濯はどうしたら良いのか?
まず、一般的な規模のホテルやヴィラには有料のランドリーサービスがあるかと思いますので、そちらを利用するのが一つの手です。ローカルのランドリー専門店に持って行くより価格設定は高めでしょうが、宿泊施設内で完結するその手軽さを考慮すれば、利用価値は高いと思います。
そうでなければ、ローカルのランドリー専門店に持って行くという方法もあります。日本で言うところの『クリーニング屋さん』でして、町のあちらこちらにありますので、見つけるのはそう難しくないと思います。
外国人に人気のエリアでは、最近コインランドリーも出現してきたようですが、まだまだ少ないらしいです(チャングーで1か所見かけました)。宿泊場所の近くにあれば別ですが、そうでなければ、わざわざ探し出して赴くのは大変かと思います。
さて、私たちのケースですが、ヴィラの周りにお店等はほとんど無かったので、ヴィラのランドリーサービスを利用しました。もちろん有料でしたが、料金はさほど高くなく、確か1キロにつき Rp22,000 程度(210円ほど)だったような気がします(すみません、記憶は確かではありません)。ただ、私たちのヴィラはアットホームで小規模な経営だったので、大規模なホテルだともっと高くなるかもしれません。
出した洗濯物は、とても綺麗にパッキングされた状態で戻ってきました。柔軟剤の香りが強くて最初は少し驚きましたが、そこにもまた南国らしさを感じましたね。
娘夫婦も言っていましたが、洗濯物をスタッフに渡すだけだったので、手間が無く本当に便利でした!
その他のサービス
フロントデスク
ホテルのような立派なフロントデスクはありませんでしたが、ヴィラの外に小さな建物があり、夜遅くまでスタッフさんが常駐して下さっていました。ですので、何か聞きたい事やお願いしたい事があった際は直接伝えに行けましたし、WhatsAppでオーナーさんに連絡を入れることも可能でした(対応も早かったです!)。
また、オーナーさんが敷地内にいらっしゃることも多かったですね。非常にフレンドリーな方で、一緒にお話したり、池の鯉に餌をあげさせてもらったり(子供たち大喜び!)、さらにはチェックアウト後の別ヴィラを見学させてもらったりもしました。恐らく個人経営なのだと思うのですが、全体的に非常にアットホームで温かいサービスを提供して下さる方々でしたね。
ルームサービス
レストランなどの共有施設はありませんでしたが、ルームサービスは可能でした。内容も結構充実していて、娘夫婦は時々ルームサービスを利用していたみたいです。ヴィラから出なくとも快適に過ごせる環境がしっかりと整っていました。
アクティビティ/スパ
メニューブックにはアクティビティ(ツアー等)やスパのメニューもしっかり用意してありました。私は利用しませんでしたが、娘夫婦はマッサージをオーダーしていましたね。ローカルのスパを直接利用するより多少高くつくとは思いますが、それさえ許容すれば、ヴィラ内で全て完結できる仕様になっていました。出張マッサージなら、子供たちがお昼寝をしている間に施術を受けることもできますしね!
まとめ
今回初めて一軒家タイプのヴィラに宿泊したわけですが、『便利でとても過ごしやすかった』というのが全体的な感想です。特に、今回は娘夫婦とその子供たち(3才と6才)が一緒でしたので、本文でも触れましたが、ヴィラ滞在には多くの点でメリットを感じました。羅列すると、下記のような感じです。
・他の客がいないので、まわりに気を遣わなくて済む
・部屋数が多いため、身内同士でもプライバシーが守られる
・リビングやダイニングが広いので、個々に分かれて好きなことができる
・子供たち専用のベッドルームを用意することができる
⇒夫婦のプライバシーが守れる、子供が寝た後に動きやすい、
ベビーシッターがし易い
・好きな時にプールに飛び込める
⇒ベビーシッターがし易い
・子供がお昼寝の最中、大人が楽しめることが多い(プール・食事・マッサージ等)
・キッチンがあるため、子供の食事時間や好き嫌いに振り回され難い
・キッチンやルームサービスのおかげで、食事のためだけに外出せずに済む
・小規模のヴィラなので、アットホームでスタッフさんはいつも同じ!
また、しつこいようですが、プライベートプールは本当に良かったです。このプールのおかげで、子供たちの世話が格段に楽になりましたし、ヴィラ内での時間も充実させることができました。
以上、長くなりましたが、私たちのヴィラ生活の様子をお届けしました!